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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2013.06.21【Vol.121】

アジサイを撮影してみる

アジサイ1

アジサイ2

アジサイ太陽光

アジサイ色温度4400ケルビン

公園や遊歩道、道路わきなど低木で咲いているアジサイ。5月から7月までが見ごろということでいろいろな場所で鑑賞する事ができます。梅雨時期の花として雨と一緒に撮影されることも多いアジサイです。主にガクアジサイとアジサイ(ホンアジサイとも言うようです)を多く目にします。緑色のフチがギザギザの葉っぱと薄い青や紫、ピンク色が特徴的です。

撮影時に注意したいのがピント位置で、小さな花や花びらが密集して一つの形を作っている花ですので、マクロなどで極端に寄ってしまうと、前後が大きくボケてしまいアジサイ全体として捉えることができません。ひとかたまりで見れば比較的大きな花ですので、その際はマクロレンズで寄らずにやや広角気味で花に寄って大きく見せるのも一つの手段です。また望遠レンズを使いその最短撮影距離(およそ1.3m~1.5m程度)で一つのアジサイをポイントに撮影するのもいいでしょう。

また、アジサイの色ですが、WB太陽光で撮影すると、多くの天候下で黄色がかってしまうようです。淡いピンクや薄紫のアジサイの場合はオートWB、ご自身で色温度を調整して見る場合4500K程度を境に上下してみると、薄曇でしっとりした雰囲気になります。青色が濃いアジサイは太陽光でも比較的きれいに色が再現されることが多いようです。(モニターの環境などによって見え方は異なりますので、プリントしての比較なども試してみるといいでしょう)

もちろんボケを生かした撮影も面白いでしょう。ガクアジサイのように花の真ん中にしべのような部分が密集し周囲に小さな花が咲いています。周辺の花にピントを合わせれば密集した中央のしべの部分がボヤけて一体となり小さな花の部分が引き立ちます。また、緑の葉っぱを入れることで淡い色との色彩の差を見せることも可能です。花よりは葉っぱのほうが全体的に盛り上がって中に埋もれてしまうアジサイもありますが、ライティングによってはスポットライトのようにアジサイだけが照らされていることもよく目にします。たくさん咲いている中でも細かく観察していけばバリエーションをつけた撮影ができるのがアジサイの特徴でもあります。あと少しの時期ですが、道端で手軽に撮影できるアジサイの撮影にチャレンジして見てはいかがでしょう。

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