【晩秋の輝き】白飛びしがちな湖面の輝きの微妙な色具合がしっかりと表現できています。肉眼では識別できないものでもきれいに写すことができます。
■カメラ:ペンタックス645NU レンズ:300mm 絞り:f8 シャッタースピード:1/20 フィルム:フォルティア 三脚使用 撮影地:十和田湖
 
・さざ波の輝きと影がしっかりと出ている。
・湖面のグラデーションがきれいに表現されている。


リバーサルフィルムは、
階調の豊かさが最大の魅力。


 今も、豊かな階調が再現できるリバーサルフィルムは手放せません。特に霧や川の水の白さなどでも“白飛び”せずに微妙な色合いまでしっかりと写ります。滝の水の白さも、一筋一筋色が異なっています。肉眼では判別できないところや、長時間露光をした綺麗なグラデーションも表現されます。これなどはリバーサルフィルムが持っている大きな特長の一つです。



銀塩写真は写真の原点。
リバーサルフィルムを経験することで
写真が上達。


 「写真を撮る」「撮った写真を見る」「プリントして飾る」「記録を残す」ことなどが写真を楽しむ基本であり、それらが『写真の原点』だと考えます。ですから、銀塩写真を経験されていない方も、一度リバーサルフィルムで撮ってみることをおすすめします。写真では「光」と「影」がとても大事なことだと気付くはずです。それには大きくプリントすることが必要です。最近はご自分でプリントされる方もいますが、テレビ画面やパソコンのモニターの色に慣れてしまい、本来のナチュラルな色とは異なっている場合があります。プリントはお店などのプロに任せて、銀塩プリントすることが大事。ナチュラルな色を再現できるのがリバーサルフィルムであることがわかるはずです。写真本来の姿を経験することで、ご自身のフォトライフがきっと変わります。
 写真は経験することで上達するもの。このことは、私が顧問を勤めているNPO法人フォトカルチャー倶楽部でもお伝えしようと思っています。ぜひ、皆さんにはリバーサルフィルムを使って、銀塩写真ならではの表現を楽しんでいただきたいと思います。


 
【炸裂】発火した花火の色の違いがきれいに表現できています。グラデーションの階調も豊で、僅かな色の差もきれいに再現されています。
■カメラ:ペンタックスLX レンズ:80−200mm F2.8 絞り:f11 シャッタースピード:オート フィルム:RVP50 三脚使用 撮影地:神宮外苑花火大会
 
・細かな色の違いがはっきりと出ている。
・光のグラデーションがきれいに出ている。
・線香花火のような発火の様子が表現されている。




 
【心地よいフィールド】画面内で色を統一することで手前から奥までをダイナミックに表現。その中で光と影の僅かな差をしっかりととらえて立体感が出ています。
■カメラ:フジTX-1 レンズ:スーパーEBCフジノン45mm F4 絞り:f22 シャッタースピード:オート フィルム:RVP50 三脚使用 撮影地:袋井市可睡ゆりの園
 
 
・同じ黄色や緑色の中でも微妙な色の違いが出ている。
・黄色と緑色のコントラストで立体感が出ている。

 



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