カメラのキタムラ
Vol.47 2004 WINTER
 
【テージョ川の見える街角】夕刻で、坂の下にはテージョ川が明るく見えて、手前の街並みは影の中です。この場合、普通に撮影すると、手前の街並みが明るくなるので、マイナス2の補正をしました。
■カメラ:コンタックスTvs DIGITAL プログラムオート マイナス2補正

【黄色い市電】ここは懐かしい場所です。25 年前に初めてリスボンに来た時も、ここを撮影しました。ただしカメラはデジカメでなくライカでしたが、、、。
■カメラ:コンタックスTvs DIGITAL プログラムオート

【顔見知りのムク犬】1 年に1度は行くリスボンなので、当然犬の知り合いが出来ます。こいつはよく通っている坂の途中のレストランの常連の犬です。
■カメラ:コンタックスTvs DIGITAL プログラムオート

田中長徳 実習講座
デジタルカメラで
東京の夜を歩く

朝日カルチャーセンター
2004年1月19日(月)〜3月19日(金)
夜間全6回
●お問い合わせ
朝日カルチャーセンター新宿教室:
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル4階
03‐3344‐1941
http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/
 私の最近の仕事では、日常生活の記録とか雑誌の仕事などはデジカメを使い、長い間継続している、自分のライフワークである欧州のモノクロ都会風景などは、ライカやハッセルなどのクラシックなフィルムカメラでという風に、自分なりの棲み分けをしているのです。ここに掲載したリスボンでは、デジカメはカラーですが、モノクロはライカでフィルムで撮影という具合に使いわけてます。
 本誌をお読みのヴェテランさんで、富士山やら、どこやらの風景写真を長いこと撮影されている方は、そのままフィルムカメラを使っていて良いのです。
 ただ作品作り用のフィルムカメラで、日常のスナップとかメモ程度の写真を撮影して、すぐに現像に出したいのに、まだフィルムが余っているからもったいないというので、そのままになってしまい、結局タイムリーに写真を見ることが出来なかったということありませんか?
 デジカメの場合、その長所はフィルムではなく画像を記録するのにメモリを使うことです。
 長年フィルムカメラで撮影している方なら、フィルムが入っていないと思ってカメラの蓋を開けたら、フィルムが入っていて、それで大事な記念写真がダメになったという経験は誰にもあるでしょう。
 デジカメの良さは、何時でも何処でも簡単に撮れて、しかもその場で写真を見ることができるし、近くのキタムラでもどこででも、店頭のデジカメの自動プリンターでご自分で操作して(これは指示通りにボタンを押すだけで想像するよりずっと簡単)綺麗なカラープリントを得ることも出来ます。
 さらに本格的なプリントや大きなサイズのプリントは、店頭の機械ではなく、キタムラが推奨している銀塩プリントと同じクオリテイの『デジカメプリント』もあるんで、サービスがきめ細かいですね。
 昔はパソコンとプリンターがないと入門できないのが、デジカメ写真術と思われていたのですが、その常識は最近、完全に変わりました。

 ここでちょっとおさらいをしておけば、皆さんのような写真の好きな方が使っている、フィルムカメラはそのまま、作品撮影用に従来通り使っていただき、メモカメラ、スナップカメラ、常時携帯できるカメラとしてデジカメを1台手に入れようということです。
 カメラ付きのケータイもありますけど、現時点では画質に五月蠅い皆さん向きではないし、やはり腕に覚えあるのカメラ人類さんには、デジカメが一番向いています。とは言っても、何もズームレンズ付きの高級デジタル一眼を勧めるわけではありません。
 キタムラの店頭のお奨め商品で、300万画素クラスのものなら、私が今お話したような内容の写真をこなすのにはぴったりですね。さらに400万画素のものなら、さらに理想的だし、500万画素ならもう最高!

 メーカーさんによってそれぞれの個性があるデジカメですから、ブランド選びはご自身が普段使っているカメラブランドを同一のブランドにするのも楽しいし、使ったことのないブランドを買うのも、新しい世界が開けますね。
 キタムラの店員さんは、気軽に相談に乗ってくれるでしょう。
最近のデジカメはカメラ本体とメモリとバッテリーが同梱されてますから、これはお試し入門セットとして、お奨めです。まず、これだけで十分に「デジカメスターターライフ」を楽しむことが出来ます。
 そこで「デジカメは構えず気楽に気ままに」これが今回のお約束事項。

 フィルムカメラに慣れた方なら、最近のフィルムカメラと同様だけど、ただ異なる点はフィルムの代わりにメモリを入れるのだ、とだけ覚えておきましょう。
 分からないことは同梱の取り扱い説明書を良く読むことですが、取り説の読み方のコツは「これだけはお読みください」というページ、つまり最重要事項だけを読むことです。
 それではグッドラック!
 次回は、デジカメでの撮影の簡単便利なコツをお教えしましょう。

▲UP

当サイトに掲載されている写真・テキスト等を無断で複製・転載することを禁じます。