カメラのキタムラ
Vol.46 2003 AUTUMN
 
時々出かけるオープンキッチンのメニューボードに光が当たって、赤い屋根とのバランスが面白いから撮ってみた。
■カメラ:オリンパスE20 絞り:f2 シャッタースピード:1/60秒 RAWモード 焦点距離:9mm

このファイルには7/6リコと書いてある。まあ日付と主な撮影目的だ。実際に絵を選ぶのはアルバムソフトで開いてからだが、ファイル名には日付と撮影目的が書いてあれば基本的なことはわかる。コレが整理の基本なのだ。
■カメラ:オリンパスC5050 絞り:f1.8 シャッタースピード:1/150秒 RAWモード 焦点距離:7.1mm

ペンキ塗り立ての壁に使い込んだ網。なんか綺麗だよね。写真の原点は綺麗だなと思うココロ。感動するモノを撮ることが感動を生む写真に行き着くのだ。
■カメラ:オリンパスE20 絞り:f2.8 シャッタースピード:1/100秒 RAWモード 焦点距離:22mm
サンダー ひらやま
1956年5月14日、千葉県市川市に生まれる。日本大学文理学部物理学科自主卒業後、日本写真芸術専門学院発展的除籍。コマーシャルカメラマン、ファッションカメラマンなどの助手を経験した後にテレビ屋もかじる。つまり助手経験めちゃくちゃ豊富。そしていつのまにかサンダー平山となる。著書とっても多数。
画質の高いカメラは
扱うデータ量も大きいので、
データの管理は重要
 デジタルカメラも、いよいよ本格的なカメラとしてちゃんと使えるものに進化をはじめた。レンズ交換式のカメラはゴミが付きやすいという欠点があるが、いよいよゴミを落とすクリーニング機構内蔵のカメラが発売される。その効果は発売されて使ってみないとわからないが、100パーセントゴミが付きやすいカメラよりもはるかに実用的であることは確実だ。
 つまり結局、ゴミが完全に付かないレンズ交換式デジタルカメラはまだ不可能ということなのだ。しかし、ゴミが付きやすいということはしょうがない事実として認めても、ゴミを掃除できれば普通のレンズ交換式デジタルカメラも十分使えるといっていい。もちろんレンズ固定式のデジタルカメラならゴミは付かないから問題はないが、レンズ交換式の方が画質が高いから、ゴミの付く危険はあっても使いたくなってしまうのだ。
 ただ画質の高いカメラは扱うデータ量も増えていくからデータの管理は重要な問題なのだ。

デジタルで写真をやるには
パソコンも最高の性能が必要 う
 最近のパソコンは内蔵ハードディスクが100ギガなどと宣伝しているが、質の高いデジタルカメラでは、写真一枚あたり80メガというデータ量になるから、100ギガのハードディスクといってもうっかりすると、すぐにいっぱいになってしまうのだ。ともかくデジタルで写真をやるにはパソコンも最高の性能が必要なのだ。
 ともかくデジタルカメラを本気で使いはじめると、どんどんデータはたまっていくから、データの管理は重要。データを記録するにはCD-Rに焼く方法、DVDにするなど色々な方法があるが、処理が完璧にできたデータを保存するためにはいいが、作業中のデータを管理するにはちょっと不便だ。デジタル写真のデータは処理技術が向上してくると、やり直すことで過去のデータも再び生きてくることもあるから、失敗したと思って撮ったデータをカンタンに捨ててしまうのはもったいない。できるだけ簡単に使いたいデータを呼び出せるシステムを構築することが肝心なのだ。
 で、簡単に大量のデータを管理する方法は外付けのハードディスクを使う方法である。外付けのハードディスクには80ギガや120ギガのタイプなどがあり、撮影データを放り込んでおくにはもってこいのパソコンシステムである。

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