特集

おおやま けんいちろう
1939年熊本県生まれ。1972年G・T・Sun等を経てフリーランスに。1977年より《大山謙一郎凝視展》のタイトルで写真展を続け、2001年現在で25回を数える。写真集に『光の中の少女』『MA FILLE』『潮風と少女』『少女から小悪魔へ』『ジュメール』『炎えた女』『戯れごと』。「日本カメラ」「アサヒカメラ」コンテスト審査委員、「フォトコンテスト」審査委員、全日本写真連盟関東本部委員、日本写真家協会会員。
 
 
 
写真のテーマというのは様々です。写真家の先生方の数だけ、写真のテーマがあるといっても過言ではないでしょう。自然風景も、そうした多くのテーマの一つに過ぎません。今回、お話をうかがった大山謙一郎先生は、失われていく東京の過去や、変わりゆくベトナムの現在、そして若い頃にお住まいになっていたパリの街並みや人物を中心に、カメラのレンズを向け続け、様々な地域の街の風景を、異なるテーマで撮り続けていらっしゃいます。自然と同じように、街にも風景があり、そこで生活する人々も、街の風景の一部です。そうした大山先生に、冬のパリを中心に、その多岐に渡る旺盛な活動について、お話をうかがいました。いつもの「フォトライフ四季」の特集とは一味違った大山先生の世界が、新たな写真への意欲となって、読者の皆様のフォトライフを、より豊かなものとしていただければ幸いです。
※表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて大山先生の作品です。
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