ここに気をつければずっとよくなる!
増田勝正先生の
ペット動物写真ワンポイントアドバイス

今回で第4回を迎えたカメラのキタムラの
「ペット・動物ふれあい写真コンテスト」。
年々応募されてくる作品の質が向上し、審査員の増田勝正先生はもちろん、
キタムラの社員一同、嬉しさもひとしおです。
どの作品も動物への愛情が溢れていて、
一つでも多くの作品を入選させたいのですが、
コンテストですので心を鬼にして落選させた作品も少なくありません。
そこで、惜しくも入選を逸した作品の中から数点を選び出し、
増田先生に少しだけアドバイスをいただきました。
先生のアドバイスを参考に、次回はぜひ入賞を狙ってください。

渡辺篤二様(埼玉県)
「みんな なかよし」

カメラが斜めすぎるために画面に落ちつきがありません。手前の二人が強調され過ぎているのも気になります。やはり正面から狙った方がよかったように思います。

丸吉和義様(熊本県)
「お昼寝」

よく見ないと猫の表情や仕草、格好がわからなくなっています。せっかく飼い主しか撮れない写真だけに工夫がほしかった。

増田奈穂様(神奈川県)
「『ひょいっ』とひと跳び」

アングルを下げてワンちゃんを真横から狙い、空中で跳んでいるところを撮った方が、かわいさがより強調できたと思います。

山田陽子様(東京都)
「無題」

猫の耳がカットされているために、表情が今一つ伝わってきません。動物の耳と尻尾は表情を表す重要な要素ですので、アングルには十分に注意してください。

仲栄真 宏様(沖縄県)
「4つ子ちゃん」

お子さんの顔がないという点が致命的です。お子さんと子猫のかかわりが消えてしまうと、テーマも消えてしまいます。

上谷隆子様(大阪府)
「花の首飾り」

題名から考えても、階段ではなく、猫がもっとリラックスする場所を選んだ方がよかったように思います。自分が撮りたいテーマを明確にしましょう。

宮戸宏子様(東京都)
「かわいいな!」

犬の方が大きすぎて、ハムスターとのバランスが取れていません。このような場合はアングルを下げ、小さな動物の方を狙うように撮った方がいいでしょう。

折原三郎様(福島県)
「つかれちゃった。」

作品の中で主題となる被写体が小さすぎます。もう少し寄って撮らないとベンチばかりが目立ってしまいます。
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