撮影教室




表面の反射を抑えてスッキリした写真

今、フィルターの中でもっとも注目されているのが、PL(偏光)フィルターです。使用中に反射が消え、効果が見えることを実感させられますから、当然といえるでしょう。特に夏のギラギラとした太陽の下の海や、また夏に限らず山の景色、春の桜、夏の緑、紅葉などなどで、手放せないフィルターといえます。

まずこのPLフィルターは、写真にとっていやな反射を除去してくれる効果があります。ガラス面、水面の反射はよく判るでしょう。反射していると中が見えにくくなりますが、PLフィルターを使用するとその反射が消え、内部が見えるようになります。雲、木の葉や花も太陽に照らされた状態では反射していますが、この反射を除去することで、スッキリした写真が得られるのです。

花の表面が反射してフラットです花の反射を抑えきれいです
PLフィルター未使用PLフィルター使用

ところが、PLを使用しても、その効果が意外と「得られない」とか「難しい」との話をよく効きます。これは撮影時に効果が得られる条件に適合していないためです。偏光フィルターはガラス2枚が重ねられ、使用する時は前側のレンズを左右どちらかに回転させて、効果の出る所を探します。一眼レフカメラでは、回転していくと、見た目でも反射が少なくなることが判ります。もっとも暗くなった部分が最大限に効果が発揮されています。

しかし、回転させても効果が得られない時は、逆光(レンズが太陽に向かっている)や半逆光のためです。カメラマンが太陽を背にした状態の順光で、ファインダーを覗くと効果がよく判ります。この場合も角度を変えて反射が少なくなる部分を探すとより効果が得られます。また、角度は反射光の平面に対して30〜40度が特に有効で、正面からではほとんど効果ありません。また、フィルターの前のレンズ部分を回す時、インナーフォーカスでは問題ありませんが、カメラ本体のレンズを回転させてしまうことがありますので、注意が必要です。

PLフィルターには2種類あります。普通の偏光フィルターと円偏光(サーキュラー)フィルターです。普通の偏光はマニュアルカメラ用、円偏光はオートフォーカスカメラ用です。もっとも、円偏光はマニュアルカメラでも使えます。

(写真提供:ケンコー)


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