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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2017.03.10【Vol.1433】

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5 編(ヘリコイドグリス交換)

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

クロームメッキの輝きが綺麗ですね。コラムネタとしてお借りしてきました。
固定環を外すとヘリコイド部と鏡筒部に分かれます。
無限制限ネジと近距離制限ネジを外します。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

広角・望遠仕様レンズのヘリコイドは焦点用、距離計用とお互いの繰り出し量の違いから別仕様になっています。
合致用直進キーを外しますが、ヘリコイドを外すことは致しません。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

先に無限制限・近距離制限ネジを外してありますから、内ヘリコイドを時計回りにすると終端位置になり記録しておきます。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

外・内ヘリコイドに分離されました。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

距離計用内ヘリコイドは前後に抜けてしまいますから抜ける位置を記録しておけば済みます。隠居人は定盤上で何度か内ヘリコイドを出し入れして外ヘリコイドと内ヘリコイドが面一に合わせ印を付けておきます。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

焦点用ヘリコイドと合致用ヘリコイドが分離されました。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

Lタイプレンズはヘリコイドの線条がむき出しです。おまけにグリスが塗布されていますのでマウント側を下にして置くことは避けるようにします。
若干合致用ヘリコイドに違和感有り。グリスに酸化セロックスを混ぜて線条に薄く塗布します。合致用内ヘリコイドは掴み所無くゴムアダプターを利用し摺動運動(すりあわせ)を致します。

W-NIKOOR f=2.8cm 1:3.5

焦点用・合致用ヘリコイドで構成されていますのでグリス選びは重要です。
合致ヘリコイドに粘度の高いグリスを選択すると焦点用の回転も重くなります。
両者を如何に整合させるかと組み合わせを考えながら完成の運びとなりました。

隠居人 田口由明


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