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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2016.11.18【Vol.1399】

十割蕎麦打ちボランティア

十割蕎麦打ち

お付き合いの輪が広がり高齢者施設オアゾ市川で趣味の十割蕎麦打ちを生かせて貰えないだろうかの依頼を受け、蕎麦打ち仲間とお披露目することになりました。
事前に施設側と段取りの打ち合わせをいたし、全面協力をしていただくことになりました。
入居者がどのような反応を見せるかは未知数でもあり、召し上がる方もそれほどでは?の話がとんでもない結幕を迎ようとは思いもしませんでした。

十割蕎麦打ち

蕎麦粉は秋田県八峰町産を5kgと道具一式を持ち込みます。

十割蕎麦打ち

薬味の和葱を空中切りする隠居人です。施設の方が俎板は使わないのですか?訊かれます。
俎板を使うと葱が潰れ雑味に繋がるので名店ではこの方法を採りますと説明いたします。
包丁は和包丁京都有次。蕎麦仲間の研ぎ師に研いで戴いた薄刃です。
山葵の代わりは旧津久井町根小屋でお世話になっています根小屋ファーム産辛み大根。

十割蕎麦打ち

入居者が見守る中、十割蕎麦打ちが始まりました。水回し、捏ね、伸し、ですとその都度説明をしながら進めます。
お~っ!打ち合わせの時に拝見した日々の退屈な時と違い目が真剣で輝いています。
蕎麦切りに入りますと「大盛り」の声が掛かりますしお代わりの声も上がりまして職員から止められておりました。蕎麦は日本人の食文化なのですね。新潟県長岡・秋田県出身者もおりましたので母親の蕎麦打ちを思い出したのでしょう。

それは若き頃の記憶の引き出しを開けたのでした。厨房から蕎麦が足らないとの連絡が入り、慌てて1kg追加し都合3kgになりました。職員の分がありませんから檜原村で戴きました柚で別途柚切りといたします。食べ終わり涙を流しながら感謝する姿は実母と重なります。母も手打ち蕎麦持参で帰ると喜んでくれました。
隠居人も熱いものがこみ上げて来た次第です。
施設からの帰り際「次は何時ですか?」の投げかけに趣味で始めた蕎麦打ちが報われた一瞬でした。

十割蕎麦打ち

感謝感激で蕎麦打ち後は、依頼者の縁者が経営する江東区江東橋の焼き肉店「にしき」で打ち上げをいたします。
カクテキ・オイキムチ・山芋・白菜のキムチは味わったことの無い美味しさでした。
レシピを教わりたいが企業秘密のようです。

十割蕎麦打ち

十割蕎麦打ち

お店で供するのはA5ランクの和牛。どの部位も味わったことの無い美味しさでした。

十割蕎麦打ち

締めのチゲスープとご飯。スープカレーの要領で戴きます。
ビックリポンの美味しさです。蕎麦打ち仲間の一人が夕食はご飯を戴かないようで2人分味わってしまいました。ベースのスープの取り方が違うのですね。これも企業秘密だそうです。
味わいながらの会話は、成功裏に終わりました十割蕎麦打ちに終始しました。

隠居人 田口由明


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