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七五三を撮るVol.291 2016年10月14日更新

来月は七五三です。もううちの子供たちは七五三が終わっているので、混雑した神社の境内で着物の着崩れを気にしながら連れて歩くことはなくなりましたが、今でもお友達や親戚の子供たちの撮影を頼まれて七五三の写真を撮ることはよくあります。七五三でもなければ子供に着物を着せる機会などありませんし、将来子供たちが大人になっても残る記念の写真ですからいろいろなパターンでたくさん撮っておきましょう。同じような写真を何枚も撮るよりいろいろなバリエーションがあったほうが後でアルバムを組むときにも見栄えがします。

ヘアスタイルや髪飾りは高めのアングルから

七五三の着付けには小物がいろいろ使われています。私の子供たちの時は着物もそうですが髪飾りや帯も、私や妹たちが着た着物と帯を使い、小物も母が全部取っておいてくれたのでそれを使いました。こうした細かいものも思い出の一つです。小物のアップなども撮っておくとよい記念になります。髪飾りはヘアメイクのデザインにもよりますが、前からだけでなく後ろから撮るのもいいと思います(作例1)。ヘアメイクの写真を撮るときのコツはやや高めから斜めに見下ろすように撮るとヘアスタイルがきれいに見えます。ヘアカタログなどもたいていはちょっと上から撮っている写真がほとんどです。アイレベルから撮るよりも髪のデザインがわかりやすいからだと思いますが髪飾りを主役にしながらヘアスタイルをきれいに撮るにはこのアングルがおすすめです。

作例1 後ろから髪飾りのアップ

作例1 後ろから髪飾りのアップ

前から髪飾りを撮るときは顔を全部入れないように

人の顔というのはものよりも印象が強いのでどうしても写真の中に顔が写っているとそちらに視線が集中しがちです。髪飾りを主役にする場合は顔全体が写らないようにするといいでしょう。顔は一部をフレーミングからカットしてさらに目が移る場合はカメラ目線にならないようにしたほうが髪飾りの方に視線が集中します。作例2では子供に下を見るようにしてもらい、髪飾りを撮ってみました。髪飾りの主役感を出すために絞りは開放にして髪飾りにピントを合わせ、ほかの部分はボケるようにして撮りました。

作例2 前から撮るときは顔を全部入れないように

作例2 前から撮るときは顔を全部入れないように

手作りのものはぜひアップで一枚

七五三と言えば千歳あめは定番の脇役です。この時はおばあちゃんが手作りで千歳あめの袋を作ってくれていたのでこの袋もアップで撮っておきました。こういった小物も撮っておくことはあってもしまってあったのをとりだして眺める機会などなかなかありません。写真に撮っておけばアルバムを開くたびに眺めることができるので、こういった手作りのものなどはぜひ撮っておきましょう。(作例3)

作例3 手作りのものはぜひアップで

作例3 手作りのものはぜひアップで

料理の後ボケに子供を入れる

七五三のお参りの後に家族でお食事に行く人が結構多いようです。作例4はこのお食事の時のスナップです。秋らしいお料理が出たので料理の写真も撮ったのですが、料理だけの写真のほかに背景に子供を入れて撮ってみたのが作例4です。もちろん料理だけで撮るのもありですが、背景に子供を入れることで、写真全体を七五三のイメージにすることができます。ピントは料理に合わせて子供の姿はぼけるようにするとちょっとおしゃれなスナップにすることができます。

作例4 料理の後ボケに子供を入れる

作例4 料理の後ボケに子供を入れる


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