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運動会を撮るVol.287 2016年09月16日更新

来月はいろいろなところで運動会があることと思います。私の地元では幼稚園と中学校は5月に運動会をやるところが多いようですが、小学校はみんな10月に行っています。運動会は学校行事としては大きなイベントです。特に小学校では親が見に来る代表的なイベントではないかと思います。運動会前になると子供たちは練習を何回も重ねているため、子供たち自身の思い入れもあり、そうなると家族も「見に行きたい」さらに「写真も撮っておきたい」という気持ちになるのではないかと思います。実際に学校行事で写真が撮れる機会は運動会と発表会ぐらいですから、ぜひ撮っておきましょう。

撮影するときはマナーも大事

運動会では必ずしも撮りたいと思う場所から撮れるとは限りません。私の子供が通っていた小学校は校庭が狭いという事情があり、見に来た家族の場所取りが問題になるほどでした。家族が動けるのは校庭周辺部、しかも半面ほどで本部の隣に立見席があり、プログラムごとに入れ替え制にして写真を撮る人はそこから撮ればけっこう近くから撮れる、という状況でした。狭いスペースしかない場合はマナーも大事です。おいしい場所をキープしたい気持ちはわかりますが、ポジションを独り占めせず、子供の写真を撮り終わったら次の人に譲ってあげましょう。

ポジションなりにチャンスを探そう

思うような場所がとれなくてもそれなりに工夫してチャンスを探してみましょう。作例1はリレー種目で、バトンを待っているところです。ほとんどコースの反対側にいるのでバトンを受け取ったらすぐ向こうに向かって走って行ってしまうポジションです。それでも真剣な表情でバトンを待つ様子や、前のランナーに向かって手を振ったりする瞬間があれば、それがシャッターチャンスになります。また、こちらに向かってくるような場所が取れれば一番いいのですが、「ここからじゃ後ろかしか撮れない」という場所でもあきらめないで工夫してみましょう。作例2は走る子供たちを後ろから撮った写真ですが、一生懸命走る様子がわかるイメージであればこれも思い出のある写真になります。後ろから撮るときはなるべく低いアングルから撮ると臨場感が出ます。また、背景も重要です。作例2はオレンジチームの子供たちです。背景にオレンジの旗を持った応援団や担任の先生、入場門などが後ボケになって入っています。後ろ姿で写真を撮るときはこうした脇役が重要なので、背景を大事にしながらフレーミングを決めましょう。

作例1 バトンを待っているところ

作例1 バトンを待っているところ

作例2 後ろ姿も捨てたものではない

作例2 後ろ姿も捨てたものではない

後ろを走っている子を後ボケに入れる

作例3もリレーです。リレーに限らず徒競走などでもそうですが、主役の子供一人だけをアップで撮るのもいいですが、後ろを走っている子を後ボケにして入れるとかっこよく撮れます。作例4は後ろを走っているほかのチームの子が後ボケになって入っています。こうして撮ると、まるでトップを走るランナーのように撮ることができます。この作例の場合実際にはトップを走っているわけではなかったのですが、なんか速そうな感じに撮ることができました。もちろん前を走るランナーを入れて「追いつこうと頑張っている」イメージの写真にするのもいいと思います。主役の子供だけでなく一緒に走るライバルの姿をフレーミングに入れることで、競い合っているリアルなイメージを作ることができます。

作例3 一人だとイメージがさびしい

作例3 一人だとイメージがさびしい

作例4 後ろを走っている子を入れて撮る

作例4 後ろを走っている子を入れて撮る


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