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ストロボの発光モードを把握しておこうVol.257 2016年02月19日更新

私はストロボは外付けのものを使っているのですが、先日内臓ストロボを使う機会がありました。その時ストロボモードの設定を間違えて赤目禁止モードにしてしまい、シャッターボタンを押してもすぐにはシャッターが切れず間をおいてシャッターが切れたのを「あれ?なんだ?」と思ったことがありました。自分ではそんな設定にしたつもりではなかったのでとっさには設定が赤目になっていることに気づかず、「なにこれ?」と思った覚えがあります。普段使っていたカメラとストロボの設定の仕方が違っていたため、自分が間違えていることに気が付くのにちょっと時間がかかりました。お恥ずかしい。でもこれ知らない人だったら困ることあるだろうな、と思い今回はストロボモードのお話をすることにしました。

ストロボの発光モードとは

ストロボの発光モードには何種類かあり、だいたいどの機種にも採用されているスタンダードなものはオート、強制発光、ストロボの発光禁止、赤目軽減モードなどです。オートはその名から察しが付くと思いますが、カメラがストロボが必要だと判断したときに自動で発光するモードです。カメラにおまかせの設定で、工場を出荷したときにはだいたいこのモードに設定された状態になっています。強制発光は撮影者がストロボを使いたいときに暗かろうが明るかろうがストロボを発光させる設定です。逆に発光禁止は暗い場所でもストロボを使いたくないときにストロボが発光しないように設定するものです。この辺りまでは使ったことがなくてもだいたい見当がつくと思います。

作例1 ストロボボタン

作例1 ストロボボタン

赤目軽減モードはシャッタータイミングがずれる

赤目軽減モードは私は個人的には使ったことがない設定です。ストロボを使って人物を撮るときなどに目が赤く写ってしまうのが嫌だという場合に使う設定です。これはシャッターを押すとまずはストロボが予備発光をして間をおいてからストロボの本発光とともにシャッターが切れるという設定なのですがシャッターのタイミングがずれるため撮りたい写真が撮れないことが多く、私的には使いにくい設定なのです。デジタルなんだから赤目が嫌なら後で画像処理すればいいやと思い、この設定は使っていません。

作例2 上の表示パネル

作例2 上の表示パネル

シャッターが切れるタイミングがずれたら赤目軽減モードを疑う

私が設定を間違えたのはストロボモードの設定の仕方をちゃんと把握していなかったからです。いつも使っているカメラはストロボのボタン(作例1)を押しながらダイヤルを回して上の液晶パネルの表示(作例2)を見ながら設定を変えるというものです。今回使ったカメラはストロボボタンを押すとストロボモードが背面パネルに表示されるようになっていた(作例3)ため上のパネルを見ていても発光モードは表示されません(作例4)。最初に上の表示パネルを見ながらダイヤルをいじってしまったため「あれ~何にも表示されない、ここじゃないのか」と思いながら、発光モードを変えてしまったことに気が付いていなかったのです。とりあえず試し撮りと思ってシャッターを切ってみたらタイミングが全然ずれていたので「あらら。赤目になっちゃってるか?」と思ったわけです。これはたぶん知らない人だったらあせってしまう状況です。「シャッター押してるのに遅れて切れる」と思ったらストロボの発光モードをチェックしてみてください。

作例3 背面パネル

作例3 背面パネル

作例4 上のパネルに発光モードの表示なし

作例4 上のパネルに発光モードの表示なし


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