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チョコレートを撮るVol.255 2016年02月05日更新

真冬の気候になる2月です。3月に入ると春っぽい感じになるのにたった一か月前の2月は本当に寒いです。私の地元では、ほとんど雪が降らないため雪景色の写真が撮れるわけでもなく、冬になるとただ色が寂しく殺風景な風景になってしまうので2月はいちばん被写体に困る月なのです。ただ、2月にはバレンタインデーがあるので今回はチョコレートの写真を撮ってみましょう。私には今となってはダンナと息子しかあげる相手がいないのですが娘たちは楽しそうにチョコを作ってお友達と交換したりしているようです。今回はチョコレートを撮るときのヒントを紹介します。

光線は半逆光がおすすめ

料理の写真などはトップと言って料理の真上からの光をメインにする場合もあるのですが、最近の料理写真はほとんどが半逆光くらいの光をメインにしています。チョコレートの場合も同じで半逆光くらいの光が一番かっこよく撮れる光だと思います。今回は包装紙の上に長方形のパッケージに入れたチョコをおいて撮ってみます。

図

全体にピントを合わせるなら絞って撮る

作例1はF25まで絞って撮りました。下に敷いた包装紙にもピントが来ています。全体的にシャープに写したい場合は絞り込んで撮ったほうがいいでしょう。ただし、かなり寄って撮ることになるので絞りも普段あまり使わないようなF22とかF32とかの絞りを使うことになります。必然的にシャッター速度も遅くしなければならないのでブレを防ぐために三脚があると便利です。逆にピントを浅くしたいなら絞りを開けて撮るといいでしょう。作例2はF5で撮っています。中央のチョコにピントが合っていて前後がぼけているのがわかると思います。

作例1 F25で撮影

作例1 F25で撮影

作例2 F5で撮影

作例2 F5で撮影


明るく撮るならレフを使う

半逆光で撮るとどうしても手前側が暗くなります。+補正で明るくしてもいいのですがその場合最初から明るかった部分もさらに明るくなります。写真全体を明るくするならそれでいいのですが、手前の暗い部分だけを明るくしたいならレフを使うという方法があります。図のように光源の反対側にレフをセットすればパッケージの手前側も明るくなりますし、包装紙に落ちている影も薄くなります。どちらの方法をとるかは個人の好みになりますが、覚えておくと便利です。この時使ったのは白レフです。こういった小物の撮影程度ならA4くらいの白い紙で代用しても大丈夫です。

作例3 レフを使って撮影

作例3 レフを使って撮影

リボンなどの小物を脇役に

このままでは空間が寂しいと思ったら、リボンなどの小物で空いた空間を埋めるという方法もあります。作例4はリボンとメッセージカードの端を画面に入れて撮った作例です。ほかにも花などはこういう時違和感なく使える脇役素材です。手作りのチョコだったらほかのチョコや、チョコつ作りに使った素材などでもいいでしょう。こういったものの写真を撮るときは脇役を使って華やかさを演出しましょう。

作例4 リボンを入れる

作例4 リボンを入れる


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