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霜撮影の準備Vol.254 2016年01月29日更新

昨年の今くらいの時期に霜の写真の撮り方を紹介しました。今月は各地で大雪が降りました。天気予報を見ては「暖冬だって言ってたけどこの辺でも雪撮れるかな」と思っていたら、温暖な私の地元ではほとんど雪が降りませんでした。今年も冬の写真は霜で行こうかと思い、最低気温が氷点下になる日を狙って子供たちのお弁当を暗いうちから作り「自分でちゃんとおきなさいよ」と言いおいて出かけています。今回は霜を撮るための準備についてです。ちなみに今朝も出かけましたが7:40に帰宅したところ案の定子供たちは爆睡しており、「だって寒いからもうちょっと温まってから起きようと思ったの」と言い訳しながら慌てて出ていきました。

できればロケハンを

霜は氷点下にならなければできないのですが、それに加えて霜が降りやすい場所というのがあります。私が霜を撮る場所はたいてい川の近くです。近所に川岸に作られた親水公園がありそこは割と霜が降りやすく、丘に囲まれていて朝日が差し込むのも遅いのでよく行っています。今まで2回掲載した霜の写真はこの公園で撮りました。それでもはずれ(霜が降りていない)の日もあり、ほかの場所はないかと思っていたところもう一か所小さな流れのある谷を見つけたのでそちらにも行ってみました。昼間下見に行ったところ地面にぬかるんでいる場所があり、枯草や枯葉も落ちていてよさそうな具合でした。流れの近くにトンボ池(どうやらトンボの産卵のために誰かによって作られた小さな池)もありました。霜の写真を撮るときはなるべく行きやすい近所で撮るのがおすすめです。近くならちょっとロケハンすることもできますし、何より早朝行くわけですから無理のない範囲にしておかないと撮影前から疲れてしまいます。ちなみに霜柱は畑や花壇など柔らかくて水分を含んだ土のあるところがおすすめです。天気予報で最低気温が氷点下になっているかどうかをチェックするのも大事です。ちなみに出発するとき家の周りには霜がなかったのに、この川まで行ったらちゃんと霜が降りていました。

便利な接写用品①中間リング

霜はとても小さな被写体なのでもちろんマクロレンズがあればベストですが、マクロレンズを持っていない場合、接写用品を利用するという方法もあります。中間リングという接写用品(写真1)がありますが、これはレンズとボディの間につけるチューブのようなものです。スタンダードなタイプとしては厚みの違う3つの中間リングがセットで売られています。私はマクロレンズを使いますが、マクロレンズよりも、さらに寄りたいときにこの中間リングを使っています。画質の低下が少なく価格も手ごろ(私が買ったときは3個セットで15000円くらいでした)でおすすめのアクセサリーです。

写真1中間リング

写真1中間リング

便利な接写用品②クローズアップレンズ

もう一つレンズの前につけるクローズアップレンズというアクセサリーもあります。これはフィルターのようにレンズ前面にねじ込むレンズなのでとても手軽に使うことができます。もう一つレンズをつけるようなものなので、画質の面から言えば中間リングのほうが有利ですが、手軽に近接撮影をするための入門用としてはいいと思います。クローズアップレンズは種類がたくさんあり、ものによって寄れる度合いも違いますし、径によっても値段が違います(径が大きいものほど高く小さいほど安い)。自分が使うレンズの径を確認し、どれくらい寄りたいのかを考えたうえで購入しましょう。

写真2クローズアップレンズ

写真2クローズアップレンズ


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