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シャンデリアを撮るVol.233 2015年08月28日更新

撮り方,家族,子供,デジタルカメラ,キタムラ

シャンデリアは+補正を

シャンデリアを撮る場合は被写体自体が明るいものですから+補正が必要です。たいていは天井から下がっているので必然的に見上げて撮ることになり、背景が天井になるので天井が黒一色などの場合はまた違ってきますが今回はどの場所も天井が白だったので、それを前提に話を進めます。背景が白、しかも被写体は明かりの点いたシャンデリアという場合は画面全体が明るいもので埋め尽くされていますから、まず間違いなく+補正が必要です。作例1はカフェの天井から下がっていたシャンデリアです。露出補正なしでそのまま撮ったので実際の見たときの印象よりかなり暗く写っています。一方作例2のほうは+1.3補正して撮っています。こちらは見た目の印象通りの明るさに写っています。どの程度補正するかはシャンデリアの明るさや天井の色などによって違いますがとりあえず+1を目安に撮ってみてモニターで確認しながら適せるな補正値を探しましょう。

作例1 露出補正なし

作例1 露出補正なし

作例2 +1.3補正

作例2 +1.3補正


背景になるものを探す

見上げて撮るばかりだとワンパターンで飽きてきそうだったので背景になるものを探して組み合わせてみました。作例3は壁にかかっていた絵を後ボケにして入れてみた作例です。本当はもう少し絵を下にフレーミングしたかったのですが、そうするにはカメラをもうちょっと高い位置から構えなければなりません。まさか他のお客さんがいるカフェで椅子によじ登るわけにもいかず、私の身長では背伸びしてもこの高さが限界でした。この場合後ボケの絵をどの程度ぼかすかが重要です。ここは小さなカフェだったので絵までの距離が比較的近く、ぼかすために絞りを開放にして撮っていますが、広い部屋などで絵が遠い場合はあまりぼかし過ぎにならないようにこれもやはりモニターなどで確認して絞りを調整しましょう。

作例3 背景に絵を入れた

作例3 背景に絵を入れた

外光とのミックスで色の違いを利用する

作例4はよく行く洋館の一室です。この部屋は比較的外光が入るため明るく、撮りやすい部屋です。この部屋の小さなシャンデリアをアップで撮ったのが作例5です。この時は外光の青とシャンデリアの黄色っぽい光で天井にできたきれいなグラデーションを生かすため少し空間に余裕を持たせてフレーミングしました。この時はホワイトバランスをオートにしました。ホワイトバランスをオートにして白熱灯を撮ると、白熱灯の黄色い色を補正するためカメラ側では青がかぶるようにホワイトバランスを調整します。そのため外光は青く写り、白熱灯の黄色は白っぽく写ります。もし、ホワイトバランスを太陽光にセットしていたら青はもっと薄く、シャンデリアはより黄色っぽく写っていたと思います。このように外光とのバランスを考えるのも室内での撮影では大事なことです。

作例4 状況

作例4 状況

作例5 外光との光の色の差を利用

作例5 外光との光の色の差を利用


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