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子供のスナップを撮るVol.232 2015年08月21日更新

今回は子供のスナップです。運動会や七五三などイベントがあったときにはどこの家庭でも子供の写真を撮ることが多いと思います。これは記念写真としての写真で、きれいな着物を着たから、とか頑張った一日の記念にという意味合いが強い写真です。しかし個人的には普段の生活の中で写真を撮ったほうがその子らしい表情が撮れて楽しいのではないか、と思っています。「やっぱり撮っておいてよかった」と思う一枚はだいたいが普段の家でのお食事スナップだったり、いつも行っている海辺での写真の中にあったからです。その子の「らしい」スナップを撮るには普通の一日の中で撮る写真がおすすめです。今回は子供の小さないたずらなどを撮った作例で子供のスナップについてお話しします。

大変だけどちょっと一枚撮っておく

うちの子供たちが小さかった頃の生活は、毎日が「無駄と二度手間」でした。毎日のタイムスケジュールは、予定通りにこなしていてもギリギリなのに子供たちによるトラブル(兄弟げんかやいたずら、モノを壊すなどの小さな事故など)により予定通りの時間内に終わることなどほとんどなかったと思います。そんな中で子供たちの写真を撮るというのはちょっと気合のいる作業でした。スマホでもなんでもいいと思います。とりあえず一枚撮ると後で楽しい思い出になります。

子供のいたずらは片づけ前に撮る

子供たちにとっては普通の遊びであっても大人にとってはいたずらである、ということがよくあります。作例1と作例2は子供が段ボール箱で遊んでいたところを撮りました。この時我が家は引っ越しの準備のため部屋の隅に段ボールが積み上げられており、普段使わない食器などをちまちま詰めるために畳んだ段ボール箱をたくさんストックしていました。その段ボール箱を広げて「おうち」にして遊んでしたのですが、普通だったら「やめなさい」と即座に止めて片付けに取り掛かるところです。この時は「撮っておいて子供たちが大きくなったら、大変だったのよと言ってやろう」と思い、とりあえずコンデジで何枚か撮ってから「終わり~、もう出なさい」と言ってかたずけ始めました。子供のいたずらを発見すると、まずは「撮る」より「かたずける」ことを先に考えてしまうのが普通だと思います。それでも一枚だけでも撮ってから、にしてみると後で楽しいアルバムを作ることができます。

作例1すぐに止めずに撮ってから

作例1すぐに止めずに撮ってから

作例2満足げな表情をアップで

作例2満足げな表情をアップで

カメラをしまい込まない

こういったスナップはじっくり時間をかけて撮る写真とは違います。カメラはすぐ手にとれる場所にしまっておきましょう。とはいっても小さな子供のいる家庭で、子供の手の届くところにカメラを置きっぱなしにしてしまうと破壊されるおそれもありますから保管場所は考えなければなりません。うちでは食器棚の一番上の棚にレンズをつけた一眼レフ、いつも使っているバッグの中にコンデジを入れていました。作例3はテーブルに上っていろいろなものをいじろうとする弟をお姉ちゃんが引き戻しているところです。とっさに撮ったスナップですが一眼レフで撮っているので背景をぼかして明るく撮ることができました。カメラとレンズをはずしてカメラバッグに入れて上の階の部屋などに置いておいたら、まずカメラを撮りに行ってまで撮ろうとは思えないと思います。子育ての日常スナップを撮るにはカメラを出しやすい場所に保管しておくことが大事です。

作例3カメラはすぐ出せるところに

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