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晴れた日にアジサイを撮るVol.221 2015年06月05日更新

梅雨入り目前です。写真を撮っていると季節の移り変わりに敏感になるような気がします。私の場合は6月に入ると、そろそろアジサイが咲くよなあ、とか蛍は飛びはじめたかな、ということが気になってきます。今週はアジサイを撮ってみましょう。アジサイは日本の雨の季節を代表する花なので撮っている人も多いのではないでしょうか。同じ花でも撮る人によって好みはさまざまのようで、私は気が付くと青か白のアジサイの写真ばかりたくさん撮っていますが、ピンクや紫が好きな人はその色の花ばかり撮っているということがあるようです。みなさんは何色のアジサイが好きでしょうか。アジサイには曇りや雨のほうが似合うので、たまたま晴れてしまったりすると正直撮りにくいことになってしまいます。今回は晴れた日にアジサイを撮るためのヒントを紹介します。

直射日光はつらい

アジサイは小さな花が集まって手まりのように球状になっている花です。ですから直射日光が当たっていると影がうるさくなってしまいます。(作例1)
特にアップで撮ると、光が当たっている部分と影の部分のコントラストが強くなってしまい、なかなかきれいに撮れません。ですから、アジサイの写真を撮るなら曇りか雨の日に行くのが一番いいのですが、休日を利用して撮りに行く場合など天気を選ぶとができないときは晴れていてもそれなりに撮る方法を覚えておくと便利です。

作例1直射日光で影がうるさい

作例1直射日光で影がうるさい

日陰に咲いている花を狙う

アジサイはひまわりのように一方方向にだけ向いて咲いている花とは違います。株から四方に向かって花をつけていることが多いので、日が当たっていない花を探して撮るという方法があります。要するに日陰になっている花を狙えば、直射日光の影に悩まされることなく写真を撮ることができます。
作例2はアジサイの株を全体で撮った写真です。右半分には日が当たっていますが左半分は日陰です。このような場合、左半分の日が当たっていないところに咲いている花の中から撮る花を選べばいいのです。
作例3は→で示した日陰の花をアップで撮った写真です。奥のほうの3つの花を後ボケにしました。こうすれば晴れていてもしっとりとしたイメージでアジサイを撮ることができます。

作例2日陰の部分に注目

作例2日陰の部分に注目

作例3日陰の花を狙う

作例3日陰の花を狙う


逆光を使う

もう一つが逆光を使うという方法です。作例4は花の裏側、しかもローアングルから逆光で撮った写真です。日が当たっている花をまともに撮ると作例1のような感じになってしまいます。そこであえて後ろ姿を撮るようにしてみました。後ろからになってしまいますが逆光なら直射日光もなんとか使えます。逆光で撮るときは露出に注意しましょう。作例4では+0.7補正しています。ガクアジサイなどなら後ろから撮っても結構絵になるアングルが見つかると思います。
アジサイは株の外側に向かって咲いていることがほとんどなので、逆光で撮ろうとすると、どうしても後ろ姿になってしまいますが、もし逆光でも正面から撮れるポジションに花が咲いていたらそれを狙ってみてもいいと思います。実際に私もそういう花を見たことがあるので探してみる価値はあります。

作例4花の後ろから逆光で撮る

作例4花の後ろから逆光で撮る


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