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お宮参りのスナップVol.218 2015年05月15日更新

赤ちゃんが生まれて3か月くらいになると大抵のご家庭ではお宮参りに行きます。私はもともと細かいことにはこだわらない性質であったのと、うちはダンナが外国人のため、「神社ではなく教会に行く」というダンナの意見により教会に行きましたが。そのときはまあ、「子供の健康と幸せを願って」というコンセプトにはかわりがなかろう、と思い地元の教会へ出かけたのでした。しかし親戚の甥っ子、姪っ子たちはみんな神社でお宮参りでした。そのたびに「写真撮って」と頼まれて何回もお宮参りを撮りました。今週はお宮参りのスナップです。

主役は赤ちゃんだけど家族の行事

お宮参りというのは、生まれて数か月の赤ちゃんにとって記憶に残るわけでもなく、どちらかというと家族の子供に対する思いで行う行事だと思います。赤ちゃんのための行事ではありますが本人はお宮参りを理解できるわけではありません。そうなると自然と親や親戚が記念にほしいと思う写真をメインに撮ることになります。親も赤ちゃんも揃ってよそ行きのかっこうでお出かけする最初の機会ですから記念になる写真をたくさん撮りましょう。

神事は撮影の許可を

神社に限らず教会やお寺など宗教的な意味を持つ場所では撮影できる場所やタイミングが限られていることがあります。作例1は神事のスナップですが、中には神事は一切撮影禁止という神社もありましたし、中に入って撮るのはだめだけど窓の外から撮るならOKという神社もありました。私が今まで撮った経験からは特に大きな神社では神事は撮れないことが多く、小さ目の神社や人が少なく空いているときは撮影の許可が下りやすいという印象でした。撮影が可能かどうかはその場所によって違うので、撮る前に神社の人に確認しておくのがマナーです。ちなみに作例1を撮影したときは、神主さんから「ここからなら撮っていい」と場所を指定されたので、そこからズームを使って撮影していました。

作例1神事の撮影は許可をもらってから

作例1神事の撮影は許可をもらってから

作例2撮っていい場所を確認する

作例2撮っていい場所を確認する

作例3一人が立つと改まった印象に

作例3一人が立つと改まった印象に

作例4パパにも座ってもらえば大きく写せる

作例4パパにも座ってもらえば大きく写せる

作例4パパにも座ってもらえば大きく写せる

親の気持ちとしては絶対に記念写真は撮りたいところでしょう。作例2はこれまた許可が必要で、この時はここなら撮っていいですよ、と言われたのが神殿の横でした。どうやら「神様にお尻を向けて神殿を背景に写真を撮る」というのがNGだったようで、斜めから撮ることにしました。この時は神主さんも一緒に写真に入ってくれました。そういえばうちで教会に行ったときも神父さんが記念写真に入ってくれました。とてもいい記念になるのでうれしかった覚えがあります。お宮参りは七五三とは違って大勢の人が同じ日に集中して大混雑するような行事ではないので、場所によってはこのように神社や教会が記念写真に協力してくれることもあります。次は外にイスを用意してもらって撮りました。作例3のようにママが赤ちゃんを抱っこして座り、パパが脇に立つという構図にすると改まった記念写真のイメージになりますし、作例4のようにパパにもしゃがんでもらえば、よりアップで自然な表情を撮ることもできます。記念写真は1回だけでなく何パターンか撮っておくのがおすすめです。もし何かの理由で失敗してしまっても、何回か違う場所で撮っておけばどれかが助かります。大事な記念写真ですから保険をかけておくという意味で何パターンか撮っておきましょう。

作例5アップで一枚

作例5アップで一枚

作例6きれいなドレスで全身で一枚

作例6きれいなドレスで全身で一枚

主役のアップと全身を一枚

主役である赤ちゃんがきれいなベビードレスを着ているところを押さえておきましょう。まずは全身で1枚(作例5)とアップで一枚(作例6)はほしいところです。お宮参りの場合、赤ちゃんのドレスは「汚すといけないから」とか「暑くて汗かいちゃうから」などの理由でお参りが済むとすぐに脱がされてしまうことがあるので、撮れる時に先に撮ってしまうことが大事です。この時はドレスや赤ちゃんの肌の質感を出すためノーストロボで撮りました。室内でもISO感度を高く設定しておけばストロボなしでもきれいに撮れます。


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