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新緑を撮るVol.214 2015年04月17日更新

桜が終わるとすぐに新緑の季節が来ます。ついこの前までは桜の咲く場所をねらってはカメラを持って通っていたのに続けて新緑ですから、毎年なんだかあわただしく過ごす4月です。桜がきれいな時期は短いことはよく知られていますが、新緑も意外ときれいな時期は短いものです。私の地元では桜が終わったらすぐに新緑で、ゴールデンウィークのころには「ちょっと遅かった」状態になってしまいます。もちろんちょっと山のほうに行けばまだまだ撮影できますが。今回は新緑を撮ってみましょう。

広角であおって撮る

作例1は近所の森林公園で撮りました。広角を使って森を見上げるようにして、木が密集した森っぽいイメージにしてみました。広角であおって撮るときは光の状態に気を付けましょう。桜の時にも同じようにしたからあおって撮る作例を紹介しましたが、太陽が画面に入るような逆光でこういった撮り方をするとコントラストがきつすぎて露出が難しくなります(作例2)。また、作例を撮ったのは公園なので地上波写さないように切ってしまいました。実際には公園で遊ぶ子供たちやアスレチックなどが画面下の切った部分にあります。人を入れて生かす方法もあるのでその辺は個人の好みになりますが。森っぽさを出すなら人は切ったほうがいいでしょう。また、この写真を撮ったのは森と広場の境目あたりです。こういった開けた場所に隣接しているところでは木の枝が開けている方角に向かって大き区く枝を伸ばしています。こういった木の形を生かして空を覆うように伸びた枝を大きくフレーミングしてみました。

作例1広角であおって撮る

作例1広角であおって撮る

作例2逆光

作例2逆光

木立の中は意外と暗い

こういった森林公園では自然の森ほどは木が密集していないものですが、それでも木立の中は結構暗くなります。作例3は木立の暗い部分を背景にして新緑を撮りましたが、シャッター速度が遅くなりぶれてしまいました。晴天の日だったのですが木立の中は結構暗くて油断していたらシャッター速度が1/50秒になっていました。このシャッター速度では手ぶれする危険が大きいですし、手ぶれ補正をつかっていたとしても、ちょっと風が吹いて枝が揺れれば被写体ぶれになってしまいます。ISO感度を上げるとか、絞りを開けてぶれない程度のシャッター速度を使えるようにしておきましょう。

作例3暗い場所ではブレに注意

作例3暗い場所ではブレに注意

背景が暗い時はマイナス補正

いつも新緑を撮るときは新緑の明るい色に合わせてプラス補正をすることが多いのですが、こういった暗い背景でとるときはマイナス補正が必要です。作例4は作例3と同じフレーミングですが、-1補正して撮っています。新緑の明るい緑には確かにプラス補正が必要な場合が多いのですが作例4「のようなフレーミングでは画面のスペースのほとんどが暗い背景で占められていますから、カメラが算出した露出のままで撮ると、オーバーになってしまうことが多いのです。このように暗い背景を使うときは、わざとちょっと暗く撮って、しっとりしたイメージにしてみるのもいいと思います。

作例4マイナス補正でしっとりとりとしたイメージ

作例4マイナス補正でしっとりとりとしたイメージ


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