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ビオラの花を撮るVol.212 2015年04月03日更新

春になるといろいろな花が咲き、花の写真が撮りたくなります。花は散ってしまうものですから一番きれいな時に撮らないと、来年まで撮れない、ということになってしまいます。今回はビオラを撮ってみました。公園の花壇やガーデニングでおなじみの花ですが、あまり派手な印象の花ではないためか撮っている人は少ないようです。でもよく見るととてもユニークでかわいらしい形の花です。この花のかわいらしい感じを撮りたい、と思いいろいろやってみたのでそのときのお話を紹介します。

マクロレンズを用意

今回は公園の花壇で写真を撮りました。小さな花壇にビオラが咲いているのがかわいかったのですが、そういえばこの花撮ったことないなあ、と思い撮り始めました。まずは機材ですが、小さな花を撮るわけですからマクロレンズがおすすめです。マクロレンズでちょっと近くから撮ってみたのが作例1です。斜め上から普通に撮っただけなのでこのままではちょっとつまらないですね。晴天だったので光も硬い感じです。かわいらしさを撮るにはちょっと工夫がいりそうです。

作例1普通に撮るとこんな感じ

作例1普通に撮るとこんな感じ

寄りすぎるとかわいくない

マクロレンズを使うと小さな花でもかなりアップで撮ることができます。作例2は一輪の花を画面いっぱいにフレーミングして撮りました。普段ちらっとしか眺めていない花をここまでアップにすると確かに「この花を撮りました」という感じにはなりますが、ちょっと説明的過ぎてこれもまたいまひとつな感じです。図鑑じゃないんだからもう少し雰囲気のある写真にしたいですね。

作例2思い切りアップ

作例2思い切りアップ

ローアングルから撮る

ビオラは背の低い花です。草花という感じの小さな花で、たいていは上から見下ろすように眺めていることがほとんどではないでしょうか。もうちょっとこの花の可憐な感じを出したかったので、低いアングルから前後をぼかして撮ってみました(作例3)。だいぶいい感じではないでしょうか。地上10cm程度の高さの花を低いアングルから撮るのは大変ですが、頑張って撮ってみました。最初よりだいぶいい感じになってきましたがもうちょっとねばってみましょう。

作例3低いアングルから

作例3低いアングルから

+補正で明るく

作例4は+1補正して明るく撮ってみた作例です。ちょっと濃い紫の花を選んだので、前後の明るいボケの中で引き立って見えます。ふわっと明るく撮るために絞りを開放にして前後のボケを大きくしています。さらにこの小さな花の中で他の花よりもちょっと背の高い一輪を探して主役にしてみたのが作例5の写真です。背の高い花を選ぶと、周りの花をカットできますから、背景の後ボケの中に一輪だけをフレーミングすることができます。春風を感じられるような一枚になったのではないでしょうか。

作例4+補正で明るく

作例4+補正で明るく

作例5背の高い一輪を探して撮る

作例5背の高い一輪を探して撮る


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