カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる

ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

料理の手順を撮るVol.205 2015年02月13日更新

前に料理を撮るときの話をしましたが、今回は出来上がった料理だけでなく作っている手順を見せる時の撮り方を考えてみました。今はネットで大概の料理のレシピを見ることができます。私自身も昔は料理雑誌を見ることが多かったのですが、一つの料理でもネットで検索すればいろいろなパターンの作り方が紹介されているので、もっぱらネットでレシピをさがしています。そういったレシピを紹介するときの撮り方を工夫してみましょう。

とりあえず材料を撮る

まず必要なのは材料です。だいたい小麦粉○○グラム人参○○グラムという表記が普通だと思います。しかし私のように大雑把に料理をやっていると一つ一つの材料を計って材料をそろえるのは正直面倒で「ん~、この人参○○グラムってだいたいどのくらいなんだ?」とかつい考えてしまうのです。このような利用者もいるので、材料の集合写真を撮って見せてあげると喜ばれると思います(作例1)。特に野菜などは正確に○○グラムを計るのは大変ですし、写真で見せれば「ああ、これぐらいの人参一本くらいでいいのね」と大体の見当が付きます。あとは作る人の自己責任なので、正確に計る人は計ってもらい、だいたいこのくらい派の人には見た目で判断してもらえばよいと思います。

作例1材料を撮る

作例1材料を撮る

作例2右から撮った

作例2右から撮った

作例3左から撮った

作例3左から撮った

切り方は右から撮ったほうがよい

作例2と作例3は人参を切っているところです。とりあえず右側からと左側からを撮り分けてみました。この2枚を比べてみると、右から撮った作例2のほうが切り方がわかりやすく見えます。右側から撮ったほうが切ったあとの野菜が手前にくるので、包丁の入れ方や、切るときの厚さなどが見やすいのではないかと思います。ある程度料理のできる人ならあまり気にしないようなことですが、初心者にはこういった情報もあると親切だと思います。

ストロボは使わない

料理の写真を撮る場所と言えばたいていが家庭のキッチンだと思います。当然室内であり、照明の具合にもよりますが、明るい場所であるとは限りません。暗いのでストロボを使いたくなるところですが、できるだけISO感度を高く設定し、ストロボは使わないで撮ることをおすすめします。ストロボはカメラから離して使ったりバウンスして使うならまだしも、カメラの内臓ストロボなどをダイレクトに使ってしまうと料理をおいしそうに撮ることはできません。ダイレクトにストロボを使うと室内の様子も実際以上に散らかって見えることも多いです。暗い、という問題にはできるだけISO感度で対応し、ストロボは使わないようにしましょう。

出来上がった料理は逆光で撮る

お料理写真の基本の光は半逆光くらいの光です。一番簡単なのは明るい窓の近くにもっていき、窓の前において撮ればだいたいOKです。料理の盛り付けによっては、手前からレフ何かを入れるとより効果的です。作例4はこの要領で撮りました。お弁当箱に入っているので平べったい盛り付けですが、絞りを開けてピントを浅くし、手前側のおかずにピントを合わせて撮ればなんとなくかっこよく撮ることができます。作例5には箸を入れてみました。手前に並べるだけでよかったかな、と後から思いました。料理だけでは寂しいと思ったら、なにか小道具を入れて撮ってもいいと思います。その料理に使った素材でもいいし、食器などでもいいでしょう。自分なりに工夫してみるのも楽しいと思います。

作例4逆光で撮る

作例4逆光で撮る

作例5箸を入れてみた

作例5箸を入れてみた


LINEで送る
 
全社高価買取キャンペーン
全社高価買取キャンペーン