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バスケの試合を撮るVol.199 2014年12月26日更新

ちょっと前のことですが妹から写真を撮ってほしいと頼まれて出かけました。息子(私にとっては甥です)がバスケ部に入っているので試合を「かっこよく」撮ってほしいということでした。甥は高校生です。高校のバスケ部、しかも男子であれば結構なスピードで走りまわることでしょう。妹は「何回か撮ってみたんだけど全然撮れないのよ」と言っていました。スポーツの試合をかっこよく撮るにはそれなりの機材と慣れが必要ですが、プロじゃなきゃ無理、というわけではありません。家族にスポーツをやっている人がいたらぜひ挑戦してみてください。

明るい望遠レンズを用意しよう

バスケは室内スポーツなので当然屋外より暗い、ということを覚悟しなければなりません。プロの試合の場合は会場も大きく照明も明るいのでその分撮りやすいと思いますが、部活の試合の場合はそんなによい状況で撮れるとはかぎりません。まず必要となるのは一眼レフと明るい望遠ズームレンズです。スポーツは速さが大事なので、やはり一眼レフがおすすめです。レンズですが今回は70-200ミリF2.8で撮影しました。バスケのコートの広さなら200ミリクラスがあれば大丈夫だと思います。

AFはCで

スポーツの写真をAFで撮る場合、AF-C(コンティニュアスAF)を使いましょう。これが動く被写体に対応したAFなので忘れずにAFモードをCに設定しましょう。初級者用の機種ならスポーツモードにセットするという方法もあります。また、AFエリアですがダイナミックAFエリアモードに設定すると(Nikonのカメラの場合)最初にピントを合わせたAFエリアと重なった部分とその周辺の色を記憶しておいて、AFエリアから被写体が外れてしまっても、ほかのAFエリアを使ってピントを追い続けてくれます。AFエリアで被写体を追い続ける自信がない、とか周辺状況によってAFエリアが固定されていないほうがよい(背景などによって必ずしも中央でピントを合わせるとは限らないなど)場合はこの機能を使うのもいいと思います。私も状況によってこの機能を使っています。

背景によっても写真のイメージが変わる

作例1と作例2は同じ選手の写真です。遠くのほうからこちらに向かってドリブルで走ってくるところを撮っている点は同じです。ただ、作例2に方は背景が体育館の壁なのに対して、作例2はベンチから試合を見つめる選手たちが背景に入っています。スポーツの写真の場合選手に気をとられてなかなか背景まで気が回りませんが、やはり写真においては背景というのはイメージを大きく左右する大事な素材です。ベンチや観覧席などは背景に入るポイントではちょっと気合を入れてたくさん撮っておきましょう。試合を見つめる人たちが後ボケになって入っていると試合の緊迫感が伝わります。

作例1背景に人がいない

作例1背景に人がいない

作例2背景にベンチ

作例2背景にベンチ

できるだけ低いアングルから撮る

特にバスケのようなジャンプスポーツはジャンプの瞬間をかっこよく撮りたいものです。それにはできるだけ低い位置から撮るのがおすすめです。低いアングルから望遠で撮ると床面からの高さがわかりやすく、ジャンプが高く見えるのでジャンプした瞬間の写真をかっこよく撮ることができます(作例3)。

作例3ローアングルから撮る

作例3ローアングルから撮る


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