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レリーズを忘れたときVol.198 2014年12月19日更新

今年は冬が来るのが早いような気がします。夜が長い季節で暗い時間帯が長いのは当然ですが昼間の屋外も夏のようなぎらっとした日差しはありません。室内で物の写真など撮っていても、窓からの自然光をメインにしていると、この時期はやっぱり暗いなあ、と感じます。物の写真を撮るときなどは暗かったら三脚を使えばよいのですが、三脚だけではブレを防ぐことができない場合もあります。以前夜の撮影で三脚をもっていったのは良かったもののレリーズを忘れてしまったことがありました。今回はそんなときの対処法を紹介します。

三脚をつかっているのにぶれることがある

普通モノや建物などの写真を撮る時に三脚を使った場合、被写体が動かないのだから三脚を使えば絶対ぶれないでしょう、と思いがちです。ところがこれがそうとは限らないのです。三脚を使っても直接指でシャッターボタンを押しているとそのせいでわずかにカメラが動くことがあり、撮った写真を見てみたらちょっとブレていた、ということがあります(作例1)。特に1秒以下の中途半端な低速シャッターの時にこのブレは目立ちます。これが10秒以上の低速シャッターであれば、振動がおさまった後に撮影する時間が長いため、シャッターを切る動作によるブレはほとんど目立たないのですが、例えば1/20秒とか手持ちでは無理というギリギリくらいのシャッター速度の時が要注意です。

作例1三脚を使ったが指でシャッターを押したためぶれている

作例1三脚を使ったが指でシャッターを押したためぶれている

ブレ防止にはレリーズがあったほうがよい

本当なら三脚にカメラをセットし、レリーズを使ってシャッターを切るというちょっと面倒な手順を踏めば暗い場所でもブレの心配はありません。(作例2)しかしレリーズを忘れてしまうと手でシャッターボタンを押さなければならないため、せっかく三脚をセットしても結局ぶれててしまうということがあります。デジカメの場合すぐにチェックができますから、撮った写真をモニターで拡大すればブレの確認をすることができます。危ない、と思ったら必ず確認しておきましょう。

作例2暗い室内ではブレに注意

作例2暗い室内ではブレに注意

露出ディレーモードはブレ防止のための機能

一眼レフによく採用されている機能に露出ディレーモードがあります。この機能を使うとシャッターボタンを押した瞬間、まずミラーアップをしてちょっと間をおいてから(1秒前後)シャッターが切れるようになっています。これならカメラに触らなくてもシャッターが切れるだけでなくミラーアップによるショックでぶれることもないのでほぼ完ぺきと言えます。私が持っているカメラでは、カスタムファンクションの中にこの機能が入っています。この機能があれば、レリーズなしでもブレを防ぐことができます。

セルフタイマーを使う

もう一つ、レリーズに代りにセルフタイマーを使うという方法もあります。セルフタイマーを使えば直接カメラに触れることなくシャッターを切ることができるので、ブレを防ぐことができます。セルフタイマーの作動時間を2秒くらいにセットしておくとあまり待たずに撮影ができます。以上の2つの方法を使うととりあえずレリーズなしで撮影ができますが、どちらもシャッターを押してから待つ時間が発生するのでタイミングが大事な撮影の時はやはりレリーズを忘れずに持っていきましょう。

作例3セルフタイマーを使うという手もある

作例3セルフタイマーを使うという手もある


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