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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

水族館で魚を撮るVol.173 2014年06月27日更新

ここ2年くらい行ってない気がする水族館。たまには行きたいなあ。今回は水族館での魚の写真です。水族館はいろいろと写真を撮るには難しい条件がそろっています。失敗しないようにきれいな写真を撮るにはいくつかコツがあるので、それをしっかり把握して挑戦してみましょう。

ノーストロボがおすすめ

水族館は暗いのでAUTOモードなどに設定したままシャッターを切るとカメラが勝手にストロボを使ってしまうことがあります。しかし、水族館の魚は当然水槽に入っていますからカメラと魚の間には水槽のガラス(アクリルかな?)の壁があるわけです。ですからストロボを使えばその光がガラスに反射してしまいます(作例1)。特に水槽の近くから撮るときにストロボを使うとストロボの映り込みが大きく写ってしまいますからとても目立ちます。ガラス面に対して角度をつけて斜め方向から撮れば反射を写さずに撮れますが、できればノーストロボで撮るのがベストです。

作例1 ストロボはないほうがよい

作例1 ストロボはないほうがよい

シャッター速度はなるべく高く

魚は常に泳ぎ回っていますからじっとしていることがほとんどありません。種類によってはほとんど動かない魚もいますが、そういった魚はビジュアルが地味なことが多く、カラフルな熱帯魚などは動き回る種類のほうが多いようです。シャッター速度がおそいとぶれてしまいますので、できるだけシャッター速度は高く設定しましょう。そのためにはレンズは開放に近い明るいF値(数字が小さいほう)を使い、ISO感度を高めに設定するといいでしょう。さらに明るい水槽で撮るようにするとか、水槽内の光が当たっている場所で撮るように心がけるといいでしょう。

クラゲは意外と動いている

私は水族館に行くと必ずクラゲを重点的に撮ります。撮っていて楽しいからなのですが意外と失敗も多いので注意が必要です。まず、クラゲというと波に流されるまま漂っているイメージがありますがそうでもありません。意外と自力で泳いでいます。傘をはためかせてどちらかの方向に向かって泳いでいるので、油断しているとすぐにぶれます。さらにアップで撮ろうとするとピントが浅くなり、ピンボケにもなりやすい被写体です。(作例2)初心者の場合はちょっと引いて撮ると撮りやすいと思います(作例3)。アップにも挑戦してみるのはいいのですが、慣れてから徐々にトライするのがおすすめです。

作例2 アップで撮るとぶれもボケも目立つ

作例2 アップで撮るとぶれもボケも目立つ

作例3 引いてとると撮りやすい

作例3 引いてとると撮りやすい

見上げる角度だと水中から撮ったよう

下から見上げる角度で撮るとなんだか水中から写真を撮ったようなイメージになります(作例4)。水面が背景になり普段見ている水族館とはちょっと違う感じの写真にすることができます。小さな水槽より大きな水槽のほうがこういったアングルは狙いやすくなります。大水槽の場合はたいてい上から明るくライトアップされているので撮りやすいですし、いろいろな魚が泳いでいることが多いのでたくさん写真が撮れると思います。大水槽の前に行ったら見上げるアングルを試してみてください。

作例4 見上げるアングル

作例4 見上げるアングル


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