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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

卒業式を撮るVol.156 2014年02月28日更新

もうすぐ卒業式シーズンです。卒業式くらいのイベントになるとたいていのパパママはカメラ持参でやってきます。もちろんビデオもいいと思いますが写真も撮りましょう。子供の写真こそ紙で残すべきです。撮った写真はパソコンに入れっぱなしにせず、アルバムやフォトブックに入れて卒業式のページを作りましょう。式典中はなかなか思うように撮れませんが、式が終わった後でも卒業式らしい写真を撮ることができます。今回は式が終わった後のスナップを撮ってみましょう。

体育館は暗い、手ぶれに注意しよう

機材は一眼レフがおすすめですが、最近はミラーレスやコンデジでも暗いところに強いモデルがたくさんあります。式典中の卒業証書授与などを撮るなら一眼レフと望遠レンズが必須ですが、今回は式が終わった後のスナップなので一眼レフでなくてもなんとか撮ることができます。ただしISO感度は高めに設定して、ブレないようにカメラをしっかりホールドして撮りましょう。シャッター速度が遅いと手ぶれがなくても被写体ブレになってしまうこともあるので注意しましょう。

式典中に背景にちょうどいい素材を探す

[作例(1)]は卒業証書授与の写真です。最初からこの写真は撮ろうと思っていたので、私は一眼レフを持っていきましたが、どうせ自由には撮れない式典中のカットはどちらかというとついでで、本命は式の後のスナップです。式典中に会場内に背景になりそうなものがないかと探していました。後ろにある大きな紙製桜の木が背景の素材としてちょうどよさそうです。うちの小学校はなぜか式が終わると親も子供もさっさと追い出されてしまうので後からコソコソと体育館に戻り、スナップの撮影を開始しました。

作例(1)後ろの桜の木に注目

作例(1)後ろの桜の木に注目

作例(2)背景が殺風景

作例(2)背景が殺風景

作例(3)背景として撮ることをイメージする

作例(3)背景として撮ることをイメージする

背景がただの壁ではさびしい

[作例(2)]は体育館内の壁の前に立って撮ってみた写真です。卒業証書を持っていますしそれなりのお洋服を着ているので卒業式の写真かなとは思いますが、この背景ではやはりちょっとさびしいですね。やっぱり桜の木を背景に撮ってみましょう。さて、背景素材にする桜の木(ダミーですが)は結構大きなものです。写真を見るとドアの高さの倍くらいあるのがわかると思います。これでは桜の木の近くに子供を立たせると大きさのバランスが取れません。とりあえずは桜の木がちょうどいい大きさで写るポジションを探してフレーミングしてみます。[作例(3)]これで手前に子供を立たせればちょうどいいいと思います。

背景を決めたら子供を入れる

まずは背景をフレーミングしてその時子供を入れるスペースを空けて構図を作っておきます。ここまでできたら子供をフレーミングに入れてみましょう。子供の大きさがちょうどいい大きさになるように子供に「もうちょっと前」とか「3歩下がって」など声をかけて大きさのバランスをとりましょう。まずは主役をフレーミングしてから背景を決める人が多いかもしれませんが、このスナップの場合背景は動けません。それに対し主役である子供は自在にポジションを変えることができるので、まずは背景のフレーミングを先にしてから主役を入れるといいでしょう。一見逆のように思える方法ですがこのほうがスムーズに撮影できます。一度試してみてください。

作例(4)後ろに桜の木を入れて撮影

作例(4)後ろに桜の木を入れて撮影


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