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ひな人形を撮るVol.155 2014年02月21日更新

仕事で行った先にひな人形が飾ってありました。そういえば実家でももうお雛様を飾っているはず。実家の母の希望により毎年お雛様の前で孫を全員集めて集合写真を撮るのが恒例となっているので今年もそろそろ根回しをしておかないと。何段もあるひな壇にお雛様を飾るのはちょっと大変な仕事です。せっかくだから一枚記念に撮っておくといいでしょう。実は昨年、実家でひな飾りを手伝っていたとき(お内裏様はどっちだっけ?)とか(五人囃子の並び順ってこれでよかったけ)などと迷いながら飾っていたのを思い出しました。そのときは、去年写真を撮っておけばよかったと後悔したのでした。今回は記録用にひな飾りを撮ってみましょう。

斜めからだとひな壇下が見えてしまう

下が見えないように隠されている場合はいいかもしれませんがそうでないと斜めから全体を撮ろうとすると下の台が見えてしまいます[作例(1)]。また、五人囃子の一番手前の人形がぼんぼりの陰になってしまっています。記録用に撮るという目的を考えると台も撮っておいたほうがいい場合もあるのですが、人形メインに撮りたい場合はやはり正面からのほうがいいでしょう。

作例(1)斜めから

作例(1)斜めから

遠くから望遠で撮ると落ち着いたイメージに

[作例(2)]のように遠くから望遠レンズで撮ると、ひな壇がゆがまないように撮ることができます。整然とした感じに撮るにはよいですし、人形の並び順などはこれで十分わかります。ただし、下のほうの段の飾りがちょっとわかりにくいですね。下から3段目の膳の上の器などは配置が全く分かりませんし、ミカンの木(橙かな)の後ろにある箪笥のようなかざりも陰になってしまってよく見えません。よく広告などで見かけるのはどちらかというと望遠でちょっと離れて撮ったものが多いようです。このほうが遠近感によるゆがみが出ないので落ち着いたイメージの写真になるからだと思います。

作例(2)正面望遠

作例(2)正面望遠

記録用なら広角で近くから撮るほうがおすすめ

ただし今回は記録用ですから絵としてのきれいさや落ち着きより、わかりやすく撮ることが大事です。そう考えると私は広角で近くから撮ったほうがよいのではないかと思います。[作例(3)]は持っているズームレンズの一番広角側(18ミリ)で撮った写真です。広角で近くから撮っているため両側のぼんぼりは外側に広がるように写っていますし、ひな壇の上の方と下のほうでは見る角度が違っているため落ち着いたイメージにはなりません。しかし、人形の並び順はもちろん、下のほうの段の飾りの状態が[作例(2)]とは違って斜め上から見る角度で写っているため、細かい飾り方までよくわかります。膳の上の器の並び方や籠なども上の面と正面が両方見えるので、飾り方のイメージがわかりやすく写っています。これなら、一枚の写真で記録として十分役に立つのではないでしょうか。

作例(3)正面広角

作例(3)正面広角


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