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水族館でのスナップVol.130 2013年08月23日更新

夏になると行きたくなる水族館。室内だから空調完備で涼しいという大人にはうれしいレジャースポットでありながら夏っぽい気分も味わえます。子供たちにとっても楽しい場所ですし、場合によっては夏休みの宿題「自由研究」も可能です。今回は水族館に行ったときのスナップと記念写真のヒントを紹介します。

記念写真は「おさえ」程度に

水族館に行ったときはとりあえず子供の楽しそうな表情をたくさん撮ります。水族館に行ったときの子供の写真というとやたらと水槽前で子供と魚を一緒に撮ろうとする人が多いようです。もちろん私もそういうカットも記念に撮りますが、メインは子供たちの自然な表情なので記念写真は「おさえ」として2~3箇所で撮っておく程度でいいのではないかと思います。とりあえず記念写真の場合は水槽前で魚が子供と一緒に入るように撮ります。水族館で見ていると、イルカやアザラシ、クジラなどのように大きな海獣の前で記念写真を撮る事が多いようです。こういった大きな海獣の場合、水槽の前にいるだけでは肝心の海獣がフレーミングに入りません。[作例(1)]はイルカ水槽の前で撮った記念写真です。イルカは自由に水槽内を泳いでいますが、ある程度泳ぐコースがあるようだったので、そのコース上になる場所で子供たちを並ばせておきます。あとはカメラを構えてイルカが通るまで待機です。イルカが近づいてきたら「来た来た」と言って子供たちに前を向いてもらってシャッターを切ります。失敗もありえますし、こっちが失敗しなくても子供たちの目つぶりのどがありえますから何枚か続けて撮っておきましょう。

作例(1)イルカが下りてくるまで水槽前で待機

作例(1)イルカが下りてくるまで水槽前で待機

子供の表情を撮る

とにかくメインは子供の楽しそうな表情です。[作例(2)]~[作例(4)]は大きなセイウチの水槽の前で 撮りました。セイウチがこっちに向かってなんだか豪快な泳ぎ方で泳いで来たのを見て歓声をあげた瞬間です。最初は縦位置で撮ったのですが、2カット目から横位置で撮りました。3カット続けて撮って後で選ぶことにしました。人物の写真の場合は一枚で終わりにせず何枚か撮っておきましょう。私の場合は最終的に家族の写真はフォトブックにするので、フォトブックにするときの事を考えてセイウチだけの写真[作例(5)も撮っておきます。作例2~4では子供の表情だけのアップなのであとでフォトブックに組むときに何を見ていたのかがわかるようにするためです

フォトブックに組むときメインになる写真を選ぶ

メインは[作例(3)]にしました。子供の表情がよかったのもありますが赤丸で囲んだ背景の人物〔ぼけてますが)の存在が大きかったからです。この二人のボケが入ることで「あっち でなにかがおきている」ことが想像できるからです。子供の表情だけで選ぶなら[作例(2)]でもいいのですが、ちょっと大きくできる写真(業界用語ではトビラ用と呼ばれる写真)としてはこのような脇役が意外と重要です。

作例(2)

作例(2)

作例(3)

作例(3)

作例(4)

作例(4)

作例(5)説明のため何を見ていたのか撮っておく

作例(5)説明のため何を見ていたのか撮っておく

組むときはセイウチ(そのとき見てた)の写真もいっしょに

フォトブックに組んでみたのが[作例(6)]です。子供の顔が右を向いているので子供の写真を見開きの左側にレイアウトしました。人物の写真を組む場合、このように顔が見開きの中央側に向くようにレイアウトすると見開きで見たとき安定したビジュアルになります。右側のページにセイウチの写真をレイアウトして、「そのとき見ていたのがこのセイウチ」と言うことがわかるようにしておきます。このように後で組むときのことを考えていろいろ撮っておくと楽しいアルバムが出来上がります。皆さんもやってみてください。

作例(6)フォトブック

作例(6)フォトブック


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