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梅を撮るVol.101 2013年02月01日更新

今年は首都圏でも突然大雪が降ってびっくりしました。雪国の方々からは「あれぐらいの雪で?」と思われるかもしれませんが雪に慣れていないと本当に出かけるのが大変でした。さて、2月に入ると私の地元ではそろそろ梅の開花が近づいてきます。今回は梅の花を撮ってみました。ハデさは桜ほどではありませんが丸っこい梅の花もかわいらしくて絵になる素材です。いくつかヒントを紹介しますのでトライしてみてください。

作例(1)補正なし

作例(1)補正なし

作例(2)プラス1.3補正

作例(2)プラス1.3補正

広角で空を入れるならプラス補正

地元の公園公園にある梅林に行ってみました。紅白の梅ノ木が何本もあるので広角レンズで梅林の様子を撮ってみました。枝いっぱいに花をつけた木の姿を撮るので同じ地上から撮るには上にあおって撮ることになります。その結果フレーミングには空が大きく入ることになります。このようなフレーミングで撮る時はプラス補正して撮りましょう。オートで補正なしで撮るとカメラが空の明るさを拾ってしまい、梅が暗く写ってしまいます。(作例1)このようなときはプラス補正をすると花を明るく再現することが出来ます。作例2は+1.3補正をして撮りました。

寄ってアップで撮る

木全体もよいのですが近づいてアップでも一枚撮ってみましょう。作例3は手持ちのズームレンズで撮りました。マクロレンズならもっと寄る事もできますが、最近のレンズは結構寄れるのでギリギリまで近づくと結構アップで撮る事ができます。梅が咲く時期はまだ緑がないので(常緑樹の黒っぽい緑ならありますが)選べる背景も限られていますが背景をぼかして撮ると主役の梅の花が引き立ちます。絞りを開放にして、主役から距離のあるものを背景にすると大きくボケます。

作例(3)寄って撮る

作例(3)寄って撮る

背景に色を入れると華やかに

白い梅の花は背景が白や黒だとシンプルですがフレーミングによっては色味がさびしくなることがあります。作例4では背景に紅梅の木を入れてみました。こうすると写真全体が華やかな印象になります。主役が同じでも背景を変える事で写真の見た目の印象は大きく変わります。これも作例3と同様に遠い背景を選ぶことが背景をぼかすポイントです。これは参考までにこのときの撮り方を紹介しますが、このときは先に「この紅梅を背景にする」ことを決めて適度な距離にある白い梅(主役にするための)を後から探して撮りました。ようするに背景素材を先に決めてから主役を探したわけです。背景は画面内で大きなウエイトを占めるのでとても大事です。背景は主役と同じくらい大事だ、ということを心に留めて写真を撮ると、よりいっそういい写真が撮れるようになります。

作例(4)背景に色を入れる

作例(4)背景に色を入れる


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