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コンデジと一眼レフをくらべてみたらVol.093 2012年12月7日更新

私は普段ニコンの一眼レフをメインに写真を撮っています。
しかし何でも一眼レフで撮っているわけではなく、家族で出かけるときなど一眼レフじゃあ重い
(重量的にも写真を撮る意識的にも)んだよなあ、というときはコンデジを持っていって撮る事もあります。
久しぶりにコンデジを買い換えてみたら、いろいろな機能がついていることと
以前使っていたコンデジ(たしか4年位前に買ったモデル)に比べて大変きれいに撮れるようになっていて
びっくりしたものです。
こんなに簡単にそこそこきれいな写真が撮れるようになったら一眼ユーザーは減ってしまうのではないか、
とも思ったものでした。暫く使ってみると、やはりコンデジの「そこそこきれい」には限界があるな
ということがわかりましたが。今回はちょっとコンデジと一眼レフで作例を撮り比べてみました。

作例(1)HDRなし

作例(1)HDRなし

作例(2)コンデジのHDRで撮影

作例(2)コンデジのHDRで撮影

コンパクトで気軽なコンデジ

コンデジの長所はなんといってもその小ささと軽さです。ポケットに入れて持ち歩き、ささっと取り出してぱぱっと撮れる気軽さが大きな魅力です。最初に「おもしろい」と思ったのはHDR(ハイダイナミックレンジ)をカメラ単体でオートでやってくれることとスマホアプリで撮ったみたいな絵画調のエフェクトでした。HDRとは、明るさが極端に違うものが画面内にあるとき露出の違う何枚かの同じ写真を撮って部分的に切り貼りして一枚の写真にし、黒つぶれや白トビを抑える方法ですが、以前はパソコンで自分で切り貼りするのが一般的だったので、パソコンで画像をいじれる人でないと使えない方法でした。これをカメラが自動的にやってくれるのですからかなり楽チン度が高い機能だといえます。まあコンデジだけではなく一眼レフでも採用している機種が一部あるのですが。作例(1)はコンデジでHDRなしで撮った写真です。一方作例(2)はコンデジでHDRで撮った写真です。何の露出補正もせずにここまでやってくれるのですから、撮るほうは楽なものです。

作例(3)一眼レフ補正なし

作例(3)一眼レフ補正なし

作例(4)一眼レフ+2.3補正

作例(4)一眼レフ+2.3補正

自分の「撮りたいイメージ」をしっかりもってるなら一眼レフ

たまに「一眼レフで撮れば何でもきれいに撮れる」という誤解に出会うことがありますが、そういうことではありません。一眼レフのメリットは「こういう写真が撮りたい」という撮影者のイメージを忠実に再現するのに適しているカメラだということなのです。逆に言えばどういう写真を撮りたいかがあいまいな撮影者が使う場合は一眼レフで撮るメリットがあまりない、とういうことにもなります。作例(3)は一眼レフを使って補正なしで撮った写真です。印象としては作例(1)とあまりかわりません。作例(4)はさらに+2.3補正して明るく撮った(一眼レフで)写真です。この作例からも「明るく撮りたい」という意図を持って露出補正しなければコンデジでも一眼レフでもあまり変わらないということになります。

補正などの操作がしやすくレスポンスのよい一眼レフ

一眼レフは全体に露出補正やモードの切り替えなどがしやすく、すばやい操作が出来ることが大きなメリットです。また、どれくらい補正するか、どれくらい背景をぼかすかなど細かいコントロールができるのも一眼レフのメリットです。まだまだ違いはたくさんあるのですが書ききれないので今回はこれくらいにしてまたの機会に取り上げていきたいと思います。




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