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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

紅葉を撮ろう(2)Vol.086 2012年10月19日更新

先週に引き続き紅葉です。美しい紅葉を撮るにはタイミングも大事です。
カメラを持って来たのはいいけどちょっと早すぎた、または遅かった場合はどうしたらいいでしょうか。
タイミングが外れてしまっても手ぶらで帰るのはさびしいですよね。
そんなときでもそれなりにきれいな写真を撮るヒントを紹介します。

作例(1)タイミングがよい

作例(1)タイミングがよい

作例(2)タイミングが遅い(6日後)

作例(2)タイミングが遅い(6日後)

紅葉のベストな期間は意外と短い

桜のタイミングが難しいことはわりとよく知られています。紅葉にもきれいなタイミングがありこれも意外と短いのですが、桜のタイミングほどには認識されていないようです。作例(1)と作例(2)は同じ木を撮った写真ですが、撮ったタイミングが違います。プロパティを見ると作例(1)は11月25日にさつえいしていますが、作例(2)は12月1日になっています。つまり6日後になるわけですが、作例(2)のほうはすっかり枯れてしまって撮りようがない状態です。撮影に行くのが山であれば高低差によって紅葉のタイミングが違いますから、きれいな紅葉を探して登るか降りるかすればどこかできれいな紅葉に出会えますが、それほど高低差のない場所ではそういうわけにもいきません。タイミング悪かったなあ、と思ってもあきらめずにそれならそれなりにきれいな写真を撮りたいものです。

作例(3)背景に色を入れる

作例(3)背景に色を入れる

紅葉は木の上のほうから進む

同じ木でも紅葉は上のほうの枝から順番に進む傾向があります。これはその木の種類やその木の生活環境にもよるのですが、大体上のほうから色づいていて最後に下のほうが紅葉する場合が多いです。そのためちょっと早く行き過ぎると、上のほうは紅葉していても下のほうはまだ緑色なまま、という状態もありえます。こんなときでも緑色の葉の背景に紅葉した部分を入れると、秋らしいイメージに撮る事ができます。[作例(3)]

遅かった場合は透過光で撮る

紅葉は遅くなると枯れてきてしまいます。作例(2)を見るとわかりますが色が抜けてカサついた質感になってきてしまうと、葉の表側はもうどう撮っても紅葉というより枯葉っぽいイメージになってしまいます。ちょっと遅かったな、という場合は紅葉を上から撮らずに下から見上げるように透過光で撮ってみましょう[作例(4)]。完全に枯葉になってしまっていてはこの方法も通用しませんが、まだ色が残っている葉なら、透過光で撮ればなんとかいけます。なるべくローアングルから見上げるように葉の裏側から撮ってみましょう。

作例(4)透過光で撮る

作例(4)透過光で撮る


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