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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

花を撮るVol.065 2012年5月25日更新

きれいな花がたくさん咲く季節です。ポピーやバラもきれいですし、
もうちょっとすれば紫陽花も撮れますね。
今回は花を撮るときのコツをいくつか紹介します。

曇天の日が狙い目

私が花の写真を撮る時はなるべく曇りの日に撮るようにしています。晴れの日に撮る事ももちろんありますが、曇天のほうが何しろ撮り易いのです。晴天の日に撮るときは常に光の方向を気にしなければならず、この花は本当はこっちから撮りたいのに、光の方向を考えるとその角度からはきれいに撮れない、なんてことがよくあります。曇天でもある程度光の方向というものはありますが、晴れの日の直射日光ほどの硬い光ではないので、そういった制約にとらわれずに撮る事ができます。

(1)レフなし

(1)レフなし

(2)レフあり

(2)レフあり

小さなレフ板があると便利

私が花の撮影に持っていく道具の中に小さなレフ板があります。昨年の紫陽花の時にも書きましたが、レフと言っても写真用品として売られているいわゆるちゃんとしたレフ板ではありません。エコパネ(白くて軽い板のような素材、ホームセンターで購入)をA4くらいの大きさにカットしたものです。これでも十分役に立ちます。
作例(1)はバラをアップで撮った写真です。曇りですが周りに木が生えている場所だったので、周囲からの光が木に遮られて上の空からの光で撮っている状態でした。光が上からさしているわけですから当然花の下側は暗くなります。この状態だと花びらのシワもちょっと目だってしまいます。
一方、作例(2)はレフ板で下から光を反射させて撮った写真です。下からもレフ板で反射した光が当たっているので花びらのシワも目立たずきれいに撮る事ができます。


(3)枯れた花が入っている

(3)枯れた花が入っている

(4)枯れた花をカットする

(4)枯れた花をカットする

主役の周りの枯れた花に注意

ついつい主役に気をとられてしまい、周りの邪魔なものまで気がつかないうちに画面に入れてしまう、ということは結構多いのではないでしょうか。私は昔よくやりました。特に花畑で写真を撮っているときは注意しましょう。
作例(3)は画面左に枯れかかった花が入ってしまっています。これはちょっと目立ちます。後で仕上がった写真を見ると「何で気がつかなかったんだ」と思うものですが、撮っているときは意外と見落としていることが多いものです。
作例(4)はこの枯れかかった花を切って撮りました。花畑ではこういった状況がよくあります。十分注意してきれいな花を撮りましょう。


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