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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

工作を撮る(2)Vol.052 2012年2月24日更新

先週は子供に自分で作った工作を持たせて子供と一緒に写るように撮りました。
今回は工作だけで撮ってみましょう。こういったモノの写真はよくブツ撮りと呼ばれています。
私はおおざっぱな方なので、仕事では緻密さを要求されるブツ撮りの仕事は
正直言ってあんまり得意じゃありませんでした。
しかし、プライベートで子供の工作を撮る程度ならそんなに気張る必要はありません。
今回はだれでも簡単に、かつそれなりにきれいに撮る方法を紹介します。

作例(1)

作例(1)

室内でモノを撮るのはむずかしい

とりあえず、モノを撮るとき誰でもやってみるのがテーブルの上に並べておいてストロボで撮る、という方法ではないでしょうか[作例(1)]
たしかにブレずに、ピンボケにならないように撮るには十分ですが、このままではちょっとつまらない…もうちょっとかわいく撮れないものでしょうか。しかし室内は暗いのでオートで撮っていればカメラが勝手にストロボを使ってしまいます。かといってストロボ禁止モードにすればぶれてしまいますし。ここはひとつ外で撮ってみましょう。


作例(2)

作例(2)

作例(2)状況

作例(2)状況

日中の屋外で撮る

今回使ったのは次女が学校で作ってきた木工作品です。どうやら木片に釘で顔を作ったもののようです。2個あったので、横並びにせず、ちょっと向かい合わせになるように2つを中向きに並べてみました。[作例(2)]
作品に「向き」がある場合はどっちを向かせるかも工夫してみましょう。それだけでも作品の写りがよくなります。これは自宅の駐車場の塀の上です。状況は作例(2)の状況の写真の通りです。この日は曇りだったので強い陰が出ることもありません。曇りの日は光がやわらかいのでだれでも簡単に撮れます。
作例(2)を撮る時はズームの望遠側を使って背景がなるべくボケるように撮りました。日中の屋外なら曇りでも十分明るいので、ブレの心配をしなくてもいいし、外のやわらかい光で撮ったほうがストロボで撮るよりずっと自然なイメージで撮る事ができます。

作例(3)

作例(3)

作例(3)状況

作例(3)状況

下に平面の作品を敷いて撮ってみる

作例(3)は下に平面の作品を敷いてその上に木工作品を置いて撮ってみました。作例(3)の状況は写真の通りです。場所は自宅の駐車場です(屋根なし)。木工作品は色を塗っていなかったので作例(2)を撮ったとき「写真の色が地味だな」と感じました。
そこで、前に持って帰ってきた、これも次女の作品でダンボールにドングリなどを貼り付けて色を塗ったものがあったのでそれを持ってきて下に敷いてみました。こうすると木工作品だけのときより写真に色が入ってくるのでちょっと楽しいイメージになります。下に敷くのは別に布でも紙でもいいし、お子さんが描いた絵などもいいと思います。お子さんの作品の中でも「これは力作だ」と思うものがあったら工作だけの写真も撮っておくとよい記念になるとおもいます。


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