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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

夜景を撮るVol.040 2011年12月02日更新

クリスマスが近づくと、どこの町もイルミネーションが派手になり夜景が華やかになってきます。
最近はデジカメもISO感度がどんどん高くなり、「暗いところでもきれいに撮れる」をうたい文句にしている
カメラもけっこうあります。
冬は夜景がきれいな季節なので今回は夜景を撮るときのコツをいくつか紹介したいと思います。

(1)補正なし

(1)補正なし

補正なしでそのまま撮るとちょっと暗い

夜景を撮るとき露出補正なしで撮るとちょっと暗めに写ることが多いので私はいつも少しプラス補正して明るく撮るようにしています。暗いのがいいか明るくした方がいいのかは個人的な好みですし、そのとき撮りたいと思う写真のイメージにもよるので一概には言えませんが、おおまかな私の印象ではプラス補正して光があふれるような感じにしたほうがよい場合が多いです。特に遠くから広い範囲を写すような場合は暗い空間が多くなると寂しい感じになってしまいます。作例(1)は補正なしで撮りました。ちょっと暗い印象になってしまっています。


(2)+1補正

(2)+1補正

+1くらいを目安に露出補正

作例(2)は作例(1)と同じ写真を+1補正して撮っています。ちょうどいい補正幅というものもそのときによりけりなので一概には言えないのですが、私はいつも+1前後で補正しています。場合によっては+1.7くらいにすることも結構あります。


(3)WBオート

(3)WBオート

WBでイメージを変える

夜景の光は人工の光ですから、必ずしも太陽光のような白い光ばかりではありません。光源の種類によってさまざまな色の光があります。ホワイトバランス(以下WB)で色を変えることで一味違うイメージをたのしむことができます。もともといろいろな色の光が混在しているのが夜景の特徴なので、WBを変えても意外と変な感じにはならず、かえって面白い変化が楽しめます。

WB太陽光なら本来の光の色に、WB電球なら青っぽくなる

WBを変えると色が変わります。WBは大抵のカメラでは工場出荷時点でオートに設定されていますし、そのままオートを使っている人が多いのではないでしょうか。私が夜景でよく使うのはWB電球です。WB電球は本来白熱電球の黄色っぽい色を補正するために青っぽく写るような設定になっています。つまり白熱電球の黄色い光のもとでWB電球を使えば自然な白い光で撮ったよう色に撮れるということです。夜景でWB電球を使うと全体に青みがかった色になり、見た面とは違うイメージになるのが楽しくてよく使っています[作例(5)]。また、WB太陽光で撮ればその光本来の色で写すことができます[作例(4)]。

(4)WB太陽光

(4)WB太陽光

(5)WB電球

(5)WB電球


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