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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

リビングで生けた花を撮るVol.007 2011年04月15日更新

娘が学校の帰りに白い花を摘んできて「ママ、コップ貸して」と言って水にさしてくれました。
絵本なんかに出てくるお星さまのような形に咲く花韮です。 今回はリビングのテーブルで花の写真を撮ってみましょう。
花韮を「白」のイメージで撮ったのでそのポイントを紹介したいと思います。

補正なし

+2.3補正

窓からの光を逆光にして撮る

花韮を小さなガラスの器に生けて葉っぱを一枚入れてみたらかわいいアレンジになったので、とりあえずリビングのテーブルに置いて準備を開始。できれば窓の近くがベストです。 そして逆光になるように花の後ろに窓があるという状態を作りましょう。
今回はテーブルの上、窓に一番近いぎりぎりのところに花を置いて、自分は花をはさんで窓の反対側に立ち、カーテンごしの柔らかい光を逆光にしてみました。

花の下には白いクロスを

幸いうちのテーブルは白なのでそのまま花を置いたけど、もし暗い色のテーブルならできれば白のクロス(紙でもいいけど)を敷いてその上に花を置けばOKです。写真全体を白のイメージにしたいので、クロスでも紙でもいいけど全体をカバーできるようにちょっと大き目のものを用意。それに下が白だと下からも光が反射してよりやわらかい光を作ることができます。

プラス補正で明るい白をつくる

いまどきのカメラはかなりおりこうでめったに失敗しません。でもだからと言って万能ってわけでもありません。今回は白い花を白い背景で撮るわけだけれど、この状況でカメラの言うとおりの露出で撮ったら間違いなく写真が暗くなります。なんでこうなるのでしょう。カメラは基本的に画面全体が中くらいの明るさ(グレーくらいの明るさ)になるように露出を計算しています。
でも今回は画面全体がほとんど白ばかりなので、画面内のほとんどが「中くらいの明るさ(グレー)」ではなく「中くらい(グレー)より明るい状態」になるのが正解なのです。ところがこっちがわざと明るい画面を作っていることをカメラがわかっているわけではないので白がグレーに写るような露出を計算してしまうのです。
こんなふうにわざと明るく写したいときはプラス補正をして撮ります。今回は+2.3も補正しました。かなり思い切った補正幅ですが、画面内のほとんどが白で占められているとこれくらい補正が必要なときもあるのです。

室内では手ブレに注意

室内は昼間でも屋外に比べてかなり暗いのでシャッター速度が遅くなりがちです。手ブレに注意してしっかりカメラをホールドして撮りましょう。また、感度を高めに設定すると手ブレを防ぐことができます。


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