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【今回使用したカメラ】 Caplio RR30 (RICOH)
昨今、デジカメ活用のひとつとしてニーズが高まっているのが、オークションなどの商品撮影。インターネットで個人商取引が盛んになるにつれ、こんなところにもデジカメ写真が大活躍しています。今回は、商品撮影の中でもとくに写真がキメテとされるジュエリーをお手本に小物撮影術をお届けします。個人ショップのオーナーさん、必見ですよ!
ジュエリーなどの商品撮影は、背景に余計なものが写り込まないように配慮し、商品そのものをキレイに撮るというのが基本です。
そのため、テーブルなど撮影台には無地の背景紙(大判のケント紙など)や布を敷き、その上に直接 被写体を置いて、スッキリと背景を処理しましょう。
また、このような小物商品を撮るための簡易型撮影ボックスが各メーカーから発売されています。それらを使えば、難なく無地の背景(青やグレー)で撮影できるため、あとで撮った画像の被写体部分だけをレタッチソフトで切り抜く際に、とても便利です。
■指輪(リング)を立てて撮るときの裏ワザ
指輪にはめ込まれた石を強調して撮影したい場合は、リングを立てて撮影するのがオススメです。専用ケースや専用土台に固定すればセッティングも楽ですが、それでは何となくイメージも損なわれがち。
そこで、立てたリングの接地面に強力な両面テープを貼り、そのままの状態に固定します。

■金属面への写り込みはトレペで対処する
ゴールドやシルバーのアクセサリーは、気をつけないと、金属面に自分自身(撮影者)が写り込んでしまいかねません。
そこで、被写体の上面からカメラを向ける手前面まで、トレーシングペーパーなど半透明のもので覆い、金属面への写り込みを防止します。



ジュエリーのような精巧な小物は、デジカメならではのマクロ撮影がうってつけ。
カメラをマクロモードに設定すると、被写体に数センチまでレンズを寄せて、細かな部分を大きく撮ることが可能になるからです。
しかし、ここでひとつ注意が必要!
レンズと被写体との距離が短いマクロ撮影の場合は、光学ファインダーから見る画面と、カメラの背面のモニタで見る画面とは、若干の違い(視差=パララックス)が生じます。これは、レンズ→CCD→モニタがほぼ同位置にあるのに対し、ファインダーだけ上にズレているためです。
ですから、マクロ撮影時は必ずモニタを使って撮影するようにしましょう。
■光学ファインダーで見た構図
意図した構図よりもやや上にズレてしまいます。ピントも思わぬ位置に合ってしまいます。
■デジカメのモニタで見た構図
見たままの構図で撮れるので、ピント合わせも忠実にできます。


最後にピント合わせです。
じつは、マクロモードでの撮影は、被写界深度がきわめて浅くなりピントが合いにくくなるため、撮った画像をそのつどパソコンに取り込み、意図した位置にピントが合っているかどうか、大きな画面で確認しながら撮影を繰り返すと良いでしょう。

【被写界深度とは?】
レンズを通してピントを合わせたとき、被写体の前後でピントが合っているように見える範囲(深さ)のことです。
撮影する距離が近いほどピントが合う範囲は浅く、距離が遠いほど深くなるため、マクロ撮影ではシビアなピント合わせが要求されるのです。
一般的には、画面の中央を基準にピントが合うように設定されています。そのため、メインの石はピントが甘くなってしまいました。
そこで、フォーカスロックでブルーの石にピントを固定したあと、構図を決めてシャッターボタンを押し込みました。
すると、リングの石をシャープに表現することができました。


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