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【今回使用したカメラ】 DiMAGE 7 (MINOLTA)
ウインタースポーツといえば、スキーにスノーボード。この時期、ゲレンデは、冬でもホットでアクティブな場所。そんなゲレンデで、スキーヤーやスノーボーダーを格好良く撮るには、少々コツが必要です。
今回は「絞り」にまつわるお話でステキに撮る方法を導きます。
ゲレンデで滑っているスキーヤーやスノーボーダーを撮るというのは、意外に難しいものです。何と言っても、すばやく動く被写体にタイミングを合わせなくてはなりません。実際のところ、何度も撮影して、徐々にコツをつかんでいくしかないのですが、すぐに結果を確認できるデジタルカメラは、そんなときいくらでも撮り直しが効く頼もしい見方なのです。
ゲレンデ撮影のワンポイント
●置きピンで撮る
●シャッターボタンは一呼吸早めに押す
●下で滑降する人物を待ち構える
●光の反射で液晶モニタが見えにくい場合、ファインダーで撮る(バッテリーの節約にもつながります)
→ゲレンデでの撮影方法(さらに詳しく)
■バッテリーや記録メモリにも注意が必要です
寒冷地でデジタルカメラを使うと、通常よりもバッテリーの持ちが悪くなります。それは、温度が低くなると電池の電圧が低下し、一時的に使えなくなることがあるからです。ですので、あまり吹雪の中でカメラを露出したりしないようにしましょう。また、電源が切れてしまったときは、バッテリーを抜き出して、ポケットの中であたためてから入れ直すと、電源が入ることがありますよ。
■メモリカードの取り扱いにも要注意!
記録面が多く露出している種類のメモリカード(スマートメディアなど)は、雪や水に触れると、データが破損することがあります。そのようなデリケートなメモリカードを使用している場合は、なるべくゲレンデでカードの抜き差しをしなくてすむよう、容量の大きいものを選ぶと安心ですよ。


ゲレンデでの撮影は、何と言っても格好良く滑っている人物を、ダイナミックに表現したいもの。
そのためには、動きの速い人物にタイミングを合わせてシャッターを押すことも重要ですが、画面の中で人物を際立たせる工夫も必要です。
たとえ被写体の動きが速くても、タイミングさえ合えば、デジタルカメラのオート撮影なら、すばやい動きをピタッと止めてシャープな画像で記録できます。
しかし、その場合は画像全体にピントが合うことが多く、ともすれば、被写体が背景に同化してしまいかねません。

そこで、背景をボカしてみたらどうでしょう?
手前の人物が浮かび上がり、ダイナミックなイメージを表現しやすくなります。
■背景がシャープな場合
被写体にも背景にもピントが合っていて、シャープなイメージです。
■背景がボケた場合
絞り開放で撮り、背景をボカしたら、被写体が浮かび上がったようなイメージになりました。


まず、背景をボカすひとつの方法として、光学ズーム対応のデジタルカメラでズームアップして撮る方法があります。
光学ズームの倍率を上げるほど被写界深度(ピントが合う距離)が浅くなり、背景がボケやすくなるからです(それを、別の被写体で実験したのが右図の画像です)。
■望遠側は被写界深度が浅くなるためボケやすいのです
ズームなし(広角側)で絞りを開放して撮影した場合です 最大ズーム(望遠側)で絞りを開放して撮影した場合です
人形の背景(地図)のボケ方に大きな違いが出ています。
※この場合の対象は「光学ズーム」であり、「デジタルズーム」ではありません


つぎに、手動で絞りを設定(マニュアル撮影)できるデジタルカメラの場合は、絞りを最大に開放することで、さらに背景をボカすことができます。
【カメラの設定手順】
撮影モードを切り替えるためのダイヤルを所定の位置に合わせ、ダイヤルとボタン操作で「絞り優先モードを選択します(機種によって操作が異なります)。
モニタやビューファインダーには、通常「A」と表示されます。
つぎに、絞り値を変更するダイヤルを回し、絞りを最大に開放します。
■絞り優先モードと最大開放値の設定のしかた

■絞りの最大開放値は、カタログの仕様表でも確認できます

カタログの仕様表には、たいてい「開放絞り値」が記載されています。
このF値が少ないほど明るいレンズであり、ボケやすいということになります。
また、記載された数値に幅があるのはズームレンズの場合で、『F2.8(広角側)〜F3.5(望遠側)』と読み換えましょう。



ここでご紹介している「絞り優先モード」という撮影機能は、すべてのデジタルカメラに搭載されているわけではありません。低価格クラスのお手軽なデジタルカメラは機能も限定されているため、「絞り優先モード」では撮影できません。そのような場合は、シャッターチャンスや構図の方に専念して撮影し、レタッチお助け隊へあとはレタッチソフトで行うと良いでしょう。


こうして、最大にズームアップする→撮影モードを「絞り優先モード」に設定→絞りを最大開放するという操作で撮ったものが右の写真です。
かなり、ダイナミックなイメージの写真になりましたね。


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