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2010.12.24

【中古カメラで必要な基礎知識】
1980年代以前のカメラに出てくるカメラ用語

現在(2005年くらいから後)のデジタルカメラだけを使うなら、詳しくは知らなくても、さほど困ることがない一方で、フィルムしかなかった時代の中古カメラ、特に1980年代より以前の機種を使う場合には、必ず覚えておきたいようなカメラ用語を並べてみました。ベテランの方には懐かしくて、いまの初心者の方にとっては、聞いたこともないような未知の世界。そんな、ちょっと昔の時代を代表するような用語を、ざっとご覧ください。

絞りリング

一眼レフのレンズでは、絞り値を設定するとき、現在では、カメラボディ側のボタン、もしくは電子ダイヤルを使うことが普通です。しかし、1980年代までの一眼レフ(フィルムカメラ)では、現在とは事情が異なり、一眼レフ用レンズの絞り値は、レンズ側にある「絞りリング」を使って設定していました。そのため、当時のカメラボディには、絞り値を設定するための部品はなくて、構造も簡素なものでした。

絞りリングは、レンズ1本ごとに、レンズ鏡筒の円周に沿って、回転可能なリング状の操作ダイヤルを設けたもので、この部分に絞り値の目盛りが刻印してあり、それを段階的に調節して、指標に合わせることで、絞り値(f)を設定する仕組みでした。ちなみに、シャッター速度優先AEやプログラムAEを使う場合、絞りリングは「A」(オート=自動制御の意)にセットしたり、最小絞りにセットしたりと、メーカーによって、いろいろなやり方がありました。

絞りリングの搭載位置は、レンズ鏡筒の根元、レンズマウントの近くにあり、カメラボディを下側から左手で支えると、ちょうど指先がかかるところにありました。そのため、マニュアル露出を使用して、絞りリングを常時操作すれば、微妙に露出値を変えながら撮影することも簡単でした。そして、レンズ鏡筒の根元以外に絞りリングを搭載することは、構造的に難しいので、昔のレンズでは、リア・フォーカスタイプが少なく、レンズの前側にピントリングを付けている製品が多かったようです。

現行製品のレンズには、基本的に、AFタイプであれば絞りリングがありません。そのため、昔の一眼レフカメラを使いたい場合は、必ず、レンズのほうも、昔のカメラボディと年式が対応するものを選んで、絞りリングのあるレンズを用意する必要があります。

アダプトール

一眼レフ用レンズには、カメラメーカーの純正レンズと、レンズ専業メーカーのマウント互換レンズという、2種類の製品があります。その中で、レンズ専業メーカーが、かつて発売していた製品には、普通とは少し違った使い方のものが存在しました。

現行製品の場合は、基本的にすべてのレンズがAF・AE対応のため、レンズ専業メーカー製でも、レンズマウント部分は取外しのできない固定式になっています。レンズ1機種ごとに、対応するカメラメーカーの数だけ、マウント部分を異なる仕様で用意して、電子制御に対応できる製品をラインアップしているわけです。そのため、すでに所有しているレンズのマウント部だけを交換改造して、ほかのカメラメーカーのマウントに対応させることはできません。

しかし、かつて一眼レフAF化以前の時代に使われていた、MF(マニュアルフォーカス)のレンズには、電気接点がなかったほか、露出の絞りを設定する方法も、レンズ側の絞りリングだけだったので、レンズ専業メーカーの一部製品には、レンズ側のマウント部品だけ交換して使い回せるという、ユーザーにとって都合が良いレンズもありました。このような、交換可能なレンズマウント部品を、タムロンでは「アダプトール」といいました。ちなみに、昔のアダプトール仕様は、レンズ専業メーカーの製品を選ぶ理由の一つになっていたので、いまでも、「レンズ専業メーカー製なら全部マウント交換できるのではないか」と、ユーザーに誤解されている場合が、少なからずあるようです。

マウント部分だけ交換できるMFレンズは、レンズ本体の光学系と、カメラ装着に使うマウント部品を分けることができるので、違うカメラメーカーのボディを、合計2台以上使っていたユーザーは、各カメラボディに対応するマウント部品だけを用意しておけば、全機種で1本のレンズを共有可能。新しいカメラがほしくなったときでも、メーカーをまたいだ機材の乗り換えが、いまとは違って、わりと容易でした。

現在、レンズ専業メーカーは、アダプトール方式を廃止したので、このタイプのレンズは発売されていません。最新のAF・AE対応レンズのほうが、カメラボディ側の自動機能に頼れる分だけ撮影はラクですが、一方で、規定通りの使い方のほかには、まったく融通が効きません。しかし、昔のMFレンズは、すべてをカメラ任せにできなくても構造は簡素だったので、いろいろと融通が効いて、ある意味では便利でした。

クランク

「クランク」とは、フィルムを巻き上げたり、巻き戻したりするときに、手動で回す操作レバーのこと。現在では、実質的にデジタルカメラしかないので、結果的にフィルムを扱わなくなり、昔のフィルムカメラに必ず付いていた、巻き上げクランクや、巻き戻しクランクも、ほとんど見られなくなりました。

巻き上げクランクはカメラの右側にあり、一定の角度まで動かすと、自動的に元の位置へ戻ります。この操作を繰り返すごとに、フィルムが1コマ分ずつ、正確に巻き上げられると同時に、シャッターが切れる状態にチャージされます。そして、フィルムのカウンター表示が、1つ進みます。

カメラの左側には、巻き戻しクランクがあって、撮り終わったフィルムを巻き戻すときに使いました。ちなみに、撮影中は、フィルムを装填して巻き上げると、巻き戻しクランクも一緒に回転したので、カメラの中で、フィルムが問題なく送られているかどうか、巻き戻しクランクを見て確認できました。また、巻き戻しクランクは、カメラの裏蓋を開けるときの、ドアノブの役割も兼ねていて、クランクを上に強く引き上げると、裏蓋が開く仕組みでした。

なお、フィルムカメラでも、巻き上げ・巻き戻しをモーターで行う機種の場合は、手動による巻き上げ・巻き戻しに使うクランクが、付いていません。その場合、裏蓋を開ける方法も、クランクを使わない別の方法が採用されています。

裏蓋

デジタルカメラの背面には、液晶モニターが付いていて、撮影直後に再生画像を確認できます。一方のフィルムカメラでは、基本的に背面には何もなくて、その部分は、蝶番で開く扉状の「蓋(フタ)」になっています。この扉のことを、「裏蓋(ウラブタ)」といいます。

裏蓋の内側は、フィルムを装填するためのスペースになっていて、フィルムを入れるときと、(巻き戻した後で)取り出すときだけ開閉します。それ以外で、撮影中に裏蓋を開けることは、基本的にはありません。カメラの裏蓋は、撮影中のフィルムを光の侵入から守るという、大切な役目を持っているのです。

裏蓋そのものの裏面(開いた状態で見える部分)には、フィルムをバネで軽く押さえる役目を持つ「板」があって、これが露光中のフィルムを裏側から支えることで、撮像面を平らに保っています。巻物状態になっているフィルムが、撮影中、不自然にカールしないのも、裏蓋があるおかげなのです。

感光

写真フィルムは、レンズを通さないで明るい光に直接当たると、光学・化学的に強く反応し過ぎて、焼け焦げたように、真っ黒になってしまいます。この状態を「感光」といって、フィルムカメラを使った撮影では、特に注意する必要があります。(フィルムの感光は、現像した後でわかります。)

もし、巻き戻し前に間違えてカメラの裏蓋を開けてしまうなど、何らかの理由で、撮影済みのフィルムが感光してしまったら、その写真は一瞬にして、すべて台無しに。救済策は一切ないので、そうならないように、フィルムの取扱いには、細心の注意を要したのです。

デジタルカメラのメモリーカードは、光には反応しませんから、記録媒体の取扱いについては、それだけユーザーの負担が軽くなりました。ところが、デジタルカメラに慣れた後で、たまにフィルムカメラを使うと、フィルムの巻き戻しをコロっと忘れることがあるので、稀にしかフィルムで撮らない場合は、感光に気を付けてください。ちなみに、感光して台無しになったフィルムでも、現像に出せば、フィルム現像代だけはかかります。(プリントはできないので、プリント代金はかかりません。)

 
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