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2010.07.09

【撮影技術の基本】
初心者でも、絶対に失敗しない写真の撮り方

写真撮影のコツを初心者に教えるという場合、2つの方法があります。その一つとして、よく見かける方法は、「普通より上手に見える撮り方」を教えるもので、カメラ雑誌やカメラ教室でレクチャーされるような、芸術的な作品(撮った写真そのものを創作的な芸術作品とみなす)としての表現を目指すタイプ。もう一つは、今回ここで取り上げる、「絶対に失敗しない撮り方」です。

「写真表現」よりも、まずはカメラを適切に取り扱うこと

「カメラ」と「写真」は、実は、似て非なるもの。「写真表現」という言葉はあっても、「カメラ表現」という言葉は、まったく聞いたことがありません。カメラは、操作する対象としての「機材」であり、写真は、そこで撮影された「成果物」。だから、撮影操作そのものに慣れていない初心者の方には、作品としての芸術論を説くよりも、まず先に、機材であるカメラの基本的な使い方を、正しく伝える必要があります。

また、現在のようにデジカメが、全国民的・全世界的に普及していることを大前提とすれば、カメラを持っているユーザーの全員が、必ずしも、「写真愛好家」とは限らないと考えたほうが現実的。写真そのものを自作の「アート作品」だと考える人が、愛好家層には多いのですが、そのほかに、あくまで写真は「記録・資料」とだけ考える一般の人も多いので、そのタイプのカメラユーザーの方にとって、理解しやすい話も必要かと思います。

だから、「同じ被写体を他人より上手に撮る」というようなことではなくて、「とにかく撮影ミスを防いで、自分が納得できるように、撮った写真の質を底上げする」という方向性で、撮影テクニックを必要としている方もいるでしょう。この種の話題は、これまでは、ありそうでいて、実はなかったのですが、夏休みも近いことですし、ここでまとめて紹介しておきます。

レンズの光学特性に沿って構図を決める

写真撮影のコツを、写真愛好家やプロ写真家が語る場合、そこで準拠する考え方が、手で描く絵画と同じ「芸術論」になっていることが結構、多かったりするものですが、それは、どちらかというと、プリントまで完成された、他人の作品写真を鑑賞するときに、批評として役立つことが多い知識です。

しかし、自分自身がカメラを持って、現実に存在する被写体に対峙し、その写真を撮影しようとするとき、つまり、シャッターを切るよりも前の時点で、自分自身の判断として、まず最初に考えることは、「芸術論」ではないはず。そこでは、むしろ「光学」の考え方が、必要となるでしょう。

なぜならば、写真というものは、被写体の実在そのものを撮っているわけではなくて、レンズを通った光が作る「被写体の像」を撮っているからです。その「像」とは、触れることも、温度を感じることもできない存在で、ただカメラの中で、一時的に映し出されている、幻のようなもの。例えるなら、蜃気楼の中に浮かんでいる遠い島影か、逃げ水のようなものでしょう。それを、永続的に定着させるのが、「写真を撮る」ということです。

この事実を、少し違う視点からとらえなおすなら、レンズが光学的に作る「像」の特性を知ることが、写真撮影のコツとしても役に立つはず。ここで一つ重要なことは、撮った写真の画面は四角くても、レンズの像は、実は丸いのだという、一見、ごく当たり前のことです。その点を踏まえて、以下の基本項目を確認してみてください。

被写体は画面の真ん中でとらえる

レンズは丸い像を作りますが、その中で、最も画質や明るさの性能が良い部分は、レンズの中央部です。そのため、被写体を、なるべく画面中央部でとらえるようにすれば、その形状が歪んだり、色がくすんで写ったりする状態を、避けることができます。

複数の被写体は、左右対称に見える位置から撮る

同じ1コマの中で、一緒に撮りたい被写体が2つ以上あるために、それらを画面の真ん中でとらえることができない場合は、なるべく、それらの位置関係が左右対称、または上下対称の配置に見えるように、カメラポジション(眺める視点)を決めると、構図に偏りがなくなり、見映えも良くなります。

適切な撮影距離(被写体までの空間)をとる

どのようなレンズでも、被写体に近付いたとき、ピントが合う限界点となる、最短撮影距離の性能が仕様で決まっています。この近接限界点よりも近くにある被写体は、ピントが合わず、必ずボケます。そのため、撮影時には、カメラ・レンズの取扱い説明書に載っている最短撮影距離以上の、適切な撮影距離を常に確保する必要があります。

オートフォーカス機能を効果的に使う

デジタルカメラは、基本的にオートフォーカス(AF)で使用します。この機能の動作を妨げないようにすることが、AFを効果的に使うコツ。そのためには、次のような点に注意しましょう。この場合、最短撮影距離以上のスペースを、被写体とカメラの間にとって撮影します。

測距点がある位置を被写体に合わせる

AFの測距は、レンズの性能が良く、光学像が安定している部分で行うようにできています。そして、AFの測距性能が最も良い部分は、画面の中央となることが普通です。ということは、最も撮りたい被写体を、できるだけ画面の真ん中にある測距点でとらえたほうが、ピント合わせが正確で、失敗しにくいことになります。

顔認識AFを使う

現在のデジタルカメラのうち、コンパクトデジカメ、ミラーレス一眼のほとんどすべてと、一部のデジタル一眼レフ(ライブビューAF対応機)では、いずれも顔認識AF機能を使うことができます。顔認識AF機能は、人間の顔を検出し、撮影する画面内で、顔の位置に対して優先的にピントを合わせるものですが、これを利用すれば、とりあえず人物写真での失敗は減ります。

自動露出の誤作動を防ぐ

現行機種のカメラでは、デフォルト(基本設定)となる露出モードは、「プログラムAE」であって、その中でも、コンパクトデジカメの場合では、大半の機種がプログラムAEしか搭載していません。したがって、自動露出機能が問題なく動作するなら、露出の失敗も簡単に防げることになります。そのために、以下の各項を実践してみましょう。まずは、複雑な画面構成(構図)を避ければ、自動露出機能にとっては測光・演算がやりやすいので、現行機種のデジカメは、相当に優秀な成果を上げるはずです。

被写体を大きくとらえる

自動露出機能は、レンズの像を、写真のフレームに沿って四角く切り出した状態のとき、実際に写される範囲の中で、測光・演算を行います。そのため、露出に関しては、レンズの像が丸いことを、特に考える必要がありません。写真になった後の状態を想定して、その四角いフレームの中で、最も撮りたい被写体が、最も大きく写るように撮れば、自動露出機能は正確に動作します。こうなる理由は、背景部分だけがムダに大きく写っている領域を、画面内で相対的に少なくできれば、余計な演算をして、主要被写体との間で、明るさのバランスをとる必要がなくなるからです。

被写体の形でタテ・ヨコを使い分ける

横方向に長い画面の中で、縦に長い被写体を撮影すると、背景部分に何もないすき間が大きくなるので、自動露出にも誤差が出やすくなります。これを防ぐには、タテに長い被写体は、カメラの画面もタテ位置で、ヨコに長い被写体は、画面もヨコ位置で、というように、撮りたいものの形状に逆らわず、長いものには巻かれるように、縦横の構図を適切に切り替えて撮影すると効果的です。

顔認識AEを使う

顔認識機能は、AFが自動的にピント合わせた人の顔を優先して、露出も自動的に調節するようにできています。そのため、人物を撮影する場合には、とりあえず顔認識機能を利用すれば、失敗は少なくできるわけです。

まずはズームよりもフットワーク

デジタルカメラのレンズは、ほぼすべてがズームレンズですが、ズームにだけ頼り過ぎないことが、実際にシャッターを切った後の結果について、撮影の失敗を防ぐコツになります。被写体を大きく写すためには2つの方法があって、1つはズームですが、それ以前の最も原始的な方法として、もう1つ、自分自身が前後に動いて被写体までの撮影距離を変える「フットワーク」があります。フットワークを生かして撮影すれば、以下のように効果的な撮影が可能となります。

できるだけ広角側を使い、被写体に近付いて撮る

カメラを手持ちで撮影するとき、シャッター速度が遅い場合にはブレの影響が出ますが、大原則として、手ブレは望遠側になるほど目立ちやすくなり、広角側になるほど目立ちにくくなります。ということは、できる限りズームレンズは広角側で使って、被写体を大きく写したいときには、自分で歩いて被写体に近付いたほうが、手ブレしてしまうミスが防げることになります。そして、被写体まで十分に接近していれば、フルオートモードで、フラッシュ発光も自動となるような場合でも、必ず被写体にフラッシュ光が届くので、露出アンダーになってしまう心配がありません。

ズームの使用は必要に応じて最小限に

ズームレンズは、自分の立ち位置(カメラの位置)を変えなくても、被写体を大きく写すことができて便利ですが、その代わりとして、望遠側になるほど、絞りの開放F値が大きくなって、光学像そのものが暗くなります。これは、つまり露出設定として、シャッター速度が下がるということです。となると、ただでさえブレやすい望遠側で、さらに開放F値の影響を受けて、シャッター速度も低下するということで、手ブレ補正機能でもカバーし切れないことがあります。このような制約を回避するため、たとえズームが付いていても、それを自分で動くのが面倒くさいから使うのではなく、水辺での撮影や、スポーツ競技、野生動物、鉄道の撮影といったように、本当にズーム以外の方法がない場合にだけ使ったほうが、結果として、撮影の失敗は少なくできます。

デジタルズームは非常手段

デジタルズームという機能は、撮影時に記録する画素数を、カメラが持っている本来の最高性能より下げて、画質を犠牲にすることで成り立っています。それは、つまり部分的に画像を拡大して、それを切り出してから保存しているというだけであって、光学レンズの焦点距離が、ズームの望遠端以上に伸びているわけではありません。この状態は、光学ズームだけを使って、有効画素数の上限で撮影した画像を、後からパソコンを使ってトリミングした場合と、何も変わらないということです(JPEG圧縮の効果は考えない場合)。したがって、デジタルズームは、あくまで光学ズームレンズの補助機能とみなし、光学レンズの望遠性能が、少し不足しているシーンだけで非常手段として利用。常用機能としては、あまりデジタルズームを使い過ぎないほうが、結果としては、撮った画像が鮮明になるので、後々、いろいろな用途で写真を利用しやすくなるでしょう。

充電とメモリーカードを忘れない

どんなに高性能なフルオートのデジタルカメラでも、バッテリーの充電切れと、メモリーカードの装填忘れがあっては、絶対に満足な撮影はできません。これだけは、自分で気を付けるしかないので、事前に確認しておきましょう。

ワンポイント

複雑なテクニックを駆使した奇抜な写真表現も、まずは、カメラの基本操作があってこそ。一見すれば奇抜な表現も、手順を分解してみると、実は、いろいろな基本操作の組み合わせになっていることが多いのです。「基本」とは、決して「低レベルな練習」などではなくて、「徹底して失敗を避けるために必要な王道」。そういった基本の1つ1つは、最も使用頻度が高い部類の重要なテクニックでもありますから、デジカメ初心者の方は、まず、そういった基本操作を1つずつ順番に押さえるところから、撮影技術を習得してみてください。その基本操作は、何を撮影する場合であっても、すべてに通じる知識として、必ず役に立ちます。

 
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