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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2010.05.14

【覚えておきたい基本操作】
続・デジタル一眼レフだけで使う機能

コンパクトデジカメだけで使う機能があるなら、その反対に、デジタル一眼レフだけで使う機能もある、ということで、デジタル一眼レフ限定での操作のコツをおさらいするシリーズ。第2回目の今回は、以下の項目を、ご紹介します。(コンパクトデジカメを使う場合、ここにある各項目は、「なかったもの」として無視した上で、すでに紹介済みの、コンパクトデジカメだけで使う機能に関する記事を参照してください。)

位相差検出AF方式

デジタル一眼レフ(ミラーレス一眼ではない本物の一眼レフ)では、AFシステムの測距方法が、大原則として、「位相差検出方式」と呼ばれる仕組みになっていて、コンパクトデジカメのAFとは、種類が異なります。この方式では、レンズを通ってミラーに到達した光の一部が、ミラーを透過して(半透明になっている)、その裏にある、もう1つのサブミラー経由で、カメラボディの底部まで導かれ、そこに並べられたAF測距センサーが、光学像からピントを検出するというもの。このAF測距センサーの部分は、デジタル一眼レフでも、フィルム一眼レフでも、まったく同じようにできています。位相差検出方式のAFは、測距・演算の精度が高く、AFでピントが合うまでのスピードも速いことが特徴です。ただし、このAF方式では、顔認識機能が搭載できません。ちなみに、ライブビュー機能を使う場合は、ミラーを折り畳んで画像センサーに直接、レンズの光学像を導くため、カメラボディの底部には光が届かないので、位相差検出AFは使えません。そのため、デジタル一眼レフで、ライブビュー機能を使用中に、AFを利用する場合には、瞬間的にミラーを戻して位相差検出AFで測距するか、もしくは、ライブビュー専用となる、画像センサーを利用したコントラスト検出AF方式に切り換わります。デジタル一眼レフで、顔認識機能を搭載している機種では、ライブビュー機能+コントラスト検出AF方式の両方が付いています(本物の「一眼レフ」であれば、普通の位相差検出AF方式も選択できます。)

X同調速度

デジタル一眼レフと、コンパクトデジカメでは、シャッターを切るときに使う、シャッター機構の仕組みが、まったく違います。デジタル・フィルムとも、一眼レフの場合は、画像センサーまたはフィルムのすぐ前にシャッター機構があり、これを瞬間的に開閉して露光時間を調節することで、正確な露出を得ています。一眼レフのシャッター機構は、2枚のシャッター幕でできていて、片方は開けるのが専門、もう片方は閉めるのが専門で、どちらも同じ方向へ動きます。つまり、カメラのシャッターは、建築物のシャッターのように、1枚だけで上がったり下がったりするものではないのです。(カメラでは、初期状態にシャッター幕を戻すとき、2枚とも閉じたままで一緒に戻ります。この動きは、フィルム一眼レフで、裏蓋を開いて空シャッターを切れば確認可能です。)このように、シャッター機構が開閉動作をするとき、低速シャッターでは撮像面が全開になりますが、高速シャッターの場合は少し違っていて、撮像面を全開せず、1枚のシャッターが開くとすぐに、もう1枚が閉めに動くようになります。その結果、シャッター機構は、2枚あるシャッター幕の間にできる「隙間」が、撮像面を移動するような要領で、1回の露光を行うわけです。このような仕組みを持つ、一眼レフのシャッター機構で、撮像面を全開にできる最速設定のシャッター速度が、X同調速度。フラッシュ撮影で画面全体を均一に露光するには、シャッターを全開することが前提条件なので、基本的にフラッシュ撮影では、X同調よりも遅いシャッター速度しか使えません。(高速シャッターにフラッシュ同調させる方法もありますが、カメラ内蔵フラッシュを使う場合は、X同調以下での撮影が原則となります。)X同調速度は、カメラの機種によって異なり、高級機のほうが速くなります。それぞれの性能は、製品カタログの仕様一覧に掲載されています。

外付けフラッシュ

コンパクトデジカメの場合は、一部の高級機を除いて、外付けフラッシュの取り付け接点がありませんが、デジタル一眼レフの場合では、どのグレードの機種でも、外付けフラッシュが使えるようになっています。普及機や中級機のデジタル一眼レフでは、どの機種にも内蔵フラッシュが付いているので、外付けフラッシュを使う機会は少ないかもしれませんが、広い室内で撮影する場合や、X同調速度よりも速いシャッター速度に同調させたい場合は、外付けフラッシュを使用することが基本です。コンパクトデジカメとデジタル一眼レフの間にある、最も大きな違いの一つは、外付けフラッシュの対応状況でしょう。ちなみに、外付けフラッシュは、原則としてカメラボディと同じメーカーの製品を選んで使用します。

CFカード

画像データの記録に使うメモリーカードは、コンパクトデジカメの現行機種では、ほとんどすべての場合において、SD系の製品が使われるようになりました。この傾向は、多くのデジタル一眼レフでも同様で、特に普及機の場合であれば、確実にSD/SDHCメモリーカードが使えます。ただし、デジタル一眼レフの中級機や高級機の場合は、CFカード(コンパクトフラッシュ)を採用している機種がまだ多いので、それらと、デジタル一眼レフの普及機や、コンパクトデジカメを併用する場合は、メモリーカードの準備にも注意が必要です。

RAWモード

コンパクトデジカメの場合、撮影したデータは、画質・画素数モードの設定に違いがあっても、多くの機種では、必ず全メーカー・全機種に共通のJPEG方式に変換して記録されます。この点は、デジタル一眼レフの初期設定でも同じですが、デジタル一眼レフの場合は、そのほかに「RAWモード」という設定があり、画像をJPEG変換せずに、画像センサーに写った未処理データを、そのままでメモリーカードに書き出すこともできます。こうして記録されたRAWデータは、後でパソコンを使ってユーザーが微調整することで、JPEGによる圧縮工程が1回もない画像を得ることも可能。RAW画像の処理には、カメラの付属CD-ROMの中に入っている専用ソフトを使用します。RAW画像のデータ形式は、画像センサーの設計に左右され、その処理方法はカメラメーカーごとに違うので、メーカーが違えばRAWデータの互換性はありません。また、RAWモードの画像を、そのままでキタムラのデジカメプリントに注文することはできません。(パソコンで後処理して、JPEGモードで保存した画像なら注文可能。)ちなみに、誤解されてしまうことも多いのですが、「RAWモード」というのは、ファイル形式の名前ではなくて(RAWという規格があるわけではない)、あくまで「JPEG画像の生成をしないモード」という意味。つまり、カメラは何もしていないという、「状態」を示すだけの用語です。だから、A社製カメラのRAWモードと、B社製カメラのRAWモードの間には、同じ「RAW」という名前が付いていても、まったく互換性がありません。

アスペクト比3:2

デジタル一眼レフのアスペクト比(横と縦の比率)は、35ミリ判フィルムのフルサイズと同じ、3:2です。この画面比率は、APS-Cサイズ機でも、35ミリ判フルサイズ機でも同じ。ただし、フォーサーズ規格の場合は例外で、フォーサーズでは4:3(コンパクトデジカメと同じ)になります。見た目としては、3:2のほうが、4:3よりも横方向(長辺)が、少しだけ長い感じになります。

Lサイズ/ハガキサイズなどの写真プリント

コンパクトデジカメとは違って、多くのデジタル一眼レフでは、画面のアスペクト比が、フィルムの場合と完全に一致します。そのため、もともとはフィルム用として、古くから印画紙の規格が作られていた、写真店のDPEサービス(お店プリント)との相性は抜群! サービスサイズとしてお馴染みのLサイズも、原型のLサイズがそのまま使えます。また、Lサイズより面積がひと回り大きい、ハガキサイズ(郵送用ではなくてハガキと同じ大きさの印画紙規格で裏面は白紙)も、デジタル一眼レフなら、気軽にご利用いただけます。なお、ハガキサイズにはコンパクトデジカメ用の特例タイプ(4:3仕様)がないので、利用する予定がある場合は、コンパクトデジカメではなくて、必ず一眼レフで撮影してください。また、そのほかの大伸ばしサイズも、基本的にはフィルムだけの時代から存在していた規格なので、もし引き伸ばすなら、最初から一眼レフで撮影しておいたほうが、より自由にプリントサイズを選べます。デジタル一眼レフを使う場合、DSCサイズについては、原則として覚える必要はありませんが、フォーサーズ系の機種を使う場合だけは例外で、一眼レフでありながら、プリントはDSCサイズを使うことになります。

カメラの使い分けと、機能の覚え方のワンポイント

デジタルカメラの機能を、コンパクトデジカメだけで使うものと、デジタル一眼レフだけで使うものに分類して、これまで合計4回にわたって解説してきました。その全体を概観すると、一見、難しそうに思えるデジカメでも、機材に応じた必要な機能だけを選び、それらを適切に分類した上で、体系的にまとめて覚えれば、無理なく理解することは、可能になるようです。しかし、さすがに全種類のカメラについて、全部の機能を一度に覚えるのは大変ですから、コンパクトデジカメでもデジタル一眼レフでも、どちらか一つ、実際に使いたいほうを、まずは先に選んで、各機能を実地で利用してみてください。とにかく、いますぐ必要な機能から一歩ずつ、操作のコツを習得していけば、いずれはコンパクトデジカメも、デジタル一眼レフも、自由自在に使い分けできるようになるはずです。ただし、一つ注目しておくべき問題は、「コンパクトデジカメから、デジタル一眼レフへのステップアップ」というものが、カメラ販売の宣伝文句として言われるようには、簡単に成り立たないかもしれないということ。コンパクトデジカメとデジタル一眼レフは、どちらが格上ということはなく、相互に製品特性が異なる機材であり、それぞれ撮影目的に応じて、ユーザー自身の好みで使い分けをするものだということが、この4回のシリーズで見えてきたと思います。この点については、言い換えれば、デジタル一眼レフを使う前に、コンパクトデジカメを使って「練習する」という段階は、要らないという意味にもなるので、回り道のステップアップなど考えずに、初心者がいきなり一眼レフを使っても、一向に構わないわけです。ただし、撮影目的によってカメラ機材を使い分けるという考え方は必要なので、どんな機材を選ぶか、ご自身の場合で判断してください。また、ベテランの方の場合は、必ずしも一眼レフだけが、あらゆる被写体に対して万能ではないことがある点を踏まえて、撮影する被写体や目的に応じて、コンパクトデジカメとデジタル一眼レフの使い分けを実行してみることも、おすすめします。フィルムカメラという存在を一旦すべて忘れてから、改めてデジタルカメラを眺めると、コンパクトデジカメとデジタル一眼レフが、まるで違う精密・電子機器であることに気付くでしょう。

 
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