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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2010.01.22

【高級機の条件】
デジタル一眼レフの最高スペック

メーカー各社では、デジタル一眼レフの製品シリーズとして、価格がお手頃な普及機から、最高級のフラッグシップモデルや、ハイアマチュアモデルまで、数種類の機種をラインアップしています。その製品群には、もちろん価格の違いもありますが、価格に見合った形で、明らかな機能の違いも見られます。その違いとは何か? というのが、今回、ここで注目する話題です。

一眼レフのボディに見るグレードの違い

デジタル一眼レフの普及機と上位機種では、表面的な操作方法の違いだけにとどまらず、実際の撮影結果にも影響する各部分の機能に、具体的な差があります。その違いが明確に現れているスペックを、幾つか挙げてみました。カメラを選ぶ場合は、このような機能の違いを検討して、フラッグシップ級の機能が必要なのか、それとも、極端な高機能を省略した、普及機や中級機のほうが合理的なのか、といった点を判断してください。

AF測距点の数

フラッグシップ機と、それ以外の機種では、オートフォーカス(AF)の測距点の数が、大きく異なります。例えば、キヤノンの場合、フラッグシップ機である「EOS-1Ds Mark III」のAF測距点の数は合計45点ですが、普及機である「EOS Kiss X2」のAF測距点の数は合計9点です。測距点の数は、風景など、ピント位置が遠くにある静止した被写体を、絞りの被写界深度を効かせて撮影する場合は、それほど多くなくても、実用上の問題がありません。しかし、カメラに近い位置で動いている被写体、特に、画面を横切って動くものをAFで追う場合は、測距点の数が多いほうが、より動体追尾性能が高くなります。したがって、鉄道や動物、スポーツ競技などを撮影する場合は、フラッグシップ機が有利です。その反対に、フォトコンテストに応募するアマチュア写真愛好家が、好んで選ぶことの多い被写体である、自然風景の撮影では、普及機・中級機のAF性能でもOKということになるでしょう。ちなみに、AF測距点の数は、メーカーとグレードによって、それぞれ異なります。

分割測光の細かさ

分割測光の「分割の細かさ」についても、フラッグシップ機と、それ以外の普及機・中級機の間に大きな差があります。キヤノンの場合、フラッグシップ機である「EOS-1Ds Mark III」は63分割測光ですが、普及機である「EOS Kiss X2」は35分割測光です。分割測光が、その性能を発揮するには条件があり、オートフォーカスと自動露出(マニュアル以外)を使用し、なおかつ、測光モードが分割測光に類するもの(メーカーにより呼び名が異なる)である設定のとき、仕様一覧に載っている分割精度の数字が細かいほうが、より緻密な露出制御に有利となります。フラッグシップ機の分割測光が細かいのは、AF測距点の数が極めて多いからなのです。

その一方で、マニュアルフォーカスと、マニュアル露出モードを使用し、さらに、そのとき選んでいる測光モードが、スポット測光や、中央部重点平均測光の場合は、分割測光の精度というスペックは、撮影結果には何も関係がありません。つまり、風景だけを撮影する用途では、フラッグシップ機の測光性能がオーバースペックになるわけです。言い替えると、マニュアル露出にこだわりがあるユーザーが、分割測光の細かさにもこだわるというのは、実は、少し矛盾していることになります。ちなみに、分割測光の分割の細かさも、AF性能と同じく、メーカーとグレードによって、それぞれ異なります。

メーカーごとに分割測光の性能が違うと、露出制御に優劣が出るような気がする方も、いるのかもしれませんが、実際のところ、その点は心配無用です。一眼レフの場合、測光に使う内蔵TTL露出計の搭載位置が、光学ファインダーの内側となっており、撮影用の画像センサーで直接測光しているわけではないので、露出計の精度だけが、そのまま撮影結果に影響を与えることはありません。露出の正確さが重要であることは当たり前ですが、それでも実際には、画像センサー側の受光性能や、画像処理エンジンの演算性能によっても、写った写真画像の仕上がり具合が決まるのですから、そもそもの構造として、多少の露出誤差は許容可能なのです。したがって、あまり分割測光の数字にだけこだわらなくても、特に大きな問題はありません。もし、自動露出の信頼性に疑問があるなら、撮影時点で、測光モードを手動で切り替えて、こまめに露出値を確かめることのほうに気を使ったほうが現実的でしょう。

ファインダー視野率

ファインダー視野率とは、光学ファインダーで見ることができる視野の正確さのこと。実際に、画像として撮影される範囲を100%としたときに、光学ファインダーでは、その何%までを正確にとらえることができるかということを表します。高級機では、このファインダー視野率が100%となりますが、普及機では、やや欠けて90%台となることが多いようです。画面の隅々まで、構図に凝って撮影する場合、ファインダー視野率が100%でなければ、わざわざ構図に凝る意味がなくなってしまうので、芸術志向で写真を撮影するユーザーの場合は、普及機より高級機を好むことが多くなります。

ちなみに、光学ファインダーの視野率が100%以上になることは、一眼レフの場合では、普通はありません。視野率が100%以上あると、逆に、ファインダーで見えたはずのものが、実際の写真には写っていないということにもなるので、錯誤を避けるためにも、視野率は必ず100%か、それ以下に設計されるのです。

最高シャッター速度

普及機と上位機種では、搭載されているシャッターの最高速度(設定上限)に差があります。普及機の上限速度は1/4000秒、上位機種の上限速度は1/8000秒程度。これは、どのメーカーでも、フォーカルプレーンシャッター(機械式シャッター)を使っている場合は、だいたい同じです。上限速度が速いほうが、動体撮影に有利であることは間違いありませんが、どちらかといえば、カメラに装着して使用する大口径レンズの、極端に明るい開放絞りとの相性という点で、上位機種に高速シャッターを搭載する意義が大きいとみられます。ただし、実際の撮影で、1/4000秒や、1/8000秒といった超高速シャッターを使う機会は、まれです。風景撮影や記念撮影では、シャッター速度よりも、絞りの被写界深度を利用する場合のほうが多いのですから、本当に撮影現場で上限速度を使わなくてはならない例は、ごくわずかなのです。

ちなみに、いまの普及機の上限速度である1/4000秒は、その昔、フィルム時代のフラッグシップ機であった、キヤノンF-1や、ニコンF3には、付いていませんでした。この点を考えれば、いまの普及機には、昔の高級機に匹敵するレベルの機能が、当たり前に搭載されているのだと言えます。したがって、もし、その当時と同じように、風景などの動きが少ない被写体を選んで撮影するのであれば、実用性の点から言って、いちばん安い普及機でも、特に文句の付けどころはないわけです。

フラッシュ同調速度

シャッターの性能が、通常あり得る使い方で、直接、撮影結果に影響するところは、最高シャッター速度より、むしろ、フラッシュの同調速度でしょう。設定上限が速いシャッター部品は、比較的遅いシャッター部品よりも、構造が頑丈で、動作性能も良いということですから、フラッシュ撮影時の同調速度(X同調)も高速になります。このフラッシュ同調速度の優劣を判断するとき、基準となるシャッター速度は、1/250秒。各機種の仕様を見ると、同調速度がこれ以上なら高級機・中級機、これ以下なら普及機と、はっきり分かれています。

フラッシュ撮影では、普通は、同調速度より下のシャッター速度しか使えません。一般的に、フラッシュは夜間や屋内など、暗い場所だけで使うものと思われているので、ほとんどの場合は、フラッシュ同調速度が遅くても、さほど問題にはならないものです。しかし、日中・屋外での撮影時に、逆光で一部の被写体だけ暗くなるようなとき、補助光源としてフラッシュを併用するという撮り方もあるので、そのような場合には、高速シャッターでフラッシュが同調できたほうが便利です。このような特殊な撮影テクニックを駆使するには、高級機に搭載された1/250秒以上のフラッシュ同調速度が必要となります。

ただし、カメラ内蔵フラッシュではなく、外付けフラッシュを使う場合は、少し事情が違っていて、フラッシュ側の機能を利用して、X同調速度以上のシャッター速度でフラッシュ撮影すること(全速同調)も可能になっています。とはいえ、その場合は、発光の仕方が通常モードとは違うので、フル発光の光量にはなりません。それでも問題がない場合、外付けフラッシュさえ使えば、X同調が遅い機種でも全速同調は可能。ここで重要なことは、必ず別売りの外付けフラッシュ(現行機種)を用意することです。ちなみに、フラッグシップ機には、もともと内蔵フラッシュが搭載されていないので、フラッシュ撮影時には、必ず外付けフラッシュを使います。

連続撮影性能

連続撮影(連写)の性能も、グレードによって違いが出るところです。例えば、キヤノンの普及機である「EOS Kiss X2」では、最高約3.5コマ/秒で、JPEG(ラージ/ファイン)約53枚。これに対して、同じAPS-Cサイズの上位機種である「EOS 7D」では、最高約8コマ/秒で、JPEG(ラージ/ファイン)約94枚となっています。この点から、写真を1コマずつ、じっくり撮るなら普及機でも十分ですが、動く被写体を連続して撮影したい場合は、上位機種を選んだほうが実用性に優れることは明らかです。

デジタルカメラの場合は、撮り始めの1秒間だけを取り上げた単純な連写コマ数ではなく、その速度を維持して連続何コマまで撮れるか? ということが重要。しかし、普及機でも、デジタル一眼レフの現行機種なら、36枚撮りフィルム1本分より多いコマ数を、連続して撮影できる性能があるわけですから、連写機能に関しては、もう何も問題はないレベルにあると言うことができるでしょう。フィルムでは、36コマ撮るたびに巻き戻して交換する手間があったことを考えれば、デジタル一眼レフの連写性能は、昔の常識では信じられないくらい、飛躍的に向上したのです。

 
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