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2009.06.12

【「ハイアマチュア」って、何だ?】
カメラのグレードを示す専門用語の意味

デジタル一眼レフの中級機のことを指して、「ハイアマチュアモデル」ということがあります。この「ハイアマチュア」という用語、なにか、わかったようでいてわからない感じの、あいまいな表現なのですが、いったい何のことなのか?
具体的に、意味を探ってみましょう。

「ハイアマチュアさん」って誰?

旅先の観光地などでは、「すみません、ちょっとシャッターを押してもらえませんか?」などといった一言から始まって、カメラに詳しそうな見知らぬ人どうしで話をしている様子などを、たまに見かけることがあります。そういった人たちには、高級一眼レフを使っている、年配のおじさんが多いのですけれど、「プロのカメラマンの方ですか?」と尋ねられると、「いや~、ボクなんか“万年アマチュア”ですから~!」と、照れ笑いをしながら答えていることもあります(アマチュアにとって「プロ」と言われるのは、ある意味で褒め言葉)。この、“万年アマチュア”という一言で、「ああ、そうなのか」と思うのは早合点。実は、“アマチュア”というのは、ベテランカメラマンなりの、ご謙遜であることが意外に多くて、実は、商店街などにある個人商店の写真屋さんで記念撮影や証明写真の撮影などもこなす、店主の方だったりします。消費者である一般人の感覚で考えるなら、街の写真屋さんは、誰がどう見ても「プロ」だと思うのがスジかと思いますけれど、それでも、“アマチュア”を自称する「プロ」はいるのですね。

このように、技術と知識は明らかにプロでも、“アマチュア”を自称しているユーザーが、おそらくは「ハイアマチュアさん」の典型例なのだろうと思われます。この中には、写真屋さんのご店主を中心に、そのご家族や、常連のお客さんといった、写真仲間のご友人関係なども含まれ、ほかにもメーカー関係者や、キタムラのような販売店の関係者、マスコミ関係者など、広い意味でカメラと写真に関わっている人が、わりと多いようです。1990年代の半ばごろまでは学生の人口が多かったので、「ハイアマチュア」というと写真専攻の学生を指す場合もあったのですが、時間の経過に伴い、年齢層が持ち上がって、当時の若者は現在では中堅の社会人になったので、結果としては、プロレベルの技術を持っているアマチュアという人が、予想以上に多いものと推測できます。

そうした「ハイアマチュア」を自認する人から見た「プロ」とは、カメラ雑誌で、カメラの使い方をレクチャーしてくれるプロ写真家のことを指している場合が多いらしく、カメラ雑誌での撮影指導が仕事ではない、街の写真屋さんは、カメラマンとしては、あくまで「アマチュア写真愛好家」を名乗られることがあるようです。とはいえ、実際の技術レベルではプロなので、いわゆる初心者のカメラ愛好家(素人さん)と区別して、業界的には、「ハイアマチュア」という称号が与えられたと考えれば、わかりやすいでしょう。しかし、本当の「素人さん」から見れば、「ハイアマチュア」の多くは、事実上の「プロ」です。

ほかにも、プロ写真家(専門分野を問わず)が、オフタイムに、自分の趣味で写真を撮影するときも、立場的に「ハイアマチュア」と称していることがあります。なぜかというと、そのほうが合理的なことがあるからです。例えば、入場料が必要な庭園や観光施設などに遊びに行って、普通の見物客としての立場で、風景写真などを撮る場合。アマチュアの観光客が写真撮影する分には特に制限がなくても、プロ写真家が業務として撮影する場合には、書面で管理者から許可を得ることを義務付ける例があります(多くはモデル撮影などの場合を想定している)。ところで、職業がプロカメラマンという人でも、休みの日に遊びに行った観光地で、家族や友人と記念写真を撮ることは、ほかの職業の人と同様にあるわけですが、しかし、仕事ではない単なるプライベートの記念写真なのに、いちいちプロを名乗ると面倒なことになりますね? だから、その場では、職業がプロ写真家の人でも、オフタイムには「アマチュア」の立場に徹したほうが、どう考えても合理的でしょう。こんな場合でも、撮影する人の撮影技術が変わるわけではないので、立場として言えば、本当はプロでも、「ハイアマチュアさん」になっているわけです。

まとめると、技能的にはプロであっても、撮影する瞬間が「仕事中」ではなくて、「趣味」のスタンスで撮影している場合を、「ハイアマチュア」と呼んでいると解釈すれば良いでしょう。ちなみに、写真コンテストは基本的にアマチュア限定で、主催者の規定によってプロは応募できない場合が多いですから、フォトコンを楽しむ趣味を持っている人は、アマチュアを自称しておいたほうが、何かと都合が良いという一面もあったりします。

カメラのグレードとしての「ハイアマチュアモデル」

各メーカーとも、一眼レフカメラには機能別のグレードがあり、3段階に分類されています。実売台数が最も多いのは、エントリーモデル、もしくは、普及機、入門機と呼ばれる一番下のグレード。これに対して、各メーカーが持ち得る最高水準の技術をつぎ込んだ機種は、フラッグシップモデルといって、最も上のグレードに相当します。この上下両端の間に、価格と機能のバランスが、適度な水準で均衡した中級機のグレードがあるわけですが、その中級機を指して、「ハイアマチュアモデル」ということがあります。

エントリーモデルと、ハイアマチュア用モデルの間には、使用される部品や、基本的な撮影機能、操作性などの点で、大きな違いがあります。例えば、エントリーモデルの一眼レフでは、光学ファインダーが安価なミラー式ですが、ハイアマチュアモデルのファインダーはプリズム式で、ガラス素材の光学部品が使われています。

しかし、フラッグシップモデルと、ハイアマチュア用モデルを比べると、部品性能や、1つ1つの機能では、実は大差がありません。つまり、撮影者がマニュアル露出機能だけを使って、フラッシュなしで、写真を1コマずつ(連写しないで)撮っている分には、シャッター制御などの機能レベルとしては、ハイアマチュアモデルは、フラッグシップモデルと同等です。だから、被写体が静物である風景写真しか撮らない場合は、ハイアマチュアモデルでも性能的には完璧と言えます。

では、フラッグシップモデルと、ハイアマチュアモデルは、どこがどう違うのか? その相違点が最も大きく出るのは、動く被写体をAF&AEで撮影するとき、フラッシュ撮影するとき、そして連写するときです。

フラッグシップモデルは、報道系のプロカメラマンや、スタジオ撮影専門のカメラマンが主に利用します。報道ではシャッターチャンスを最優先するため(ニュースの現場が必ず写っていることが重要)、マニュアル露出で表現に凝るような時間的余裕がありません。そのため、ハイアマチュアモデルを超える、極めて精度の高いAF&AE機能が付いています。

また、スタジオ撮影では、据え置きタイプの特大フラッシュを複数同時に使用して、多灯ライティングによって撮影するのが普通ですが、このような用途にも対応しやすい機能が、フラッグシップモデルには搭載されています。そのため、フラッグシップモデルには、小さな内蔵フラッシュはないのです。

また、連写速度についても、フラッグシップモデルでは、極めて高速で、なおかつ大量のコマを連続撮影できるようになっています。これは、1秒間に最高何コマまで撮れるかだけでなく、そのスピードを維持しながら、途中停止なしで、どれだけたくさんのシャッターを切り続けられるかに違いがあります。したがって、新聞のスポーツ欄などで見られるような、小さなボールを使う競技の撮影では、必ずフラッグシップモデルのカメラが使われることになります。

このように、カメラのグレードが区別されている理由を挙げるなら、まず一つは、アマチュア写真愛好家の撮影対象が、多くは風景写真であること。そして、もう一つ、風景写真の撮影ではマニュアル露出の使用機会が多く、その代わり、フラッシュや高速連写は、あまり必要ではないことです。つまり、付いていても、どうせ使わない機能であるなら、付けないほうが価格を安くできる上に、本体質量も軽くできるので、風景など屋外の自然光による手持ち撮影を目的としたユーザーのために、特別なグレードが設定されたということでしょう。そして、風景写真は、カメラ雑誌の解説記事では最も典型的な被写体なので、その読者層にマッチする「ハイアマチュア」という用語が、そのグレードに名付けられたものと考えられます。

したがって、風景を撮る場合には、フラッグシップモデルよりも、ハイアマチュア用モデルを使ったほうが、費用対効果の点でも効率的な場合があります。となれば、プロ写真家も、ベテラン写真愛好家も、上級者をめざす初心者も含めて、誰でも「ハイアマチュアモデル」を選ぶことは、もちろんあって良いわけです。

ハイアマチュアモデルに相当する
デジタル一眼レフカメラの例
キヤノン: EOS5D MarkII、EOS50D
ニコン: D700、D90
ペンタックス: K20D
ソニー: α700
オリンパス: E-30

(ハイアマチュアモデルが、最上位グレードとなるメーカーもあります。)

 
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