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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

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2008.01.04

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【クラシックカメラの基本】
デジタル一眼レフが使える人のためのフィルム一眼レフ入門・その2

フィルム用の一眼レフだけは初心者という方のための、入門シリーズ。前回に引き続いて、デジタル一眼レフの応用で、古いマニュアルフォーカス式のカメラも操作できるようになる、基本的なポイントを紹介していきます。今回は、実際にフィルムを入れて撮影するときに使う、実践テクニック編。前回分は、バックナンバーの2007年の項をご参照ください。

フィルムの購入

なんとも、当たり前のくだらない話だと思われそうですが、フィルムカメラで写真を撮るには、事前にフィルムを購入する必要があることをお忘れなく。デジカメと違って、フィルムカメラ本体だけでは、写真は撮れませんから。。。現在では、地域によって写真店の数そのものが減っているので、旅先では使いたいフィルムを購入できないことだってあり得ます。リバーサルなど、特殊なフィルムが大量に必要な場合は、先にまとめ買いしておきましょう。なお、撮影が終わった後は、フィルムを現像に出す必要もあるので、フィルムで撮る場合は合計2回(受け取りまで含めれば3回)、写真店に足を運ぶことになります。

最も一般的なフィルムは、カラーネガでISO感度400程度のもの。フィルムカメラ初心者の方には、これが一番使いやすいでしょう。古いカメラは、シャッター速度の最高が1/1000秒までしかない場合も多いので、あまりフィルムが高感度だと、露出が対応できなくなります。

ネガフィルムは露出誤差に強いので、多少いい加減な露出で撮っても、致命傷にはなりません。フィルムの箱には、天気に合わせた露出の目安が書いてあるので、箱をとっておくとマニュアル露出の参考になります。ポジフィルム(リバーサル/スライド用)は、露出誤差に弱いので露出設定には慎重さが要求されますが、上手に使えばネガよりも鮮やかな発色が得られます。ポジの場合は、ISO感度100が標準的です。フィルムの装填は、前回の解説を参照してください。なお、カメラにフィルムを入れた後、空っぽになったプラスチック製のフィルムケースは、撮影後のフィルムを現像に出すまで保管するときに使えるので捨てないでください。

露出の調整

現在の最新機種では、露出モードは原則4つありますが、古いMF一眼レフにはプログラムAEがなく、絞り優先AE、またはシャッター速度優先AEのいずれかと、マニュアル露出の2モードの選択となる場合があります。そのほかに、AEなしでマニュアル露出しか使えない機種があるほか、1980年前後の一時期に登場した機種では、いずれか1つの優先AE専用(マニュアル露出不可)という珍しい例もあります。

ここで例として紹介しているニコンF3は、露出機能は2モード仕様で、自動露出を選んだ場合は、絞り優先AE(絞りは手動設定・シャッター速度は露出計の測光値に従って自動設定)が使用可能です。マニュアル露出からAEへの切替は、シャッター速度ダイヤルを「A」に合わせるだけ。ただし、AEとはいっても、1984年以前の一眼レフには分割測光機能はないので、現在の最新機種ほど露出精度は高くありません。逆光などの場合では、撮影者の判断による露出補正が必要となります。しかし、露出補正量を一発で決められる程度の技能が習得できているなら、むしろマニュアル露出で撮影したほうが操作は簡単でしょう。

ピント合わせ

昔のフィルム一眼レフにはオートフォーカスがないので、シャッターボタンを押しても、レンズは動きません。カメラ本体に測距装置そのものがないので、モーター内蔵のAF用レンズを装着しても、当然ながらAFは機能せず、MFのみで使うことになります。

ピント合わせは、レンズに付いているピントリングを、左手の指先で直接回転させて行います。このため、左手でレンズを下側から支えて持つという、正しい一眼レフカメラの構え方ができていないと、ピント合わせはうまくできません。デジタル一眼レフで撮影するとき、コンパクトデジカメのように、左手でカメラボディの左側を押さえていたという方は、MF一眼レフで撮影する前に、ぜひ正しい構え方を覚えておいてください。デジタル一眼レフと違って、何でも右手だけで集中操作しないスタイルなので、初心者の方でも実際に使ってみると、意外に快適に思えるかもしれません。

カメラボディのファインダーを覗くと、被写体までの距離によって像のボケ具合がわかり、ピント合わせは感覚的に操作できます。AFに都合よくできているデジタル一眼レフよりも、MF専用機のファインダーは概して明るく、またピントのズレも判別しやすいようにできているので、しばらく使っているうちにはコツをつかめるでしょう。基本的には、AFレンズをMFモードで使う場合と同じ取扱いになるわけですが、人力操作を大前提としているMF専用レンズのほうが動きはスムーズで、ピント合わせを面倒くさいと感じることもありません。

フラッシュの使用(前回の写真1と同じ)

昔の一眼レフカメラには、内蔵フラッシュがありません。フラッシュが必要な場合は、別売りの外付けフラッシュを装着します。装着する場所は、ペンタ部の上に設けられたホットシューである機種が多いですが、ニコンの一眼レフでは、ファインダーが交換できる仕様になっている都合上、巻き戻しクランクの上に装着する機種もあります。

注意点として、現在の最新型フラッシュでは、カメラボディ内のTTL露出計が測光した情報を、ホットシュー部分からフラッシュ側へ送って、発光を制御する仕組みになっています。したがって、古いカメラボディに最新型のフラッシュを付けた場合には、光量の自動制御ができなくなりますから、マニュアルでフラッシュ光を調整する必要があります。昔の一眼レフで使っていたフラッシュには、フラッシュ側だけで発光を自動制御するための受光センサーが付いていたのですが、このタイプの外付けフラッシュは現在は生産されていないので、クラシックカメラでのフラッシュ撮影は、すべてマニュアル操作ということになります。

また、機械式のカメラでは、フラッシュの同調速度以下に、シャッター速度を自分で調整する必要があります。高速シャッターのままでもフラッシュそのものは発光しますが、その場合、シャッター幕のタイミングが合わずに、半分だけ画面がケラれた写真になってしまいます。基本的に、クラシックカメラは自然光の撮影だけに使ったほうが安心でしょう。

セルフタイマーの使用(前回の写真4と同じ)

カメラボディの前面、レンズマウントの左側・上部にあるレバーが、セルフタイマーです。まず、フィルムを巻き上げておき(機械式カメラではこれが大切)、次にボディに沿って、レバーを外側に半回転させると、セルフタイマーをセットできます。現在の一眼レフカメラでは、ドライブモード設定でセルフタイマーを選択しますが、昔の機械式カメラでは、このように独立したセルフタイマー用の操作レバーがありました。どのメーカーの機種でも、機械式セルフタイマーの使い方は似ていますが、作動スタートの方法は微妙に違う場合があるので、中古品を購入される場合は、店頭にてスタッフにお尋ねください。

なお、このタイプのセルフタイマーで撮影できるのは、1回セットにつき、写真1枚だけ。2枚以上の撮影では、その都度ごとにセルフタイマーをセットする必要があります。デジタル一眼レフでは、ドライブモードを自分で切り替えるまで繰り返してセルフタイマーで撮影できますが、昔のMF一眼レフでは、現在とはまったく操作法が違うというわけです。しかし、セルフタイマーを気軽に使うなら、昔のほうがシンプルで便利だったかもしれません。

フィルム交換と現像のオーダー

フィルム1本で撮影できるコマ数は、製品によって異なり、公式には36枚/24枚/12枚のいずれか。ただし、機械式カメラの場合では、上手に装填すれば1~2枚くらい余分に撮れることがあります。実際の撮影では、フィルムの巻き上げが可能なところまで撮影してもOK。フィルムが最終コマにくると、巻き上げレバーの感触が重くなって途中で止まるので、無理に力をかけて巻き上げようとせず、そのフィルムでの撮影を完了しましょう。

まずは、前回の解説で取り上げた手順通りに、フィルムを巻き戻します。巻き戻し前は、カメラの中でフィルムがむき出しになっていますから、そのままで慌てて裏ブタを開けると、せっかく撮った写真が感光して真っ黒になるので注意してください。万一そうなったら、フィルムの場合はお手上げで、デジタルのような画像の復元はできません。

巻き戻し作業を完了したら、裏ブタを開けてフィルムを取り出し、続けて撮影する場合は新しいフィルムを装填します。このとき、撮影済みフィルムの先端をパトローネ内に巻き込んでおけば、新しいフィルムと取り違えてしまうミスも防止できます。続けて撮らない場合は、カメラを空にした状態で裏ブタを閉めます。撮影済みフィルムは、もとのプラスチック製ケースに収納し、なるべく早く写真店に行って、現像に出してください。ネガの場合、現像の注文から後は、レンズ付きフィルムの場合と同じ手順なので、特に問題はないでしょう。

なお、ネガとポジでは現像工程が違うので、仕上がりまでにかかる時間・日数が変わります。フィルムの保管中は、強い光が当たるところや、暖房の吹き出し口、キッチンのガス台などの熱くなる場所には、フィルムを近付けないようにご注意ください。

☆以上が、MF一眼レフに特有な操作の基本。これくらい覚えておけば、説明書の付いていない中古カメラでも、デジタル一眼レフの応用で、なんとか使いこなせます。AF一眼レフ、デジタル一眼レフは、ここに挙げた手動操作が自動化または代替されているにすぎず、カメラの中ではMF機と同じような動作を電子制御によって行っています。マニュアル操作の方法さえ理解できれば、考え方としてはMF一眼レフもデジタル一眼レフもまったく同じなので、趣味として関心のある方は、クラシックなフィルム一眼レフにも、ぜひ気軽に挑戦してみてください。いろいろと面倒ではありますが、その手間も楽しみたい方には、なかなか面白いものだと思います。

 
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