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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

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2007.12.28

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【クラシックカメラの基本操作】
デジタル一眼レフが使える人のためのフィルム一眼レフ入門・その1

デジタル一眼レフを使っている方の中には、同じレンズを共有できる(APS-C専用レンズを除く)フィルム一眼レフに関心を持つ例も、かなりたくさんあります。しかも、昔、フィルム一眼レフを使っていたという年配の方に限らず、フィルムカメラを使ったことがない、平成生まれの若い世代の方が、趣味のためにデジタル一眼レフと併用して、中古の完全マニュアル式フィルム一眼レフも手に入れるという例が、最近では、わりと増えてきているようです。今回は、デジタル一眼レフは一通り使えるけれど、フィルム一眼レフは初めてという方のために、使い方の要点をガイドします。

マニュアルフォーカス(MF)一眼レフの基礎知識

ファインダーを覗いてシャッターを切る操作や、レンズ交換の方法などは、フィルム用のMF一眼レフでも、デジタル一眼レフとまったく同じ。最も大きな違いは、メモリーカードへの電子的な記録ではなく、フィルムに光学・化学的な露光を行うことだけです。そのほか、フィルムの巻き上げ、巻き戻しがあること。レンズのピントリングを自分の指で回す必要があり、オートフォーカスではないこと。絞りの調節を、ボディ側ではなく、レンズ側の絞りリングで行うこと。ボディ背面の裏ブタが開くこと。電池の種類が、現行機種とはまったく違うこと(原則として充電はない)などです。MF一眼レフの操作は、どのメーカー、どの機種でも、ほとんど同じで、一度覚えてしまえば、説明書をまったく読まなくても、機材を選ばずに使いこなせるようになります。ここでは、往年のフラッグシップモデルであるニコンF3を例に、操作方法を説明します。

外観デザインの特徴(写真1)

カメラボディ全体を見回して、現在のデジタル一眼レフと違う点を、ざっと探してみてください。1980年代以降のAF一眼レフと、最近のデジタル一眼レフは、液晶パネルを見てボタン操作で各種設定を行うので、カメラボディの上面には、ペンタプリズム部分以外の突起物がほとんどありません。しかし、昔のMF一眼レフは、機械式ダイヤルで設定する方式なので、1機能に1つずつ対応した複数のダイヤル類があることがわかります。モータードライブは外付け式(別売)なので、シャッターボタン周辺もスリムなデザインです。いまのデジタル一眼レフと比べて、指のかかり具合が多少は違うかもしれません。

フィルム装填と巻き上げの方法(写真2)

ボディ背面から見てファインダーの左側上部に、回転クランクがあります。これの真ん中に付いているツメを起こして、上に引っ張り上げるとドアノブとして機能し、裏ブタが開きます。背面から見て、内側左側にフィルムのパトローネ1つがピッタリはまる場所があるので、ここに新しいフィルムをセットして、外側からクランクを押し下げると、パトローネが固定されます。フィルム装填の作業は、通常は、カメラを下に向けて行います。

次に、フィルムの先端を伸ばし(出しすぎに注意)、シャッター幕部分を飛び越えて、右側にある巻き取り軸の所定位置に差し込みます。巻き取り軸の形状と回転方向は、機種によって異なります。そして、シャッターボタンの隣にある巻き上げレバーを、後ろ側から前方向へ押し出すように動かして、止まるところまで半回転させると、フィルムが1コマ分だけ送られます。巻き上げレバーは、自然に止まるところで指を離せば、勝手に元の位置まで戻ります。ここで、軸だけが空回りせずに、しっかりフィルム送りができていることと、フィルムの穴が、巻き取り軸本体の左隣にある歯車と噛み合っていることを確認した上で、裏ブタを閉じます。裏ブタは、少し力を入れて押し込めば、自動的にロックされます。

ここまでできたら、シャッターボタンを押しては巻き上げレバーを操作するという動きを、フィルムカウンターが1を指すまで繰り返します。シャッターを切らないと、巻き上げはできません。ちなみに、カウンターもアナログ式です。フィルムを装填するときに先端部分は感光するので、その分を空送りして、撮影可能な未露光部分を引き出してやるのが、ここでの目的。なお、裏ブタを開けるとき、巻き戻しクランクを引き上げる前に、ロック解除ボタンを押さないと動かない機種もあります。

フィルムの巻き戻し(写真3)

デジタルカメラではないので、フィルムの巻き戻し作業があります。最終コマまで撮影した直後、カメラの中では、すべてのフィルムがむき出しになっているので、万が一、巻き戻し作業を忘れてしまうと、裏ブタを開けた瞬間に撮った写真の大半が感光し、せっかくのフィルムも台無しになってしまうので注意してください。

巻き戻す際は、まずボディ底部、巻き上げレバーの真下あたりにある、小さな巻き戻しボタンを押し込んで、フィルムのロックを解除します。写真を見て、ボタンがどこにあるか探してみてください。これは、撮影中にフィルムが逆流しないように押さえておくための機構を外す作業で、忘れると巻き戻しができません。ロック解除しないで強引に巻き戻そうとすると、フィルムが裂けてしまいます。ちなみに、ロック状態でゆるく巻き戻しクランクを回すと、フィルムを逆流させずに、たるみだけ直すことができます。また、誤ってロック解除してしまった場合は、巻き上げ作業を行えば復帰する機種が多いようです。

次に、背面から見て左側にある巻き戻しクランク(前述のフィルム装填時に使用した部分)のツメのみを立て、まだこの時点ではクランクを引き上げないように注意しながら(裏ブタを開放すると感光する)、クランクを回転させてフィルムを一気に巻き戻します。クランクの起こしたツメの裏側に、持ち手となる部品が付いているので、巻き戻し作業はスムーズに行えます。フィルムを完全に巻き戻すとクランクが軽くなる感触が手でわかるので、巻き戻し完了と判断できたら、クランクを上に引き上げて裏ブタを開け、カメラからフィルムを取り出します。なお、裏ブタを開ける瞬間まで、カウンターの数字は36コマ付近を指していることが通例です。

巻き上げ・巻き戻しは、別売りのモータードライブを装着すれば、自動化も可能。1980年代以降の一眼レフでは、ボディ内にモータードライブが最初から付いているので、巻き上げレバー・巻き戻しクランクがない場合もあります。巻き戻しクランクがない機種では、裏ブタの開け方が変わるので、機種ごとに確認してください。

シャッターボタンの操作(写真4)

シャッターの操作は、使い手の感覚としてはデジタル一眼レフと同じですが、MF一眼レフの場合、フィルムを巻き上げた状態にするまで、シャッターは切れない仕組みになっています。つまり、前回の撮影後に巻き上げレバーを操作していないと、シャッターボタンを押しても、何も反応しません。うっかりしていると、シャッターチャンスを逃すので要注意。機械式シャッターの場合は、シャッターボタンの中央にネジ穴が開いていて、ここに汎用のケーブルレリーズを接続することができます。デジタル一眼レフに比べると、MF一眼レフのシャッターは、やや動きが重い感じがあるかもしれません。なお、MF一眼レフのシャッターボタンは、単純明快にシャッターを切る用途だけのもので、ピント合わせはレンズを持った左手で行います。

シャッタースピードの設定(前述の写真4参照)

ボディ上面に、数字がたくさん書いてあるダイヤルがあります。これが、シャッター速度を調節するためのダイヤル。一見すると複雑そうですが、実際の撮影で使うのは、指標の位置に合っているスピード1つだけです。ダイヤルを調節すれば、いろいろなシャッター速度を選べます。なお、この機種ではAの位置に合わせると、絞り優先AEモードとなり、絞りの設定に合うシャッター速度が自動制御される仕組みです。

絞り値の設定

MF一眼レフの絞り値は、レンズ側にある絞りリングで調節します。この点は、本体側から絞り値を入力する大多数のデジタル一眼レフとは、明らかに違うところです。したがって、レンズマウントに互換性があっても、最近の新しいレンズでは絞りリングがないので、実際の撮影は困難です。MF一眼レフで使うレンズを選ぶときは、必ず絞りリングがある製品を選んでください。絞りの調整方法は、シャッター速度と同じ要領です。

ISO感度の設定(前述の写真2参照)

フィルムカメラでは、フィルムのパトローネ、もしくは箱に書いてある数字に合わせて、カメラのISO感度を正しくセットする必要があります。ズレると、“露出補正”になってしまうので注意。1980年代後半以降に発売された機種であれば、ISO感度を読み取って自動設定する機能が搭載されていますが、それ以前の古いMF一眼レフの場合、感度は手動設定となります。この機種では、フィルムの巻き戻しクランク下部にあるダイヤルを回して、ISO感度を調節します。感度設定は、内蔵露出計の測光値表示、および自動露出機能に影響します。

ちなみに、感度ダイヤルだけ調整しても、デジタルカメラではないので、フィルムのISO感度は高くなりません(まあ当たり前ですが)。また、古いMF機では、AFタイプのフィルム一眼レフのように裏ブタの覗き窓がないので、装填したフィルムの種類や感度を確認できません。フィルムを1本入れたら、撮り終わるまでは外箱も保存しておきましょう。

もし、感度設定を間違えた場合は、フィルム現像時に、間違えたほうのISO感度を伝えてオーダーすれば、増感・減感現像で救済できます。

(次回に続きます)

 
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