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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2007.06.29

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【目的に合わせたカメラ選びへのステップ】
本当に使いやすいカメラを選ぶ方法は?

カタログスペックの画質では、一眼レフもコンパクトも10メガクラスが普及して、どちらも最新型を選んでおけば、ほとんど大きな違いがないように見えるデジタルカメラ。しかし、有効画素数が多くなるほど価格も高くなる傾向があり、本当に使いやすいカメラを選ぶことは、かえって難しくなっているような感があります。

価格が高ければ必ず良いカメラだとは限らず、また安ければ機能が劣るとも言い切れないのが、いまどきのデジカメ事情。ということで、今回は目先の価格や有効画素数だけでなく、自分の撮影目的に応じて、必要なカメラを選ぶための方法を探っていきます。

購入候補の機種を探す前に考えておきたいこと

カメラを購入する場合、実際にカタログを集めてカメラ選びに取りかかる前に、まずは、買ったカメラを使って何を撮りたいのか? ということを考えておきましょう。なぜなら、カメラというものは、飾って眺めるためのインテリアではなく、外出時に持ち出して、自分でシャッターを切って写真を撮るための装置で、言わば“工作機械”に類するような性格を持っているから。カメラを買っても、特に撮りたいものがないと、現実的には、それを使う機会も少なくなってしまいます。

はじめてカメラを買うという方でも、撮影技術の向上や、芸術的な写真表現の研究といった「勉強」を目的にカメラを使う場合と、旅行などの思い出や、子供の成長記録などのスナップ撮影を目的にカメラを使う場合、あるいは会社の仕事で商品などの検査・記録のためにカメラを使う場合では、もちろん、それぞれに選ぶカメラの種類は変わるでしょう。あるいは、特に撮影したいものはないけれど、一応は、備品として持っておきたいときにも、選ぶカメラは変わってきます。それから、買ったカメラを使っていく過程で、撮影の技術も上達したいと思うのか、それとも面倒なことは一切省略して、ただキレイに写ってさえいれば良いと考えるかでも、カメラ選びの候補には違いが出ます。撮影経験がほとんどなくても、技術の上達を目標とするなら、最初から教材としてふさわしい高機能のカメラを選んでテクニックを覚えていく必要がありますが、カメラの使用経験が長くても面倒な操作を避けたいと思うなら、いわゆる「初心者用」を選んだほうが、価格的にも安上がりになります。カメラの商品解説や広告で出てくる「初心者用」という用語は、ある種の婉曲表現で、実際の意味は「写真撮影の勉強を使用目的に含まない人向け」というニュアンス。いまどきは、写真が趣味ではなくてもカメラを生活の中で普通に使う時代ですから、「上級者になりたい入門者」の方には、いわゆる「初心者用」ではない、フルスペックのカメラがおすすめです。

より具体的に、記念写真で人物を撮りたいとか、飼っているペットを撮りたいとか、旅先で自然風景を撮りたいといったように、撮影機会が多い被写体まで予想できればカメラ選びは完璧。被写体によって、必要となるレンズの焦点距離や、カメラに搭載される撮影機能も変わりますから、はっきりと使い道がわかっていたほうが候補の機種を絞り込むのも簡単です。デジカメの場合、価格は以前より安くなったものの、メーカーの新商品投入サイクルも速いので、買ったまま使わないで放置しておくと、その間に機能が陳腐化してしまうこともありますから、「一応」ではなく、すぐに使う目的に合ったカメラを選んで、使用頻度を高めて購入した値段のモトを取ってください。

カメラ選びの思考プロセス

1: メーカー間競争が最も激しいグレードの機種から探し始める

現行機種で、最も商品数が多いのは、有効700万画素級のコンパクトデジタルカメラです。デジカメは、普通、メーカー間競争が激化するほど販売価格は下がります。よって、なるべく安いカメラを買うなら、最も競争が盛り上がっているところが狙い目。有効700万画素クラスは、画像センサーがCCDで、サイズは1/2.5型がほとんどですから、ひとまず、このレベルのクオリティで満足できるかどうかを考えてみましょう。ちなみに、プリントが最終目的で、L判くらいまでの印画紙サイズで良いなら、有効300万画素でも十分な画質が得られますから、有効700万画素程度なら画質的な問題は皆無です。

2: 超高画質で撮る必要があるか考える

有効1000万画素以上の上位機種になると、画像センサーのサイズそのものが大きくなるので、価格も目に見えて高くなります。その場合、コンパクト機と一眼レフの価格差も少なくなりますから、どちらが良いか検討してみてください。

同じ有効1000万画素の場合、コンパクト機に搭載されている画像センサーより、一眼レフの画像センサーのほうが、実寸ではより大型のサイズとなります。背景ボケを生かした撮影では、大型センサーの一眼レフが有利。画素数の多さをデジタルズームで活用するなら、コンパクト機を選ぶことになります。カメラ選びの前に、何を撮りたいか具体的に考えておくと、ここで判断に役立つというわけです。

3: コンパクトまたは一眼レフを選択

コンパクトデジカメとデジタル一眼レフでは、内部構造が異なるので搭載機能にも違いがあります。例えば、注目が集まる顔認識AFは、コンパクト機でしか実現されていません。コンパクト機はアスペクト比4:3で、画像を従来型テレビやパソコンでスライドショー上映する場合にも便利、デジタル一眼レフのアスペクト比は35ミリ判フィルムの実効画面と同じ3:2で、印画紙プリントに最適です。なお現在では、いずれの画面比率でも、プリントには支障ありません。コンパクト機では、動画を撮影することもできますが、一眼レフは静止画専用です。

ほかに、コンパクト機では画質を下げたときにデジタルズームが使える一方、一眼レフではそれができない代わりにレンズ交換が可能という点にも、機能上の違いがあります。撮影時、液晶モニターで被写体を確認する方法に抵抗がある方は、光学ファインダーを通して撮影用レンズの被写体像を確認できる一眼レフがおすすめです。現行のデジタル一眼レフの場合、最も画素数が少ない機種は600万画素クラスですが、これをコンパクト機と比較すると、有効700万画素クラスのコンパクト機を3:2モードで使う場合と、実際に写る画素数では大差なし。有効1000万画素以下でもデジタル一眼レフはありますから、コンパクトと一眼レフのどちらでも、使いたい機能に合うほうを自由に選んでください。

4: 擬似一眼タイプも検討

外観が一眼レフに似ている、擬似一眼タイプ(液晶式ファインダー)のレンズ交換ができないデジタルカメラもあります。コンパクトか一眼レフかと迷うときには、このタイプが適するかどうか、一度くらいは考えてみましょう。レンズ交換ができないことや、シャッターの高速化に限界があること、アスペクト比4:3であること(多くは3:2に切替可)などの特性もありますが、機能的にはコンパクトデジカメと同じで動画も撮影可能。

メリットは、容積的に設計に無理がないので、レンズのF値が明るいことです。また、光学ズーム倍率が高いので、画素数設定を最大にした状態で、デジタルズーム機能を使わずに望遠撮影するなら、一般的なコンパクト機よりはこのタイプが有利でしょう。薄型のコンパクト機では、マニュアル露出機能を装備しない機種がほとんどですが、擬似一眼タイプでは、通例、シーンモード選択と組み合わせたプログラムAEのほか、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出も使用可能。この点は、レンズ交換式のデジタル一眼レフと同じです。写真撮影を勉強するための機材を探している方は、少なくとも、擬似一眼タイプ以上の高機能製品を選ばないと、その目的を果たすことができません。

5: レンズの焦点距離を確認

デジタルカメラで使われるレンズの実効焦点距離(見た目の画角)は、画像センサーのサイズに応じて変化するので、「35ミリ判換算焦点距離」で確認します。レンズ固有の光学性能は、カタログでは光学ズームの項目に記載。ズーム倍率だけでなく、ワイド端の換算ミリ数も忘れずに確認しましょう。コンパクト機では、光学ズームレンズのワイド端が24mm程度~39mm程度まで、機種によってさまざまです。同じ光学3倍ズームでも、ワイド側の起点が違うと、実際のミリ数は大きく変わるので要注意。APS-Cタイプの普及型一眼レフの場合、レンズキットに選定されている製品は標準ズームレンズで、そのワイド端は換算値で28mm程度です。もちろん、一眼レフではレンズを買い足せば、多様な焦点距離に対応できます。

なお、デジタル一眼レフには、35ミリ判フルサイズの画像センサーを搭載したプロ用高級機もあります。なお、レンズ選びの際は、ズーム倍率だけでなく、開放F値も確認を。これは絞り値を最も開いた状態の明るさのことですが、コンパクト機、一眼レフ用とも、ズームレンズの多くでは望遠側のほうが暗くなります。絞りが暗くなると、なるべく高速シャッターを切りたい望遠撮影時に、かえってシャッタースピードを下げてしまう原因にもなりますから、特に高倍率ズームレンズでは、忘れずに開放F値もカタログで見ておきましょう。コンパクト機の場合は、最も大きな絞り値がF8またはF11くらいまでしかないので、あまりレンズの開放F値が暗いと、絞り設定の自由度も低下します。

6: メモリーカードの種類で絞り込む

画像を記録するメモリーカードは、コンパクト機ではSDメモリーカードが主流。ほかに、xDピクチャーカードを使うメーカーもあります。一眼レフでは、現状ではCFカードが普及していますが、普及モデルの機種ではSDメモリーカードを使う例もあります。プロ用高級機ではCF/SDの両方に対応した機種もあり、コンパクト機でxDを採用しているメーカーは、一眼レフでも同じxDに対応しています。いずれの機種も、USBケーブル接続が可能なため、パソコンへの画像転送には支障はありません。

また、キタムラ店頭でのプリント注文についても、すべての種類のカードが使用可能です。メモリーカードは、カメラとは別売りなので、デジカメを買い替える場合は、既に所有しているメモリーカードとの互換性を、新しくデジカメを購入する場合は、カードを買い増す場合のコストを見て判断すると良いでしょう。

7: 使用電池で絞り込む

デジカメの使用電源で最も多いのは、各機種ごとの専用リチウムイオン充電池で、本体購入時に付属品として充電器も同梱されています。このほかに、単3形または単4形の電池を使用する機種もあり、これは市販の乾電池で動作可。このタイプについては、乾電池と同じ形の充電式ニッケル水素充電池(別売り)も使えます。

旅行先で撮影する場合などは、どこでも入手できる乾電池に対応したタイプの製品がおすすめです。ちなみに、海外では家庭用電源の電圧が変わります。

8: 特殊機能も確認

光学式手ブレ補正機能や、生活防水機能、水中撮影可能な防水機能などは、同一メーカーでも機種によって対応が異なります。これらの機能を使いたい場合は、購入前にカタログで仕様を確認しておきましょう。また、記録画素数を最高設定から下げて使う場合の画素数サイズも、実際の使い勝手を左右するので、忘れずに確認したいところです。そして、価格が安い機種は、なぜ安い値段で売られているのかも考えてみる必要があります。

AF機能が必要最小限のレベルだったり、測光モード選択が省略されている例も見られますから、自分の使いたい機能が、気になった製品にしっかり搭載されているかどうか、ぜひ事前に確かめてください。これを逆に言うと、あっても使わない機能を事前に省いてカメラを選べば、それだけ安い買い物ができます。例えば、仕事で検品に使うだけのカメラに、顔認識AFは不要といった選択の仕方です。ところで、最近は再生機能が進化した機種もあるので、これについても要検討。画像再生機能として、ハイビジョン画質の映像を出力できる機能を備えた機種もあり、このタイプではハイビジョンテレビと接続することで高画質映像を楽しめます。

ベストの1台は主観的に最終決定!

以上のプロセスで、ある程度まで使いたい機種を絞り込み、最終候補として2~3点くらいの製品を、自分なりの基準でピックアップしてみましょう。その上で、デザインや重さ、手に持ったときの感触やバランスなども検討し、さらに候補の機種相互で価格も比較して、最後は自分自身の「好み」で、購入する1台を決定します。こうすれば、価格以外の要素をもとに、本当に使いやすいカメラを自力で選び出せるわけです。

ここでもし、デジタルであることそのものが撮影目的に合わないと判断した場合は、フィルムカメラを選ぶことも、もちろんユーザーの皆さんの自由。カメラは、買ったあとで長い期間にわたり、自分でシャッターボタンを押して撮影に利用する装置ですから、購入検討時点で「流行っているらしいから」とか「安いから」といった基準だけでなく、自分が実際に撮りたいと思う被写体に合わせて、より使いやすい機種を選ぶのが大原則です。

 
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