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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

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2006.12.23

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【年末特別企画】
おせちもいいけど、写真もねっ!

いよいよ今年も、残すところ1週間。「お正月を写そう!」というフジカラーの広告コピーを引き合いに出すまでもなく、年末年始にはたくさんのシャッターチャンスが待っています。年内は、お正月の準備で忙しいという方も多いと思いますが、その忙しい準備の様子も、デジカメで写真に撮っておいてはいかがでしょう? 新年のあらたまった雰囲気とはちょっと違う、メイキング映像のようなシーンも撮れて、それはそれで面白い思い出になること間違いなしです。

おせち料理は、味わう前にカメラでも楽しもう!

写真:栗きんとん

お正月の定番アイテム、おせち料理は、味だけでなく、見た目にも彩り豊かな華やかさがあります。また、おせち料理は、1年中でも今の季節しか見ることがない、珍しいものでもあります。そこで、食べる前に写真を撮っておくと、思い出になるのはもちろん、来年以降のお正月の準備にも参考になって便利です。自宅でおせち料理を手作りする方は、重箱に詰める前に単品の状態でも撮影しておいて、オリジナルレシピのコレクションを作ることもできます。

ということで、おせち料理写真の撮り方を解説しようと思いますが、撮影の前に、「栗きんとん」を実際に作ってみましょう。

栗きんとんの作り方

材料(4人前): 栗の甘露煮(市販品のビン詰めでOK)、さつまいも(品種は「金時」)600グラム、砂糖300グラム、みりん大さじ2 (くちなしの実3個くらい)

道具: 鍋2つ、ざる、竹串、裏ごし器、しゃもじ(柄が長いほうが便利)、ボウル2つ、計り、大さじ、包丁、保存用の容器、ラップ、布製のふきん

手順: さつまいもの餡を作って、栗の甘露煮を混ぜ、火を通して練り上げる流れになります。

(1)下準備

さつまいもを水で洗った後、1センチ厚くらいの輪切りにして、皮を厚めにむき、いもの白い断面の周辺部(円周部分)にある、色がやや黒いところまで取り除きます。むき方をケチると、完成したときに餡が黒っぽくなってしまいます。いもの品種は「金時」を選ぶと、黄色の発色が良くなります。材料の600グラムは、皮をむく前の重さです。皮をむいたいもは、ボウルに入れ、十分な量の水に浸して半日くらい置きアクを抜きます。栗の甘露煮は、煮汁の蜜と、栗本体を別々に分けておきます(甘露煮の蜜は後で使うので捨てない)。すぐには調理しないので、下準備だけ先にやっておくと効率的です。ちなみに、厚めにむいた皮のほうも結構な量になるので、捨てないでとっておけば休憩時間に食べる「まかない料理」に使えます。

(2)いもをゆでる

水に浸しておいたさつまいもを取り出し(つけておいた水は捨てる)、鍋に入れて、十分な量の常温(水道から出る温度)の水で、コンロの火にかけてゆでます。(いもと水を一緒に鍋に入れてから、徐々に沸騰するまで温度を上げていきます。沸騰してから、いもを入れるのではありません。)ゆでるときに、くちなしの実(天然色素の黄色)も一緒に入れると発色が派手になりますが、なければ入れなくても味は変わりません。いもは、竹串を刺してみて、中まで柔らかくなっていればOK。煮崩れたり、焦げたりしないように、ほどほどにゆでましょう(焦げると最悪なので鍋から目を離さないように)。ゆで上がったら、ざるに取っておきます。ゆでる代わりに、蒸し器を使ってふかす方法でもOKです。

(3)いもの裏ごし

裏ごし器を使って、いもを裏ごしします。裏ごし器とは、桶の底部分を細かい網にしたような形で、網のほうを上にして、ボウルや小鉢の上にかぶせるように置いて使います。いもを裏ごし器の網の上に少しずつ載せて、しゃもじで網目にこすり付けると、網を通ったいもがつぶれてペースト状になり、下に置いたボウルにたまっていきます。いもが冷めないうちに、手早く作業するのがコツ。冷めると、いものデンプン質が粘って餅状になり、裏ごし作業で苦戦します。なお、ボウルの下に濡れたふきんを敷いておくと、滑り止めになるので作業がラクです。裏ごしした後のいもは、そのままラップをかけて、ひとまず乾燥しないようにキープしておきましょう。(ここまで終わったタイミングで、使った道具を洗っておくと、キッチンが散らからずに済みます。)

(4)いも餡を作る

まず、乾いているボウルを計りに乗せて(先にボウルの自重を確認する)、分量に合う砂糖を用意しておきます。砂糖の分量は、皮をむく前のいもの重さに対して半分程度が目安ですが、甘さ控えめにするなら、もう少し減量してもOKです。裏ごししたいもを鍋に入れて、分量の砂糖を混ぜ、さらに栗の甘露煮の蜜を少し入れて、火にかけます(甘露煮の蜜も砂糖水なので入れすぎると極端に甘くなります)。使う鍋は、後で栗を足しても、あふれない程度の大きさのものを。いもに水分があるので、砂糖は混ぜると溶けます。中火で加熱して、しゃもじで絶えずかき混ぜながら、時間をかけて練り上げていきます。ここでのポイントは、いもと砂糖に確実に火を通すこと。砂糖が溶け残ると、「ダマ」になってしまいます。かき混ぜ作業は、手を休めて放置すると、すぐに鍋底から焦げて黒くなるので要注意。十分に火が通る前に水分が飛んでしまったら、適量のお湯を足して再度煮詰めればOKです。火が通って、餡のほどほどに堅くなってきたところで、しゃもじで鍋底をさらってみて、瞬間的に筋跡が残るようになったら次の工程へ。火は、まだ消しません。

(5)仕上げ

鍋に分量のみりんを加えて、栗の甘露煮の栗本体を混ぜ、栗にも火が通るように、さらに餡を練り上げます。栗が重いのでかき混ぜにくいですが、あまり派手にかき回すと、栗が壊れるので注意。ほどよく火が通ったら完成、火を止めて鍋をコンロからおろしましょう。

(6)保存

食品用のバットなど保存容器に移して、栗きんとんを冷まします。粗熱がとれたら、ラップをかけておきましょう。この季節なら常温保存でも大丈夫ですが、冷蔵庫に入れるなら、十分に冷めてからのほうが良いです。栗きんとんは、冷めると少し固くなります。手作りした栗きんとんは、正月3が日くらいは保存できますが、保存料は入っていないので、なるべく早めに食べたほうが良いでしょう。元日から食べ始めるなら、大晦日の日に作るのが適当です。

料理写真の撮り方

料理の写真(テーブルにセットされた状態)は、基本的には被写体に近寄って撮影する「マクロ撮影」で、花の写真を撮る場合の方法を応用すれば撮影できます。ただし、花の写真が、花弁を真上から覗き込むように撮るものであるのに対して、料理の写真は斜め横から撮る例が多く、被写体に対するカメラ位置は少し低くなります。普通に食事するとき、着席して目の前の料理を眺めている見た目の目線よりも、もっと低い位置から撮る感じになるので、実際に食器をテーブルに置いて、最もおいしそうに見える位置を探してみてください。

撮影に必要な機材

カメラ(デジタルの場合はコンパクトでも一眼レフでもOK)、三脚、背景にする適当な紙

実物を目で見た雰囲気のままに料理写真を撮りたい場合は、フラッシュを使わないほうが簡単です。料理は、だいたいが平べったい器に入っているものなので、光は上方から均一に当たっていたほうが、見た目は美しくなります。したがって、光源は家庭の天井についている、普通の電灯でOK。デジタルカメラであれば、ホワイトバランス機能で光源の色カブリは自動調整できるので、あまり心配は要りません。調整にこだわりたければ、白い紙を使ってホワイトバランスを実測で設定することも可能です。室内でフラッシュなしの撮影となるので、露出は暗い場所に応じた設定になります。当然、スローシャッターなので、カメラブレ防止のために三脚は必要。シャッターボタンを指で押すことによるブレへの対策としては、ケーブルレリーズ、リモートコード、無線リモコンなども併用すると完璧です。なお、こうしたリモコン類を使えない機種の場合は、セルフタイマーの短いほう(2秒など)を使いしょう。

使用するカメラは、どの機種でも最近はマクロ撮影機能が標準装備されているので、家庭で手作りの料理を撮る場合には、何も特殊な撮影用品を併用しなくても十分に対応できると思われます。こだわるなら、一眼レフにマクロレンズを組み合わせて使うのが良いでしょう。ただし、普及型デジタル一眼レフでは、35ミリ判換算の実効焦点距離が、レンズに表示されている焦点距離の1.6倍くらいになるので、100mm前後の望遠マクロレンズでは、実効画面の画角が意に反して狭くなり、被写体との間隔を空けにくい室内では、かえって撮りにくいこともあるので、レンズの選択は状況に応じて判断してください。なお、接写用のマクロレンズや高倍率ズームレンズは、ピント位置や焦点距離によってレンズ鏡筒部の長さが伸びることがあるので、近接撮影時は、料理にレンズの先っぽがくっつかないように気を付けましょう。

露出設定は、基本的には自動で構いませんが、その決定は、絞りを優先して判断します。よって、プログラムモードよりは、絞り優先モードやマニュアル露出モードのほうが使い勝手が良くなります。三脚があるので手ブレの心配はないものの、料理をはっきりと見せるために被写界深度を確保する必要があるからです。花の撮影ではないので、ピントはなるべくはっきりと合っていたほうが良いですから、絞りは開放ではなく適度に絞ってセットしましょう。一眼レフの場合、F8かF11くらいに設定して、プレビュー機能でピントの精度を確認するか、ひとまず試し撮りした後、液晶モニターで再生して判断すればOKです。なお、自動露出ずらし機能を使って、適正露出の前後プラス/マイナス0.3~0.5段程度のカットも連続撮影しておけば、微妙に発色や明るさが違う写真の中から最適なものを後で選ぶこともできます。なお、料理1品を大写しにする場合、白っぽいものと黒っぽいものでは、光の当たり方が同じでも、カメラに内蔵された露出計による自動露出の判断に差が出ることもあります。例えば、クリームシチューとカレーライスでは、同じ場所に置いて撮ったときでも自動露出が変化します。ちなみに、黄色一色の栗きんとんの場合も、プラス側に露出補正が必要となることがあります。いろいろな料理を続けて撮影するとき、こうした露出のばらつきを防ぎたい場合は、マニュアル露出モードで適正露出をセットして、同じ露出値を保ったままで全部を通して撮影する方法もあります。

家庭のダイニングルームやリビングルームで撮影する場合、主要被写体である料理のほかに、生活感のある余計な背景が写り込んでしまうこともあると思いますが、その対策として、大きめの紙や布を1枚用意しておくと便利です。料理のバックになるところに、何か適当なものを支えに利用して紙を立てかけておけば、背景が中途半端にボケてゴチャゴチャした感じになることも防げます。ちなみに、機材のセットと、撮影する料理の準備と、どちらを先にするかといえば、機材が先です。料理を盛りつけてから撮影を準備すると、放置している間に料理の表面が乾燥してしまうので、撮影結果にも影響します。

まとめ ~ さあ、年越しの前半戦だ!

料理は、写真を撮ってから食べれば、2度おいしい! 料理好きな方には、ぜひカメラにも関心を持っていただいて、これまでの何倍もの楽しみを味わっていただければと思います。今回の企画では、いつもよりだいぶ趣を変えてみましたが、このコーナーの目的は、あくまでカメラ屋のPRなので、「おせち料理を作ったときは、写真を撮るのもお忘れなく!」と申し添えて、本年の締めの言葉とさせていただきます。年末には、おせち料理のほかにも、正月の飾りつけや、歳末大売出しでにぎわう商店街など、年の瀬らしい雰囲気を満喫できる場面がたくさんあります。それらを写真に撮りつつ、年越しへのカウントダウンを迎えるというのも、また粋な楽しみになるでしょう。新年が明けてからはもちろん、その前半戦である年末にも、写真に撮っておきたい魅力的なできごとは、きっとまだまだたくさんあるはず。普段はお仕事で忙しいという方も、この機会にデジカメを存分に活用してみてください。それでは皆さま、よいお年を!!

 
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