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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2006.06.17

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【ほどよい明るさで撮る方法】
適正露出を決めるテクニック・その1

ほとんどのデジタルカメラでは、シャッターボタンを押すだけで、カメラが自動的に露出を決めてくれます。しかし、この自動露出というものは、時と場合によって計算を間違えることがあり、被写体の色や見かけ上のサイズ、画面全体の中に占める背景の分量などによっては、内蔵露出計が判断に迷うこともあるのです。その影響で、出来上がった写真が、期待していたイメージよりも明るすぎたり(白とび)、暗すぎたり(黒つぶれ)という例も見られます。このような、露出計算のズレが生じたとき、どう対処すれば良いかということが今回のテーマです。

デジタルカメラの露出許容度

CCDやCMOSなどの画像センサーでは、フィルムと同様に、撮影時に最適となる露光量が設計仕様、および撮影時の設定によって、あらかじめ決まっています(ISO感度)。実際の撮影では、被写体の明るさは皆それぞれに異なるので、結果として撮影された露光量が常にカメラの仕様・設定に適するよう、絞りとシャッタースピードを使って、レンズ像の明るさと、それを露光する時間を調節する必要があるわけです。このとき、絞りとシャッタースピードの組み合わせ(2つ合わせて「露出値」という)が、撮影時の被写体の明るさに最も適した状態となり、被写体の実物と同じ見た目で自然に写る場合を「適正露出」といいます。

露出の決定では、この適正露出をピンポイントで探し当てることが理想で、カメラの自動露出もその理想的な1点をめざして測光・露出演算を行うわけですが、実際には、内蔵露出計で測光した露出値と、理論上の適正露出の間には、多少のズレが発生してしまいます。この露出のズレ量をどこまで許容し、理論上の適正露出と同じクオリティを維持して失敗のない写真が撮影できるかということも、画像センサーやフィルムに求められる重要な性能の一つ。これを、専門用語では、「ラチチュード(露出許容度)」といいます。ネガフィルムの場合は、カラーでも白黒でもラチチュードが非常に広いので、カメラの露出値をマニュアル操作で多少いい加減に設定しても問題なく撮影できますが、デジタルカメラのラチチュードはリバーサルフィルム並みに狭いので、たとえ初心者向けとされている機種でも、カメラの内部では極めてシビアな露出演算を自動処理で行っています。

デジタルカメラを使う場合は、ラチチュードが狭いことを予備知識として理解した上で、被写体の色やサイズ、背景とのバランスなどを考えて撮影し、露出に問題があれば、状況に応じて補正操作を行う必要があります。

カメラの内蔵露出計のしくみ

デジタル・フィルムを問わず、最近のカメラにはTTL露出計が内蔵されており、自動露出モードでは、これと連動して露出値が瞬時に算出・設定されます。TTL露出計は、レンズを通って届いた被写体像の明るさを測定して露出を判断する装置で、光学的には、光源から照射され被写体に当たって反射した光を測定していることになります。つまり、白色は反射率が多くて明るい光、黒は反射率が少なくて暗い光といったように露出計は判断するわけです。

しかし、一般的なTTL露出計は、明るさを測っても被写体の色を個別に判断しているわけではありません。基本的には、何でも中間色のグレーまたは人の肌色と同じ反射率を持つとみなして、その明るさに合う露出値を示すようにできています。このため、被写体が白色であれば、それは「グレーに強い光が当たって極端に明るいゆえに白く見えている状態」、逆に黒色であれば「グレーに当たる光が弱いゆえに黒く見えている状態」として、露出計は誤って判断します。したがって、露出をカメラまかせにしていると、白色に対しては明るすぎる光を弱めるために露光量を抑える露出設定(露出アンダー)を、黒色に対しては暗すぎる光をより多く取り入れようとして露光量を増す露出設定(露出オーバー)を、カメラが自動的にセットします。

結果として、カメラに露出をまかせきりにすると、何でも中間色のグレーに合わせた明るさに撮影されます。統計的に考えれば、一般の方が利用するカメラでは人の肌色を撮ることが最も多いので、大勢としてはこれで正解率が高められるのですが、カメラを向ける被写体が変われば、本来は白色または黒色であっても、写真になると、異なる色として再現されてしまうことがあるわけです。こうした自動露出に特有の判断の誤りを防ぐには、撮影するユーザー自身が露出計のクセを知って、必要に応じて露出誤差分を微調整するのがコツで、自動露出が付いているコンパクトカメラでも、いつも自動だけで撮れば良いというわけではありません。

気を付けたい一眼レフのファインダー逆入光

一眼レフカメラは、内蔵露出計がファインダーのあるペンタ部(ボディ中央の山になっているところ)に付いている機種がほとんどです。通常、カメラを手持ちで使う場合は、ファインダーを接眼してふさぐことになるので、これで問題ないのですが、三脚を使用する場合には、ファインダーからも光が入りやすくなるので、わずかに露出値がズレることがあります。精緻に露出値を調整する必要がある撮影では、こうしたファインダー逆入光にも注意しておいたほうが良いでしょう。逆入光を防ぐために、多くの一眼レフでは、三脚使用時にファインダーをふさぐためのキャップが付属しています。また、プロ用高級機種では、ファインダーをふさぐための専用シャッターがファインダー部に内蔵されています。これらは、シャッターを切る直前・直後に操作して、露光中のわずかな時間だけ利用します。なお、キャップを付け忘れても、ファインダーから入る光がフィルムや画像センサーに写ってしまう心配はありません。

 
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