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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

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2005.07.30

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【旅先でドラマチックな夕焼けを撮ろう】
デジタル・フィルムで独特の色を表現するポイント

夏休み、いつも見なれた景色とは違う場所へ旅する機会が増えれば、ドラマチックな朝焼けや夕焼けのシーンに出会うこともあるでしょう。普段は風景写真など撮らないという方でも、旅先の夕焼けには思わずカメラを向けてしまうのではないかと思います。そこで、朝焼けや夕焼けに染まった、日中とは違う表情の風景を、写真に残すためのちょっとしたコツを、ご紹介したいと思います。

■朝焼け・夕焼けは「見た目」とは違う色で写真に写る

夕焼け ポジフィルムで撮影した夕焼けの残照。
鉄塔と山のシルエットを添景に、露出をややアンダー気味にして、
赤く染まった空のグラデーションを表現した例です。
(ご覧になっているパソコンのディスプレーによっては、
実際より写真が暗く見える場合があります。)

朝焼け・夕焼けには、地平線・水平線近くに浮かぶ大きな太陽と、空いっぱいに広がる赤い色というイメージを持っている方が多いでしょう。肉眼で見た朝焼け・夕焼けの印象は、まさしくその通りなのですが、カメラのレンズを通した風景は、「見た目」の印象とはかなり違った感じになります。

肉眼で朝夕の太陽が大きく見えるのは、地形や構造物と並んだときの「目の錯覚」なので、第一に、太陽の大きさに関しては、使用するレンズの焦点距離に対応したサイズでしか、写真には写りません。一般に、太陽は焦点距離の約100分の1の大きさでフィルム面に写るとされています。35ミリフィルムサイズで焦点距離200mmの望遠レンズを使って太陽を撮ると、フィルム上の画像の大きさは、たったの2mm。望遠レンズで撮っても、フィルム1コマの短辺に対して10分の1くらいの直径にしか、太陽は写らないというわけです。だから、イメージ的には大きいと思い込んでいる朝夕の太陽でも、普通の機材で撮影した場合では、それほど大きく写るわけではないことがわかります。

また、色に関しても、フィルムの場合は日中の晴天屋外で、最も適した色再現ができるように設計されているので、朝焼け・夕焼けを撮影すると、目で見た感じより、赤みが強調されて写る傾向があります。でも、この写真なりの赤い光こそがドラマチックで良いという考え方もあるので、フィルムの特性を知って、うまく表現に活用しましょう。デジタルカメラの場合は、まったく事情が異なるので、詳しくは後述します。

■一般的なカメラで朝焼け・夕焼けの風景を撮るコツ

朝日 ネガフィルムで撮影した海岸線から昇る朝日。
フィルムから直接スキャンして、デジタル画像を作成した例です。
ネガは被写体の細部まで輪郭を表現しやすいですが、
ポジフィルムに比べるとフラットな発色になるようです。

太陽は、200~300ミリクラスの望遠レンズでも、それほど大きくは写らないので、一般的なカメラ機材の場合、朝焼け・夕焼けの撮影は、地上の風景を同じ画面に取り入れることが多くなります。具体的には、地平線・水平線の見える場所を選ぶことになるので、海岸線から沖合いを眺めるか、もしくは山の上から下界を見渡すようなシーンになるでしょう。日本国内では、見渡す限りの地平線というのは、なかなか見つけにくいですから、ほとんどは、この2つのパターンになると思います。

さて、太陽をからめたフレーミングのコツは、画面内にある太陽以外の部分を、どれだけはっきりと写せるか、よく考えて撮ることです。太陽が沈みかけているとき、地上は相当に暗くなってきているので、太陽と地上の風景との露出差が大きくなっています。つまり、太陽に露出を合わせて撮影すると、地上の風景は黒つぶれして影としてしか写らないということです。したがって、画面上では赤色に映える空の部分を大きく取り、地上はシルエットで添景に利用してフレーミングすることが、必然的になるでしょう。

海岸線からの撮影では、海面に映る太陽の光を生かしたり、小さな島や、航行する船の影を写し込むと、写真に変化を付けることができます。カメラの露出設定は、朝焼け・夕焼けをメインに、地上の風景をシルエットで表現する場合なら、自動露出に頼ってもOK。色の表現にこだわるなら、プラス/マイナス1段程度の範囲にわたって露出補正を行い、段階露光として複数コマを撮影しておけば良いでしょう。段階露光のステップは、1/3段あるいは1/2段ずつで調整して、各補正値ごとにシャッターを切ります。マニュアル露出で撮影する場合、朝夕の時間帯は、およそ10分毎に露出値が変化するので、こまめに露出値を測り直す必要があります。

なお、朝日・夕日であっても、高度が高くて肉眼で見てまぶしいと感じるような状況のときは、望遠レンズで太陽を直視しないように気をつけましょう。望遠鏡で太陽を見てはいけないことと同様に、カメラの望遠レンズでも、明るい太陽を直接見ると目を傷めてしまう原因になります。

■機材選び・フィルム選びで変わる色の再現

夕暮れ デジタルカメラで撮影した夕暮れの空。
ホワイトバランスは自動設定とした例です。
夕日の赤い光が幾分緩和されて、地上の被写体を標準的な色で
再現しようとする自動補正の傾向が出ているようです。

フィルムの場合、ネガフィルム(最も一般的なプリント用フィルム)とポジフィルム(スライドフィルム)の2つを選ぶことができますが、朝焼け・夕焼けの撮影で、赤い光をドラマチックにとらえるなら、ポジフィルムをおすすめします。これは、撮影時点でフィルムに写る色が確定されるので、光そのものが持つ色を写真に表現することができます。ポジフィルムは、露出値を微調整すると、その効果がはっきりと結果に現れるので、好みに合わせた色を出すには最適です。

ネガフィルムは、フィルム上では色が補色に反転しており、写真としては、印画紙にプリントしたものが完成品になるわけですが、プリント時に必ず色調を補正することになるので、焼き方しだいでは、朝焼け・夕焼けの色も変わってしまう特性があります。ただし、ネガはポジに比べて露出の許容度が大きい、つまり露出計の示す適正値以上に明るい、もしくは暗い部分でも、なんとか見られるように写ってくれる対応力に優れているので、撮影状況によっては、ネガの方が効果的な表現が可能となることもあります。地上の風景を広く取り入れるようなフレーミングの場合、地上部分も黒つぶれさせないで、被写体の輪郭がわかるようにして夕景を撮影するなら、ネガを使うと狙い通りの写真になります。色の再現については、プリントをオーダーするとき、お店で焼き方を相談してください。

デジタルカメラの場合は、「ホワイトバランス」という設定機能を調整することで、朝夕の赤い光の写り具合を変えることができます。ホワイトバランスとは、被写体を照らす光の色が変わっても、白いものはいつでも白く写るように、カメラを調整するための機能のこと。屋外光、白熱灯、蛍光灯など光源が変わった場合に色カブリしないよう、この機能によって写り具合を補正するわけです。フィルムカメラには、あまり馴染みのない概念ですが、ビデオカメラには昔からこの調整機能が付いていました。

デジタルカメラでは、通常はカメラがホワイトバランスを自動調整していて、手動で設定することの方が少ないので、普段はあまり気にする必要はありません。しかし、朝焼け・夕焼けの光線下の場合、カメラが赤い光を打ち消すように自動で補正をかけてしまい、フィルムで撮ったときほどに、ドラマチックな赤色には写らないこともあります。そのような場合は、手動でホワイトバランスを晴天昼光用(色温度5200~5500K)に設定し直すと、フィルムで撮影した場合と同じように、空の赤色を強調した写真を撮ることができます。

 
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