【例年よりも若干早い開花予想】
桜前線がいよいよ北上

九州、四国では、いよいよ桜前線が高知県に3月18日上陸。寒さから開放され、シャッター音も心なしか軽快に聞こえる、撮影シーズンに突入です。

気象庁からの東北以西の「さくら（ソメイヨシノ）開花予想（3月19日）」によりますと、平年並みか、平年よりも若干、早いと予想しています。

気象庁のいう「開花」とは、花が5～6輪、開いた状態で、満開とは80％以上が咲いた時期を指しています。関東以西では、開花から約一週間後が満開状態になります。また、標高が100m高くなるごとに、開花は2～3日間、遅くなりますので、撮影時期のタイミングを外さないように注意してください。

主な都市の開花時期

＊九州地方
鹿児島　3月27日、熊本 3月19日、福岡 3月23日
＊四国地方
高知 3月18日、松山 3月27日、高松 3月27日
＊中国地方
広島 3月26日、岡山 3月28日、松江 3月31日
＊近畿地方
大阪 3月27日、京都 3月28日、神戸 3月28日
＊東海地方
名古屋 3月24日、岐阜 3月24日、静岡 3月20日
＊甲信越地方
甲府　 3月26日、長野 4月15日、新潟 4月9日
＊北陸地方
福井 4月4日、金沢 4月2日、富山 4月5日
＊関東地方
東京 3月29日、横浜 3月27日、宇都宮 3月30日

桜の撮影ワンポイント

1．時期を逸しないこと。70～80％程度の開花時期がチャンス。
2．全体、部分的、いずれの場合も「良い形」にこだわりましょう。
3．レンズは広角から望遠、マクロまで、豊富に持参した方が圧倒的に有利。
4．反射を抑えるPLフィルターも大事ですが、桜の色を出すにはスカイライトフィルターも有効。
5．三脚の使用もお忘れなく。
6．青空にこだわらず、霧や雨などの利用も……。
7．順光だけでなく、反逆光、斜光など、光の位置も重要。