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365日フォトコンテスト|2016春夏|結果発表トップタイトル
たくさんのご応募ありがとうございました。ここに審査結果を発表させていただきます。

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腕自慢コース

「風景」

総評:賞に入った作品は、素晴らしい作品が揃ったと思います。残念ながら賞に入らなかった作品は、綺麗だなあ、いいなあと思って撮ったことは伝わりますが、まだまだ作品として昇華されているとは言えません。何を綺麗と感じ、どこをいいと思ったのか、考えながらフレーミングするようにしましょう。コンテストに入賞するためには、常に問題意識を自分の中に持ち、それを主張する構図を考えて狙いを定めなくてはいけません。誰もが偶然のチャンスや場面に出会います。しかし、その偶然性の良さをより強調できる表現をしていかないと、見る者へ訴えるもののない、ただ写しただけの作品になってしまいます。

吉野 信 氏 審 査 員
吉野 信 氏

よしの しん/1943年生まれ。桑沢デザイン研究所リヴィングデザイン科卒業。1972年フリーの動物・自然写真家として独立。それ以後、日本国内にとどまらず、アフリカ、アラスカ、インド、ロッキーの野生と自然を求めて、その成果を多くの写真集や個展で発表。主な写真集に、『野生のバラード』(月刊さつき研究社)、『アラスカの詩』(日本カメラ社)、『THE ROCKY MOUNTAINS―ロッキーの野生』(平凡社)、『TIGER ODYSSEY』(美術出版社)、『吉野信自然美術館全5巻』(六耀社)、『野生のカメラ』(光人社)など多数。日本写真家協会会員、日本写真協会会員。

グランプリ1名:賞金30万円と楯写真をクリックすると拡大表示

腕自慢風景グランプリ
「生命力」
中野博志 (鹿児島県鹿屋市) 鹿屋/鹿屋店

寸評:桜島の噴火の様子を撮った作品ですが、煙の量の凄さと形が、とてもダイナミックです。青空に吹き上がる黒煙の勢いがまさにタイトル通りで、「生命力」がものすごく発揮された作品だと思います。そして手前の港町と、海には船と生簀が浮かんでいるという広がりのある風景もきちんと狙っています。ただ噴火の煙を撮るだけではなく、港町と海を入れることによって、噴火の臨場感をいっそう強めています。力強さを感じるグランプリ作品です。

「人」

総評:審査では、常に審査員として、その作品の意味を考えます。単に美しいから撮った、面白いから撮ったというのではなく、見る者に訴える力を持った作品を選ぶよう、常に心がけています。「人」部門では被写体への思いや感情、被写体と撮影者との関わりがとても大切です。その辺をきちんと考え、感じながらシャッターを切ることがいかに大事かを、常に意識しながら作品創りに取り組んでほしいと思います。ずっと眺めていたいと思わせるような、撮影者の思いが見る者へ伝わる作品が上位に入りました。

織作峰子 氏 審 査 員
織作峰子 氏

おりさく みねこ/石川県生まれ。1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、1982年大竹省二写真スタジオに入る。1985・1986全国二科展入選。1987年独立。女性の優しい視線で世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。日本全国や世界各地で写真展を多数開催する傍ら、テレビや講演に幅広く活躍中。大阪芸術大学教授。日本広告写真家協会理事。

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腕自慢人グランプリ
「午後の憩い」
大西ちひろ(香川県観音寺市) 観音寺/観音寺店

寸評:お孫さんが撮られたのかしらと想像しながら拝見しました。外からの柔らかな光が、犬とおじいさんを優しく照らしています。背景の植物が逆光線によって美しく発色し、本当に静かな時間が流れていることが実感できる作品です。日常の中にもこのような美しい光景、しかも写真ならではの表現で確立できる、こうした素晴らしいシーンというのが沢山あるのに、それを見過ごしてしまいがちなところを、光の状況を理解して撮っているところが素晴らしい。ささやかな空間がもたらす“美”を感じ取れる作品です。

「自由」

総評:非常にバリエーションに富んだ作品が集まり、とても楽しい審査になりました。今やボタンを押せば誰でも写真を撮れる時代です。となると、写す者のハートがそこに写り込んでいることが重要です。どこかで見たような作品を撮るのではなく、見る人へ自分らしさをアピールしてほしい。そのためにも、トリミングをもっと意識しましょう。不要な部分をトリミングして自己主張することで、写真はもっと楽しくなります。そして、プリントはお店の銀塩プリントで。おうちプリントとお店の銀塩プリントとでは、黒の締まりがまるで違うことを知ってください。コンテストはいかに美しく見せるかもポイントです。おうちプリントは黒浮きするので、反射光の影響を受けてせっかくの作品が違う印象の写真になってしまいます。ぜひ自分の作品を銀塩プリントしてください。その出来栄えに驚かれるはずです。

丹地敏明 氏 審 査 員
丹地敏明 氏

たんじ としあき/1936年広島県福山市生まれ。出版社の写真部勤務を経て、1963年フリーランスとなる。風景写真を中心に、民家、伝統工芸、職人、刀剣などへの関心も高く、撮影対象は多岐にわたっている。活動も、国内の出版物や展覧会ばかりでなく、中国、オーストラリアでの写真展は話題を呼んだ。後進の指導にも熱心で、撮影会に写真教室にと、日本中を駆け回っている。ビデオアドバイスによる通信講座、フォトパラダイスアカデミーを主宰。主要著書および共著には『丹地敏明写真集 沖縄』(主婦と生活社)、『日本の民家』(山と渓谷社)、『美しい日本の旅』(学習研究社)、『日本の伝統工芸』(ぎょうせい)、『森の水音をきく』(世界文化社)、『変幻譜・The Microcosm of Freeze』(芸文社)、写真集+CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)、など多数。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。丹地敏明公式サイト http://www.toshi-tanji.com

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腕自慢自由グランプリ
「眠らぬ街」
岩崎幸男(東京都青梅市) 東京/羽村店

寸評:非常に華やかで、こんなにも人工物が美しく感じられるとは驚きです。人工光でこれだけ豊富に色が分かれるものかと思うほど、色彩が美しい。しっかり丁寧に撮られていて、光の中には生活する人々の動きまで感じられるようです。そしてタイトルも素晴らしい。第三者が見た時、作者との共有感が伝わってくるのは写真家冥利につきるのではないでしょうか。また、デジタルの素晴らしさも感じます。デジタルでなければここまで鮮明には写らなかったでしょう。大伸ばしに拡大して鑑賞したい作品です。

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