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2015 vol.12 秋山庄太郎記念「花」写真コンテスト2015入賞作品発表!! 応募総数約3,060点

写真家秋山庄太郎のライフワーク「花」。図鑑的な植物写真ではなく、写真芸術としてとらえ続けました。「美しい花をより美しく撮る」。それが、秋山庄太郎の花写真の原点です。秋山庄太郎創始による、「『花』写真コンテスト」は、2002年の第1回から数え、12回目を迎えました。「写真芸術の振興」と「福祉支援」、コンテストの志は、今も受け継がれています。

「ビックリ」倉見 千恵子(広島県)グランプリ

「ビックリ」倉見 千恵子(広島県)

※敬称は略させていただきました。

特選

「ブーケのようね」片岡美子(栃木県)
「ブーケのようね」
片岡美子(栃木県)
「影花」田村雅彦(千葉県)
「影花」
田村雅彦(千葉県)
「見上げてごらん」舘 弘美(東京都)
「見上げてごらん」
舘 弘美(東京都)
「小さき蘭花たち」太田 有美子(神奈川県)
「小さき蘭花たち」
太田 有美子(神奈川県)
「for you」深須絵理(神奈川県)
「for you」
深須絵理(神奈川県)
「花車」植木 勤(長野県)
「花車」
植木 勤(長野県)
「アフロヘアー」吉田和正(岐阜県)
「アフロヘアー」
吉田和正(岐阜県)
「赤の競演」菅 玲子(愛媛県)
「赤の競演」
菅 玲子(愛媛県)
「ヒゴタイの丘」石丸洋子(大分県)
「ヒゴタイの丘」
石丸洋子(大分県)

準特選

「凍る薔薇」竹花信一(岩手県)
「凍る薔薇」
竹花信一(岩手県)
「道」高橋 仁(秋田県)
「道」高橋 仁
(秋田県)
「山里の春」庄子一男(茨城県)
「山里の春」
庄子一男(茨城県)
「貴婦人」大竹章公(埼玉県)
「貴婦人」
大竹章公(埼玉県)
「耐えて 美しく」小野武弘(千葉県)
「耐えて 美しく」
小野武弘(千葉県)
「月の精」黒川良夫(千葉県)
「月の精」
黒川良夫(千葉県)
「水彩画」境野洋子(東京都)
「水彩画」
境野洋子(東京都)
「こんにちは」田所俊一(東京都)
「こんにちは」
田所俊一(東京都)
「春盛り」竹内正義(東京都)
「春盛り」
竹内正義(東京都)
「ルピナス鳥かな?」天池信夫(神奈川県)
「ルピナス鳥かな?」
天池信夫(神奈川県)
「出番待ち」中山智子(神奈川県)
「出番待ち」
中山智子(神奈川県)
「白の舞い」井上悦明(神奈川県)
「白の舞い」
井上悦明(神奈川県)
「川縁のネコヤナギ」池田 豊(長野県)
「川縁のネコヤナギ」
池田 豊(長野県)
「浮き花」田辺寿郎(新潟県)
「浮き花」
田辺寿郎(新潟県)
「春告げ花」金子範夫(新潟県)
「春告げ花」
金子範夫(新潟県)
「チューリップの絨毯」春多康彦(富山県)
「チューリップの絨毯」
春多康彦(富山県)
「共鳴」前川和子(愛知県)
「共鳴」
前川和子(愛知県)
「スポットライト」山本詔明(愛知県)
「スポットライト」
山本詔明(愛知県)
「目覚め」谷内 浩(三重県)
「目覚め」
谷内 浩(三重県)
「優雅」米田 紘(兵庫県)
「優雅」
米田 紘(兵庫県)
「命」廣瀬光八(兵庫県)
「命」
廣瀬光八(兵庫県)
「ミツマタ」佐藤 寛(奈良県)
「ミツマタ」
佐藤 寛(奈良県)
「游(ながれ)」福原純孝(島根県)
「游(ながれ)」
福原純孝(島根県)
「水中の宝石」黒住洋子(岡山県)
「水中の宝石」
黒住洋子(岡山県)
「ブルーローズ」北山美紀(岡山県)
「ブルーローズ」
北山美紀(岡山県)
「アヤメ」山縣直幸(広島県)
「アヤメ」
山縣直幸(広島県)
「幽玄」池田 剛(広島県)
「幽玄」
池田 剛(広島県)
「寄り添ひて(フクジュソウ)」中野英治(山口県)
「寄り添ひて(フクジュソウ)」
中野英治(山口県)
「浮雲」村上浩幸(山口県)
「浮雲」
村上浩幸(山口県)
「アイス フラワー」渡部 たか子(愛媛県)
「アイス フラワー」
渡部 たか子(愛媛県)
「花手毬」太田和子(高知県)
「花手毬」
太田和子(高知県)
「赤い帽子の天使」富安 由紀子(福岡県)
「赤い帽子の天使」
富安 由紀子(福岡県)
「地球上にただひとつ キバナノツキヌキホトトギス」大西展子(福岡県)
「地球上にただひとつ
キバナノツキヌキホトトギス」
大西展子(福岡県)
「一面のソバの花」伊藤蓉子(福岡県)
「一面のソバの花」
伊藤蓉子(福岡県)
「ひまわりの中で」森田昭代(福岡県)
「ひまわりの中で」
森田昭代(福岡県)
「初春の宴」德永義貞(福岡県)
「初春の宴」
德永義貞(福岡県)
「One for all all for One」本田泰一(大分県)
「One for all all for One」
本田泰一(大分県)
「百合の花」豊田康雄(宮崎県)
「百合の花」
豊田康雄(宮崎県)
「野の花」東 義夫(宮崎県)
「野の花」
東 義夫(宮崎県)
「初秋の雨」豊廣俊治(鹿児島県)
「初秋の雨」
豊廣俊治(鹿児島県)

入選

「人生色々」畠山陽子(北海道)
「人生色々」
畠山陽子(北海道)
「存在感」藤川章子(北海道)
「存在感」
藤川章子(北海道)
「みんないっしょ」菅原 さくら(青森県)
「みんないっしょ」
菅原 さくら(青森県)
「花月」遠藤康彦(福島県)
「花月」
遠藤康彦(福島県)
「オニアザミ」尾形正苗(茨城県)
「オニアザミ」
尾形正苗(茨城県)
「ときめき」塚本留蔵(茨城県)
「ときめき」
塚本留蔵(茨城県)
「霧 晴れて」高田宗武(茨城県)
「霧 晴れて」
高田宗武(茨城県)
「初秋のころ」水口忠男(茨城県)
「初秋のころ」
水口忠男(茨城県)
「はじける初夏の光」井村敏也(茨城県)
「はじける初夏の光」
井村敏也(茨城県)
「花林」金子洋祐(群馬県)
「花林」
金子洋祐(群馬県)
「やすらぎ」須田園美(埼玉県)
「やすらぎ」
須田園美(埼玉県)
「炎の兄弟」泊り忠昭(千葉県)
「炎の兄弟」
泊り忠昭(千葉県)
「ワイングラス」三上保子(千葉県)
「ワイングラス」
三上保子(千葉県)
「華麗に変身」伊藤長吉(千葉県)
「華麗に変身」
伊藤長吉(千葉県)
「斜光に照らされて」高畑昌志(千葉県)
「斜光に照らされて」
高畑昌志(千葉県)
「ひっそりと」安井美恵子(東京都)
「ひっそりと」
安井美恵子(東京都)
「バラ習作①」柳瀬良治(東京都)
「バラ習作①」
柳瀬良治(東京都)
「ガーベラ」吉川 美和子(東京都)
「ガーベラ」
吉川 美和子(東京都)
「大地星景」堀尾 浩一朗(東京都)
「大地星景」
堀尾 浩一朗(東京都)
「自慢顔」新井文夫(東京都)
「自慢顔」
新井文夫(東京都)
「メルヘンの森」落合俊哉(東京都)
「メルヘンの森」
落合俊哉(東京都)
「陽春の輝き」内藤健一(神奈川県)
「陽春の輝き」
内藤健一(神奈川県)
「再花」二宮高治(神奈川県)
「再花」
二宮高治(神奈川県)
「トレニア」田中 實(新潟県)
「トレニア」
田中 實(新潟県)
「鬼ユリ」田村 卓(新潟県)
「鬼ユリ」
田村 卓(新潟県)
「白糸草」佐藤武男(新潟県)
「白糸草」
佐藤武男(新潟県)
「淡く優しく」渡邉 隆(新潟県)
「淡く優しく」
渡邉 隆(新潟県)
「秋の舞」小林 淳(岐阜県)
「秋の舞」
小林 淳(岐阜県)
「花帽子」伊藤洋子(静岡県)
「花帽子」
伊藤洋子(静岡県)
「春色の午後」高野好史(静岡県)
「春色の午後」
高野好史(静岡県)
「ファンタジー」鈴木義徳(静岡県)
「ファンタジー」
鈴木義德(静岡県)
「満ちる時」大石 ちひろ(静岡県)
「満ちる時」
大石 ちひろ(静岡県)
「四季桜ともみじの共演」大嶋義孝(愛知県)
「四季桜ともみじの共演」
大嶋義孝(愛知県)
「北の大地」宮﨑秀翠(三重県)
「北の大地」
宮﨑秀翠(三重県)
「新天地に向かって」中村正樹(三重県)
「新天地に向かって」
中村正樹(三重県)
「ブローチ」深井征子(京都府)
「ブローチ」
深井征子(京都府)
「蕾のおてて」高野 久美子(大阪府)
「蕾のおてて」
高野 久美子(大阪府)
「燃え立つ!」小西健志(大阪府)
「燃え立つ!」
小西健志(大阪府)
「成育」末永進治(山口県)
「成育」
末永進治(山口県)
「三姉妹」喜多昌弘(徳島県)
「三姉妹」
喜多昌弘(徳島県)
「光を目指して」村尾 匠(香川県)
「光を目指して」
村尾 匠(香川県)
「Pink in the glass ball」宮武 眞智子(香川県)
「Pink in the glass ball」
宮武 眞智子(香川県)
「春の彩」竹村悦子(高知県)
「春の彩」
竹村悦子(高知県)
「春爛漫」矢頭昭治(福岡県)
「春爛漫」
矢頭昭治(福岡県)
「カタバミ親子」伊東映子(福岡県)
「カタバミ親子」
伊東映子(福岡県)
「花ホタル」西田佳記(長崎県)
「花ホタル」
西田佳記(長崎県)
「心燃ゆる花」江口 誠(熊本県)
「心燃ゆる花」
江口 誠(熊本県)
「三姉妹(ウラシマ草)」山本聡明(大分県)
「三姉妹(ウラシマ草)」
山本聡明(大分県)
「ホテイアオイ」藤井 ゆかり(鹿児島県)
「ホテイアオイ」
藤井 ゆかり(鹿児島県)
「風鈴 ブッソウゲ」小橋川 晃(沖縄県)
「風鈴 ブッソウゲ」
小橋川 晃(沖縄県)


総評:花の思いを写真に込めて

審査員 丹地敏明 氏
総評 今回は個性的な作品が意外と少なく、非常に難しい審査になりました。これ!という作品がなかなか決まらなかったのは、作り手の意思が作品に伝わっていない証拠ではないかと思います。もっと様々な花を数多く撮り、腕をみがいてほしいと思いました。今回のグランプリ作品「びっくり」は、びっくりしている雰囲気がとても良く表現された作品です。ブーゲンビリアに花芯が三本あるのを見るのは僕も初めてです。赤と黒は愛称の良い配色で、カラーバランスもとても良かった。情景的に見ると花が顔のように見えるのも面白い。花を見たら、人は明るく爽やかな気持ちになるものです。そんな気持ちにさせてくれる作品に、もっと出会いたいと思います。
たんじ としあき/1936年広島県福山市生まれ。1963年山田書院写真部を経てフリーランスとなる。国内外ともに旅にまつわる取材が多く、風景・生活・民芸・工芸など撮影対象は多岐にわたる。第21回全国カレンダー展で通産大臣賞受賞。「西表国立公園郵便切手」「小笠原国立公園郵便切手」の原写真撮影者。出版物に丹地敏明写真集『沖縄』(主婦と生活社)、写真集+ CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)など多数。「美しい日本の歴史的風土100選」選定委員(平成19年)、日本写真家協会会員、日本写真協会会員、日本風景写真協会名誉会員。 審査員 鈴木理策 氏
総評 全体的にオーソドックスな作品が多い印象を受けました。ストレートに撮るだけで終わっている。また、作品作りを優先して肝心の花の魅力が消えている。2つの残念なパターンがあったように思います。もちろん作品を作る上で自分なりの世界観や段取りは大切です。しかしそれが目立ちすぎると、最初に花と出会った時の純粋な驚き、新鮮な感動といった部分がどんどん消えてしまいます。撮りたい花に出会ったら、写真的な構図やフォーカスを考える前に、まずその花の魅力を感じ取りましょう。グランプリや特選に選ばれた作品は、花の形やアングルがとても魅力的でした。偶然出会った花の魅力、その面白さをより引き出した作品が上位に選ばれたと思います。
すずき りさく/1963年和歌山県新宮市生まれ。1990年初個展。時間や記憶、場所の気配など、視覚に収まらない感覚を主題とする作品を発表。写真集に『White』(edition nord,2012年)、『熊野、雪、桜』(淡交社, 2007年)等。 受賞歴:第25回木村伊兵衛写真賞(2000年)、第22回東川賞・国内作家賞、平成18年度和歌山県文化奨励賞(共に2006年)、写真協会年度賞(2008年)。 作品収蔵先:東京国立近代美術館、東京都写真美術館、川崎市市民ミュージアム、青森県立美術館、ヒューストン美術館(Texas,USA)、国際写真センター(NY,USA)、プリンストン大学美術館(New Jersey,USA)等。 審査員 上野正人 氏
総評 全体としては、過去の入賞作品や世の中の流行の撮り方に影響を受けた作品が見受けられました。グランプリ・特選という上位に入る作品は、花の持つ魅力を丁寧に、かつ精一杯引き出している印象を受けます。本コンテストは、花が、いわば“モデル”です。“モデル”をいかに美しく、可愛らしく見せられるか。また、その一枚の作品から、どんなドラマを感じさせることができるか。見る側を引きつけ、考えさせることができる作品が上位に入ってきているなと感じました。グランプリ作品は、赤と黒の強いコントラストの中にも品の良さを感じさせる楽しい作品です。今回は落ち着いた作品が多い印象ですが、中でも品の良さを感じさせる10点が上位に並びました。
うえの まさと/1954年東京都大田区に生まれる。法政大学法学部法律学科卒業、同文学部博物館学芸員課程修了。出版社編集部勤務後、フリーエディターとして企画編集、取材、執筆に従事する一方、学芸員として展覧会の企画、障がい者が働ける美術館設立、養護学校で写真の授業等に携わる。2002年、『第1回秋山庄太郎「花」写真コンテスト』を岳父秋山庄太郎らと創設し、審査や運営に携わってきた。秋山没後、秋山庄太郎写真芸術館の設立と運営、各地での秋山庄太郎展や講演、秋山の遺志でもあった写真芸術と社会福祉の支援活動等を行なっている。編著に『科学からのメッセージ/カラーフィルム』、『写真家 秋山庄太郎』、『ボタニカルアートの輝き』など多数。秋山庄太郎写真芸術館館長、株式会社秋山庄太郎事務所代表取締役、秋山庄太郎写真芸術協会会員、日本写真協会会員、全日本博物館学会会員。


主催:秋山庄太郎「花」写真コンテスト実行委員会
協賛:秋山庄太郎写真芸術館、カメラのキタムラ
後援:一般社団法人 日本フォトコンテスト協会、NPO法人 フォトカルチャー倶楽部
お問い合わせ:050 - 3116 - 8888(キタムラなんでも相談室)

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